モグダンさんの夏の新刊は、珍しくモノクロ本で、マンガ仕様。モグダンさんの作品というと、フルカラー&イラスト+テキストというスタイルが真っ先に思い浮かんでしまうので、こういう仕様は新鮮ですな。
 「綾波クラブ」という会員制の裏サイトの会員の一人と綾波とのお話。つっても、会員が綾波を買って、各種シチュを堪能するってノリなので、いつもと同系列の展開でして、それを会員視点で描写してるってな内容。
 意図的なんだか天然なんだか判別しがたい、直裁的かつアタマ悪いw会員のモノローグ*1が独特のムードとテイストを醸し出していて、エロに特化した内容とジャスト・フィットしてるトコが素晴らしいw。なんつーか、初期CASUALTIES風味な、下品でdrunkなノリを感じるのは俺だけですか?・・・そうですか*2
 ちなみに、シチュは制服@野外&体操着@屋内で、無論着衣。体操着シチュでは、ブルマ&靴下のみで上半身は裸、というマニアックなシチュ*3も飛び出し、ニヤリとさせられますw。もはや原作の綾波とは別キャラな進化*4を遂げている肉感的な肢体も高ポイント。モノクロなれど破壊力は相変わらずですんで、オススメです。
 で、おまけ本。こちらはラフ・イラストが中心で、従来のフルカラー本のアウトテイク集*5風味。綾波のモノローグもあるしね。結構ヴォリュームもあるし、悪くない内容ではありますが・・・会場限定本なので、入手は困難*6。熱心なファン以外はスルーしても問題無いと思いますが。
HP>http://www.netlaputa.ne.jp/~l20mogue/
ex.>id:PIG-M:20030903

  • 梯子屋「梯子屋らくがき本2 Panzer rudel」

 上田梯子さんのサークルを初チェック。夏コミのとき、友人に頼まれて買出しに行った先のサークルがココでして、思わず自分の分もジャケ買いしてしまったというw。どういう内容の本かっていうのは、それこそジャケを見れば一目瞭然でして、ズバリ「ネコ耳少女と戦車」本ですw。
 こう書くと、なにやら薄っぺらい感じがしなくも無いですが、あにはからんや、内容は濃厚。戦車の描写は緻密にして重厚。WWⅡ時代のドイツ中心のセレクトで、MDのアドバンスド大戦略にハマってた身としては、かなりグっとくるチョイス。アメリ*7ソビエト*8もあるでよ戦車と併せて、その戦車の特徴や歴史、思い入れなんかをがっつりと語ったテキストも添えられていて、戦車に対する偏愛っぷりがひしひしと伝わってきますw。
 そして、そんな戦車と共に、ネコ耳、丸顔、オデコ広めなおにゃのコたちが軍服を身に纏って描かれてるワケですよ!しかも、歴史上の人物も擬人化*9されてまして、マンシュタインが、カリウスが、ポルシェ博士が、そして総統がw、愛くるしいネコ耳*10のおにゃのコとして描写されております・・・。この脳内変換っぷりは凄まじいぜw。
 とにかく、絵もテキストも凄まじい情報量で、圧巻。読み応え満点だし、なにより描き手が楽しんで描いてるヴァイブが伝わってきて、読んでて嬉しくなってきますね。俺は軍事系には疎いし、あんま興味無いんですが、そんな俺が読んでも充分に惹き込まれる、魅力と情熱溢るるステキな一冊。大推薦です。excellent!
HP>http://www.din.or.jp/~hashigo/

*1:とても高校生の思考とは思えないオヤジ・テイスト満載で、しかも解説風味

*2:BEER CITY風味でも可w

*3:そしてブルマの隙間から挿入

*4:無表情という肝心のポイントは継承

*5:或いはpreview

*6:主に金銭的に、ですが

*7:M4シャーマン

*8:T-34と共にネコ耳少女共産同盟員とかが描かれてますw

*9:っつーか擬ネコ耳娘化っつーかw

*10:一部けも耳