Sounds Like Violence@小岩eM SEVEN/LIGHT'S OUT/HABIT/ウサギスパイラルアー/サハリンブラザーズ

 昨日は小岩でライブでございました。午前中、テンションをあげるためにTo Heartの綾香先輩シナリオを再プレイ(違っ。いいカンジでテンションも上がったので、ちょっと早めに小岩に向かう。
 17時過ぎに小岩に到着し、てくてくとeM SEVENへ。フロアの中に入ると、まだ対バンのリハ中。カキヌマさんは出かけてるとのコトなので、ロビーでぼんやりと時間を潰す。すると、コレエダさんが到着。日曜の惨劇wの話題で盛り上がったりしょんぼりしたりしつつ、近場のスーパーに買出しに。
 そうこうしてると、徐々にメンバーが揃いだす。結局、この日は総勢9人での演奏という形態に。しかも、半数近い方とは初対面wにも関わらず、リハ無しの一発勝負。なんかもう笑うしかないですなw。顔見知りの面々と談笑してるうちに、トップのLIGHT'S OUTの出番に。
 LIGHT'S OUTはG&vox、G、Dsというスリー・ピース。元々はBもいたそうなのですが脱退してしまい、現在はベースレスで活動中*1。粘っこいとまでは言いませんが、いい塩梅でハードロック*2してるギター・サウンド変拍子も使う複雑かつパワフルでワイルドなドラムが炸裂する、かなり美味しいバックの上に線の細い歌が乗っかるというスタイルで、なんか面白いなぁ、と。
 特筆すべきはDsで、痩せてるにも関わらず、とにかくパワフルでタイト。複雑なビートも叩きこなし、サウンドを牽引してました。楽曲の傾向は結構バラバラで、ワイルドさを前面に出した曲もあれば、ラストの曲なんかは完全にemoだったりといった具合。現時点の編成での適正を考えるなら、emoいスタイルへシフトしたほうが良いとは思うんだけど*3個人的にはゴツいvoxなんかを入れて、ワイルドなスタイルでstonerっぽい路線に走って欲しいなぁ、と。パワフルなDsを活かさないテはないと思いますが、はてさて。
 あと、1曲終わるたびに無言&無音でチューニングし直したりするのは止めたほうが良いかと。なんか音を出すなり喋るなり、場内のテンションをコントロールする術は身につけといて損は無いんじゃないかしら?せっかくカッコよい演奏をしてるのに、その流れが寸断されちゃうのは、観てて気持ちの良いモンじゃないです。でも、それは慣れの問題だとも思うので、まぁしゃーないかしらん。以前にも観てるKさんの話によると、この日はもう一つだったとか。次はフルメンバー揃ってるトコを観たいですな。
 お次はHABIT。vox&G、B、Dsの、これまたスリー・ピース。オルタナっぽいサウンドなのですが、かなりうねるテクニカルなベースが印象深く、インスト・パートではなかなかの充実っぷりでナイス。ただ、ギターがイマイチ掴み所が無くて、まず鳴ってる音に芯が無いっつーか、ちょっとぼんやりとした輪郭。インスト部分での面白さから鑑みるに、おそらく意図的にこういう音で鳴らせていたのでしょうが、あんまり効果的とは思えませんでした。あと、voxも妙に浮遊感があって、単体では面白そうなんですが、バンドのサウンドとのマッチングには、若干の疑問も。
 ただ、インスト部分はアイディア豊富で面白く、ギターの弦が2本も切れても怯まず、チューニングを変更いてそのままプレイを続行させるなど、ステージ度胸とかもバッチリ。しかも、ラストはそんな己が不甲斐無さをプレイに昇華させ、かなりナイスなサウンドを炸裂させた後、ギターを叩きつけて終了というイカすアクションを披露。そこまでの衝動の過程が見えていたので、そのアクションにも納得。まだまだ課題は多いですが、続けていけばきっと面白くなると思います。
 お次はウサギスパイラルアーというバンド。G&vox、女性B、Dsという、またしてもスリー・ピース。こちらはTOUCH & GOやSSTなどの80's USアンダーグラウンド・ロックを意識したサウンド。わりとシンプルなパンク・サウンドにノイジーなインター・プレイを挿し込むスタイル。やりたいコトは分かるんですが、まだ頭でっかちな感は否めず、個人的にはちょっとのめりこめなかったかしら。個人的なハイライトは、ラスト、フロアに投げ捨てられたギターを拾ったELEVATIONのGの方が、ブチ切れのアクションでギターを掻き鳴らしてたトコw。やっぱカッコ良いわー、ELEVATION(違ッ
 さて、いよいよサハリンの出番と相成っちゃいました。なんせ9人編成なんで、ダラダラする余裕などあるワケもなく、銘銘そそくさとセッティングにとりかかる。何故かナッカメンさんだけがフロアに下ろされw、それ以外の8人はステージにひしめきあうフォーメーション。狭ッw!
 俺は前回同様ベース・アンプには目もくれずwマーシャルを拝借。今日はファズ、ディストーション、アナログディレイという繋ぎ。前回学んだので、フロアに出て出音のチェックをしたかったのですが、如何せん今回はフロアに行くにはシンセとジャンベを乗り越えていかねばならずw、何度も行ったり来たりなんてできゃーしませんw。しゃーないのでヴォリュームは控えめにセット。一息つく間もなく、カキヌマさんの合図の下、演奏開始。
 前回のような静かで緊張感のあるパターンじゃなかったので、序盤は苦戦。ある程度全体的なサウンド・スケープを捉えて対策を練ろうかと思ってたのですが、8人分の音など拾えるはずもなくw、早々に断念して作戦変更。幸い俺の周りにはドラムとジャンベというリズムセクションがいたので、その二人とのリレーションを最優先に音を鳴らす。
 ちなみに、俺の鳴らす音は、大雑把に分けると

  1. リフ
  2. 単音弾きでのメロディ
  3. ディレイによるSE的な残響音
  4. 各種ノイズ

といったカンジ。ノイズは、フィードバックノイズ、弦を掻き鳴らす、エフェクターの動作時に発生するノイズなどを使い分け。例えば、ディストーションなんかは完全に動作時に発生する高周波ノイズを活かすために使ってるってな塩梅。テクもアイディアも無いので、今はこれが精一杯ですな。
 それらを駆使し、なんとか立ち回る。個人的には、カキヌマさんのドラムとの絡みが面白かったなぁ。タイミングを合わせて音を出したり、どっちがギリギリまでタメを作れるかを競ってみたり、わざとタイミングをズラしてみたりと、かなり遊んじゃったり*4
 途中、観てた方が乱入し、シンバルを殴打しまくってスティックを叩き折る、というステキ・ハプニングもあり、俺も徐々に解放に至るテンションへと登りつめていったのですが・・・あれやこれやと足掻いてるうちに、なんと終演となってしまいました・・・。なんか自分の体内時計では20分も演ってないようなカンジだったのですが、実際には1時間弱が経過。まさに「あっという間」だったなぁ。もっともっと演奏してたかった・・・。
 なんつーか、今回も反省点が山盛りですな。フレーズがワンパターンだったり、音を出すタイミングがマズかったり、センスの無さが露呈*5したりと、忸怩たる思い・・・。ままならないなぁ。でも、やっぱ楽しいんだよね。この楽しさが自分だけでなく、一緒に演奏した方々とシェア出来てれば良いとは思いますが、そんなコト怖くて訊けやしねぇw。
 俺は自分の出してる音に関しては、全く確信が持ててないので*6いつだって疑心暗鬼なのですよ。マトモに弾けないっていうのを逆手にとって武器にはしてますが、それがエクスキューズに過ぎないっていう事実もきちんと踏まえてます。だから、ちゃんとした楽器を弾ける方々と一緒に演るっていうのが、あまりにもおこがましく思えてしまい、楽しいんだけど申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうのです。
 そんな気持ちを胸に秘めつつ、それでも次の機会へと思いを馳せてみるのです。

*1:Bは募集中だそうですが

*2:not メタル

*3:voxの歌も一番ハマってたし

*4:終演後、観てた方から、この一連のやりとりをしてる時、凄く楽しそうでした、と言うお言葉を賜りまして、自分の感じてたものが観てた方にもちょっとは伝わった、という事実に悦びを隠しきれなかったり

*5:まぁこれはどうしようもないんですが

*6:だって正式なチューニングの仕方は知らないし、コードも知らないし、弾いてるベースは1,2,4弦しか弦を張ってないってな具合ですからーw