• 沙悟荘「コト輪〜完全版〜」
  • 沙悟荘「爆乳晶 姫御前。」コピー誌

 昨年の夏コミにリリースされたゾイド本「コト輪 暫定版」の完成版が、ようやくリリース。待たされた甲斐のある、特濃な仕上がりとなっております。
 暫定版にトーンやベタを施し、さらに濃厚なシーンをたっぷりと追加してありまして、もうお腹いっぱいw。内容的には前回のreview参照*1。暫定版では陵辱のイントロっつーか、1 vs 1なシチュしか描かれてませんでしたが、追加されたパートでは、たっぷりと輪姦シチュも描写。抗いながらも、徹底的に陵辱され、徐々に徐々に肉欲に溺れ、堕ちていく様がstoner風味に描かれてまして、暫定版では余り目立たなかった、寝取られ要素が急浮上。
 執拗な膣内射精の連続の挙句に、遂に陥落し、ルージきゅんの目の前で股を広げ、膣内から零れ落ちる精液を隠そうともせず、歓喜と失意が入り混じった涙を流しながら更なる陵辱をおねだりする*2コトナさんの姿がエロ過ぎです。そして、そんなコトナさんの痴態を、虚ろな目で茫然と見るルージきゅんの姿が悲哀を誘うっつーか・・・。
 前回のreviewで陥没乳首云々には触れましたが、追加パートで顕著なのが、喘ぎの表現やイキ顔、泣き顔等の、気合の入った描写の数々。普通の陵辱ネタって、結構あっさりと陥落しちゃうパターンが多いのですが、瀬浦さんはコトナの気丈な性格と純情な気質をしっかりと反映させ、最後の最後まで抵抗心を残すことによって、陵辱に於ける陰惨さや救いの無さをきっちりと描写して魅せてくれてます。どうしようもなく絶望的で救いの無い話なのですが、「実は淫乱女でした」的な安直なネタに逃げず、「陵辱」というテーマと真正面から取り組んだ姿勢は、素晴らしいな、と。
 瀬浦さんの陵辱ネタっていうと、以前にスクランの本がありましたが、あのときには理不尽さばかりが目について、ただ陵辱して終了ってなカンジで、どうにも楽しめなかったのですが、その点、今作では犯される側の心理描写をしっかりと描いたおかげで、地に足の着いた陵辱作品に仕上がったのではないか、と。ネタの好き好きは確実にあるでしょうが*3エロマンガとして、非常に素晴らしい作品に仕上がっていると思います。エロ度でいくと、俺が冬コミで買った作品群の中でもトップ3に入る逸品。CORRUPTEDばりの重厚で陰惨なエロっぷりに完全粉砕。エロマンガが好きなら、買っとけ。最高。marvelous!!!
 「爆乳〜」は、同じく冬コミでリリースされた舞-HiME本で、巧海×晶のラブラブ・エロエロ・ネタ。舞-HiMEのラストから2年って設定で、すっかり爆乳に育ったw晶くんを美味しく頂いちゃうってなカンジ。晶くんの甘々なモノローグの分量多めで、ss+イラスト風味な構成。既にカップルとして出来上がっちゃってますが、まだほんのりとツンデレの名残を感じさせる晶くんのモノローグが、良い味出してます*4
 ちょっと乳を愛撫してから正常位〜キスしながら膣内射精*5、膣内に溜まった精液を零すまいとして、腰を上げたまま甘える晶くん・・・という破壊力満点なフィニッシュで、凶悪極まりない。ペンやトーンが入ってる完全な仕上がりなんで、作画的な読み応えも満点。
 オマケで、ハルカがユキノにちんこ扱かれちゃってるトコとか、エルスが触手に陵辱されちゃってるイラスト*6なんかも収録されてるし、ジャケ代わりに色紙なんかも使われてるしで、単なるコピー誌に止まらない、充実した内容でございます。これ、オフセだったらオススメなんだけど・・・ねぇ?ま、これだけの完成度を誇る作品なら、きっといつかオフセに再録されるでしょう・・・とか無責任なコト言っとく。
HP>http://www.fx.sakura.ne.jp/~ser/
ex.>id:PIG-M:20030822、id:PIG-M:20040112、id:PIG-M:20040927、id:PIG-M:20050117、id:PIG-M:20050906

*1:id:PIG-M:20050906

*2:させられる

*3:正直、俺は陵辱ネタ好きじゃないし

*4:すぐにデレデレになっちゃうトコとかがナイスw

*5:断面描写アリ

*6:あの「まきまき」の回のシーンの延長線上ですね