4/9 "Beer for Life vol.2"＠向ヶ丘遊園OTA STUDIO/ONE WAY DOWN/GROANING GROOVE/SPY MASTER
昨日は、ホントなら20000VでSLIGHT SLAPPERSやTONE DEAFを観る予定だったのですが、諸般の事情により行けなくなってしまいまして･･･orz
そんな鬱屈した気持ちを晴らすべく、今日はR.A.M.B.O.やMILES AWAYの来日公演やANGEL O.D＠新宿ペンタとかを蹴って、敢えてSPYやG☆Gを観に、向ヶ丘遊園に行ってきました。どっちのバンドも大好きなんだけど、ろくすっぽ音源出してないんで*1、聴きたかったら観に行くしかないしーｗ。
18時スタート予定だったので、17時半頃に向ヶ丘遊園に到着。スタジオ近くのコンビニにふらっと立ち寄ったら、Hさん、Kさんに遭遇。合流し、怒悪流や夜嬢帝国、千蔵マキ女史の消息などについてトークしつつ、OTA STUDIOへ。
スタジオ内はまったりムードで、ダラダラと談笑しつつくつろいでいる内に、トップにして今日の企画の主宰であるONE WAY DOWNの用意が整いまして、18時半前にスタート。
G&vox、B&vox、Dsというスリー･ピースのUKテイストなメロディｯク・ハードコア･バンド。湿り気を帯びた翳りのあるメロディを、荒々しい演奏でスピーディに叩きつけまくるという、正しく「メロディｯク･ハードコア」と呼びたいサウンドを放ってます。
ある種、east bay系にも通ずる、あと一歩でガタガタっていうようなギリギリのラインで踏ん張る、つんのめりまくりのドラム*2を筆頭に、とにかく熱い熱い。そうかと思えば、イントロでミスってしれっとやり直したりとか、MCで妙にモジモジしたりとかしちゃう、キュートな一面も垣間見せてくれたりして、ホント憎めないっつーかｗ。
7月には5曲入りの12"のリリースも予定されてるそうで、いよいよ本格的に最前線に復帰ってな印象。カッコ良かったです。
お次は、毎度お馴染みGROANING GROOVE。月に1度は観たいバンドですｗ。常に平均点に高いバンドなのですが、今日は、ここ数回観た中ではベストのステージングを披露。とにかく、voxのオオノさんが躍動しまくりでキレまくり。完全にイっちゃってまして、凄いとしか言いようがない。常に動き回りつつ、全てを吐き出すかの如く叫びまくってる姿は、いつ見ても壮絶であり、ある種美しくすらある。
さらに、今日はBのオノデラさんの気合乗りも満点で、珍しくジャンプしたりして、かなり熱い動きを見せ、それに比例するかの如く演奏もドライブしまくり。
そして、今日一番驚かされたのが、珍しく披露されたカヴァー･ソング。なんと、THE ANIMALSの"We Gotta Get Out of This Place"を披露*3。このチョイスには、完全に意表を突かれました。G☆Gの曲では聴けないテイストの、ちょっとキャッチーなカヴァーであるが故に、実にG☆Gにフィットしてまして、さながら新境地開拓！ってな印象*4。
やるなぁ･･･！と関心してたトコに、"Crack"のイントロが鳴り響き、もう昇天。この流れで"Crack"を聴かせるっていう選曲の妙も最高で、たまらん！*5
新曲*6も問答無用のカッコ良さだし、ちょっと見ない間にも、確実に進化し続けてるってコトを実感させられた、素晴らしいステージでした。R.A.M.B.O.やMILES AWAYを蹴って来た甲斐があったってモンです！
そして、トリはSPY MASTERだったのですが、これまたヤられまして。ONE WAY DOWNのUKテイストに敬意を表し、冒頭はカヴァーっていうアナウンスと共に鳴り響いたイントロは･･･STUPIDSの"Wipe Out"ｷﾀ━━━ヽ(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)人(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)ノ━━━!!!! たまんねー!!!!!そんなモン、シンガロングするしかねぇぜ！っつーコトで、思わずコーラスやサビを勝手に歌うﾜﾀｸｼｗ。ここがスタジオじゃなかったら、周囲の迷惑省みずにダイブしてたよ、マジでｗ。
そんなビッグ･サプライズに根こそぎ持ってかれまして、後はもう為すがままに、甘美なearly USHCサウンドに酔い痴れるのみ。時間が無かったせいもあり、いつにも増して性急に、矢継ぎ早に曲を連発したせいか、かなり凝縮した濃ゆいステージになったんじゃないかと。もうちょっとゆとりがあるに越したコトは無いんだけど、こういう凝縮したステージングっていうのも良いよね。
3バンドっつーコトで、結構コンパクトなライブでしたが、正直、集中して全バンド観れるのってこれぐらいの数がベターなんで、個人的には好印象。ま、スタジオライブだから、こんぐらいコンパクトでもやれるんですがね。
ところが、そんなスタジオライブの最近の聖地であったOTA STUDIOですが、この日を最後にスタジオ･ライブが出来なくなった模様。次の企画を入れようとしたら、スタジオ側からやんわりと断られたそうで･･･。負の歴史は、またしても繰り返されてしまった･･･。俺も含め、猛省せねばなるまいて。
