6/10 MOD LUNG presents "MODERN LANGUAGE BLUES QUEST レコ発"@下北沢ERA/SECRETS/NAVEL/1000 TRAVELS OF JAWAHARLAL/FRAGMENTS/MOD LUNG

NAVEL

つーワケで、先週の土曜はライブを観に行ってきました。今日は、その模様の前編をお届け。

 ハコが下北ということもあり、早めに着いても手持ち無沙汰になるコトが目に見えていたにも関わらず、ちと移動時間の見積もりを見誤ってしまったせいで、17時半過ぎに下北に到着してしまいまして。街を散策しようにも、下北の地は、渋谷ほどではないにしろ、確実に性の合わない街なので、とっととERAを目指して移動。ちなみに、ERAに行くのは、昨年夏のKAOSPILOTの公演以来。
 オシャレな人ごみを潜り抜け、さっくりとERAに辿り着いたは良いものの、当然の如く知り合いの姿は見当たらず。とりあえずITさんに電話してみたら、ちょうどNAVELの面々とメシを食いに出たところで、30分は戻れないとの報が。しゃーないので、予約してた前売りを入手し、あてどなく佇んでいると、BIG BOYSのTシャツを小粋に着込んだSDさんが到着。なんと、BIG BOYSのTシャツの下にNAVELのTシャツを着込んでいるという、心憎い演出に嫉妬。
 ちなみに、当日、誰からもツっこんでいただけませんでしたが、ワタクシが着ていたTシャツは、JOY DIVISIONの"Box"という、CD3枚+ポスター+Tシャツが同梱されたボックスセットに同梱されてるTシャツだったのですよ・・・。
 閑話休題
 昨今のアニメ事情についてSDさんと熱く語っていると、SDSのTシャツを身に纏ったイケメンBBさんが到着。手にはしっかりアルコールを握り締めており、やる気満々ですよw?さらには、KZさんがBRさんを伴ってやって来まして、いよいよもって、ERAの前の一部地域から、強烈なアキバ臭が漂ってまいりましたよ?
 そんな空気を敏感に察知したのか、ここで遂に御大IT先生が、満を持して登場。その豊満なバディを包んでいたのは・・・先日アキバで購入した、この↓Tシャツ。
http://www.cospa.com/db/up.php?NO=4531894232209
 さすが御大!期待を裏切らないぜ。駄菓子菓子、本来ならそのTシャツの柄に皆の視線は釘付けになるはずなのに・・・我々は目撃してしまったんです。その豊満なバディの中でも、一際存在感を見せつけてくれていた腹部を・・・。
 それは、腹部と言うには、あまりにも大きすぎた・・・。
 暫し皆が絶句した後、総ツッコミが開始された。
「こないだ会ったときは、こんなお腹じゃなかったよね?」
「妊娠8ヶ月?」
「誰の子?誰の子?」

等といった具合に集中砲火を浴びるITさん。が、一向に悪びれることなく、平然と受け流してやがりますよ?太っ腹は伊達じゃないってことか・・・w。
 ひとしきりITさんを弄ったところで、今度はその矛先がBRさんに向けられる。BRさんは手にずっと「とら」の紙袋を握り締めていたのですが、それに目敏く反応したBBさんが、紙袋の中身を出せと恫喝おねだり。すると、最初は抗っていたBRさんでしたが、やがて観念したのか、渋々袋の中の秘められたブツを小出しにしてきまして。
 それは、言うまでも無くエロゲ。
 それに猛然と反応したのは、言うまでも無くITさん。パッケージを例の熱視線で視姦したと思いきや、発した一言が
「おっぱいおっきーねー!!!」
 ちょwwwおまwwwww。ココはオシャレタウン下北沢で、周囲にいるのは、MOD LUNGやsnuffy系を愛する、心優しき純朴なemo kidsたちなんですよwww!?皆、明らかに苦笑いを浮かべながら、なにやら汚物を見るような視線でこちらをチラ見してやがりますよ?
 イヤ!そんな目で見ないで!・・・でも、もっと蔑んだ視線で見下して!
などとワタクシは一人悶絶しておったのですが、件のダメっコたちは、周囲のそんな喧騒をよそに、嬉々としてブツを眺めながら歓声を上げ続けた挙句、ERAのスタッフさんから「あまり騒がないでください」と冷静に注意されてましたw。
 毎度のコトですが、ホント皆、穴掘って埋めちゃえ。
 注意を受けたところで、ITさんは支度のためにERAに移動。我々も、順次入場手続きを済ませ、荷物をコインロッカーに放り込んだところで、ERAへと移動を開始したのでした。
 ERAは、建物の4Fにありまして、基本的に歩いて昇らなきゃいけないのですよ。だもんで、BBさんと共にひーこら言いながら階段をぐるぐると昇っていきまして。
 どうでもいいですが、こういう狭い階段を昇っていると、気分は都産貿サンシャインシティでの即売会!ってなっちゃうのは、ワタクシだけじゃないと信じたい。
 それはさておき、ようやく4FのERAに到着し、入場。相変わらず小奇麗でオシャレな佇まいのフロアの雰囲気に、あからさまにテンションが下がるワタクシ。とりあえず、キャップを斜めに被ってるお子様を観た瞬間に、本気で帰りたくなったのは、ココだけのヒミツだw。
 が、そんなしょんぼりムードなワタクシの視界に、見慣れたプランパー・バディが飛び込んできまして。会場のオシャレな雰囲気をナチュラルに拒絶しているその佇まいを見るにつけ、
「あぁ、ITさんは、やっぱこういう場所にいても、一向に存在がデオドラントされないんだなぁ・・・」
と、妙なところで感動しちゃったり。
そんなITさんと談笑してるとこに、続々と他のメンバーも合流。会場の健やかでemoい空気が、見る間に澱んでまいりましたよ?あぁ、落ち着く落ち着くw。
 てなコトをしてるうちに、開幕間近。トップは、かつて好きだった*1INTERNATIONAL JET SETやPAUSEのメンバーが在籍するSECRETSだったので、最前列に移動。途中、ステージ前方にべったりと床に座ってるお子様たちがいらっしゃいましたが、邪魔だったので、肩越しに跨いで突破。背後ではBBさんたち( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )と今の所業について囁きあう声が聴こえましたが、蟲蟲無視無視。
SECRETSは、G&vox、B、vox&Dsのスリーピース。ぶっちゃけ、誰が誰だかよく分かんないんですが、声から察するに、Dsの人がex.INTERNATIONAL〜かと。
 で、肝心のサウンドなんですが、INTERNATIONAL JET SETを、もう少しロックっぽくした感じ。が、どうにもしっくりこない。INTER〜やPAUSEと比べると現時点では楽曲に個性が感じられず、かといって演奏面では特筆すべき点も無いので、どうにも煮え切らない。INTER〜の人のvoxは、さすがに味があったけど、それだけじゃなぁ・・・。
 全体的にシンプルなのは良いと思うんですが、そのシンプルさに堪えうる楽曲が書けないことには、そのシンプルさがかえって仇になるっつーか。言うほど悪くは無かったんですが、期待値が高かっただけに、個人的には、ちょっと・・・。
 そんな停滞したムードを打ち破ってくれる存在が、NAVEL。観るのは、GIG-ANTICでCIGARETTEMANとかとやったとき以来だから、7〜8年ぶりぐらい?ホントはセッティングの段階からITさんを弄りたかったんですが、ERAはセッティング時に緞帳ばりにスクリーンが降ろされてしまうので、セッティング光景が拝めないのですよ・・・。だもんで、我々は、ただ待つことしか出来ない・・・(´・ω・`)
 しかも、我々の期待に反し、場内のBGMはCMJチャートばりなアメリカン・ロック一辺倒でして、どうにも士気が高まらない・・・。なんでBGMにアニソンやオタソンがかかってないんだ?NAVELは日和ったのか?もしくは、ERAの側からNGを出され、涙を呑んで現状に甘んじているのか?様々な憶測が飛び交うも、真実は藪の中。なんとか場を盛り上げようと、BBさんがお得意のケータイを駆使し、ハレ晴レユカイのPVやらMOSAIC.WAVやらをかけてはみるものの、皆の表情は浮かばぬぬまま・・・。
 こうして、煮え切らない想いを抱えたまま、客電が落ち、スクリーンが上がっていったのです。
 場内の歓声に混じり、なにやら開演を告げるBGMが鳴っております・・・って、あら?なんか聴き覚えがある曲な気が・・・!!!
MOSAIC.WAVキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!
 やっぱりNAVELは、俺たちの期待を裏切らない!そこにシビれる!あこがれるゥ!
 無論、場内の極少数のグループが即反応し、お祭り騒ぎ。KZさんはワインボトルを振りかざし、お得意の英語で煽りまくり、BBさんはBGMにコーラスの相いの手を入れ、場内をドン引かせる。俺は最前列でひたすら大爆笑。そんな一部のKOOLな観客をよそに、スタート。不意打ちだったMOSAIC.WAVが効いたのか、場内はなかなかの盛り上がり。弱いながらも若干の圧力を背後に感じ、ようやくライブを観に来てる実感が湧く。
 久しぶりに観たNAVELは、良い意味で昔と何も変わってなかった。ただただ良い曲を作り、それを愚直なまでにひたむきに演奏し、歌う。そんなシンプルなんだけど揺ぎ無い姿勢を抱き、真摯に活動を続けているからこそ、いろんな人の心に響き、愛され続けているのかしら。
 サウンドの心地良いヴァイブはフロアに浸透していき、皆、歌ったり、モッシュしたり、聴きいったりと、思い思いのスタイルで楽しんでいる。楽しみ方のスタイルこそ違えど、その表情は一様に晴れやか。あぁ、こういう空気感は、ホント久しぶりだなぁ・・・。
 そんなフロアの雰囲気にバンドも呼応。特にイトウさんのドラミングに顕著で、序盤は大人しめなスタイルだったのに、気がつけば、隙あらばブラストに近いツーバス連打を曲の合間に挿し込んできたりして、やりたい放題。が、この日はリズムセクションサウンドバランスが控え目になっており、低音は弱いはドラムは小さいわで、せっかくのブラストも今ひとつ真価を発揮できなかった気が・・・。惜しい。
 てなカンジで、サウンド・プロダクションは今ひとつでしたが、内容に関しては満足満足。"Closed Man"を演ってくれなかったのは減点対象だけどなw!あの曲のイントロで丼飯3杯はイケるワタクシとしては、その点にだけは不満を禁じ得ませんでしたw。
 NAVELは、音源も抜群に素晴らしいですが、やはりライブでこそ真価を発揮するバンドだっていうコトを、再認識させられましたよ。
 ちなみに、8/5(土)@熊谷Blue Forestの他に、7/30(日)@二子玉川Pink Noiseという日程も追加*2されたんで、チェキです!兄チャマ!!

続く!

*1:今でも好きだけど

*2:対バンはONE WAY DOWN他