「ROUTE 0 volume.8」@向ヶ丘遊園OTA STUDIO/VISTA/ENCROACHED/DANCE WITH ME/SPY MASTER/GROANING GROOVE

 練習後、反省会とかもせずに、逃げるように向ヶ丘遊園へ移動。14時過ぎに小岩を発ち、1時間ちょいで到着。その昔、GOとかを観にIMUに足を運んだコトはありますが、如何せん10年近く前の話だったので、フライヤー片手に向ヶ丘遊園の街並みを愛でつつ、ほってほってと歩く歩く。ぼんやりとIMUへの道を覚えていたので、迷うことなく現場に到着し、先行していたHさんやNさん、Iさん、Kさんらと合流。幸いにもまだ企画は始まってなかったので、一安心。何故か玄関があり、そこで靴を脱いで内部に入る土禁スタイルに戸惑いつつw、Hさん、Nさんと共にふたご姫談義とかに花を咲かせてたら、あっという間に企画開始時間に。
 スタジオの中に入ってみると、縦長な造りでかなりこじんまりとしたサイズ。20畳も無かったと思う。でも、内装はめっさ綺麗で土禁もちょっと納得?ちなみに、床はフローリング。
 トップは、VISTAというバンド。G、G&vox、B、女性Dsという編成のギター・パンク系バンド。ベースを除いては、ちょっと拙さも残る演奏だったのですが、ところどころキラっと光るセンスも感じさせてくれて、まずまず。特筆すべきはベース。センス抜群&極めてテクニカルなプレイを披露してくれて、もうベース以外見えない&聴こえないw。滑らかにフレット上を踊る指さばきは、美しくすらある。こんな強烈なベーシストが在籍してるんだから、もっとベース・ラインを前面に押し出したサウンド・テクスチャーを考慮すべきなんじゃないかしら?一見&一聴の価値あるプレイヤーです。
 どうでもいいけど、俺は相変わらず一番前で観てたのですが、冷房の風直撃を受けるスポットで、ちょみっと寒かったよw。
 二番手は、昨日観たばっかのENCROACHED。昨日はマエダさんが大爆発していたのですが、はてさて。序盤に手かなんかがぶつかって、天井に設置してあったマイクが落ちるという小アクシデント*1があったせいか、どうもマエダさんの動きが窮屈そうで、昨日ほどのテンションは感じられず。バックは、一時Dsがバタついてた気がしましたが、昨日よりは熱い印象。そのまま、ちょっと突き抜けきれずに終わっちゃうのかなー、と思ってたら、終盤にスパーク。バックの演奏とマエダさんのテンションがようやく絡み合い、一気にK点超え。強烈な気が渦巻くサウンドと吼えまくるマエダさんの声が渾然一体と化し、空気が歪む感覚が味わえました。面白いもんで、なんか室温も上がってた気がw。観るたびに良くなっているので、次の機会が楽しみなバンドの一つですね。
 関係無いけど、昨日今日とマエダさんのディストロでがっつりとHCの音源を購入したので、サハリンの練習のときに受けた耳のダメージwが回復したら、じっくり味わいと思いますよ?
 お次はDANCE WITH ME。ドラマーがチェンジしてから初めて観たのですが、相変わらず。従来どおりのJAWBREAKERとかを彷彿とさせるギター・パンク・サウンドがメインなのですが、最近はvox&Bのクボさんの暴走っぷりが著しく、適度なラフさも加わって、実に味わい深いサウンドにシフト。しかも、パンク・ロック!としか言いようの無いstraight forwardなナンバーなんかも炸裂し、益々以ってドライヴ感バリバリ。バンドとしてのアンサンブルには若干の難も感じましたが、そこを勢いで圧しきった印象。終演後、しゃがみこんで呆けていたクボさんの勇姿がステキすぎでしたw。
 そして、今日の俺のお目当てのバンドの一つ、SPY MASTERが登場。今年の3月に観て以来だったので、ホントに楽しみにしていたのですが、その期待は裏切られなかった!適度な音の軽さと心地良いスピード感で、ナチュラルにキャッチー*2なアメハー・サウンドを連発する、粋でイナセな三十路HC*3。相変わらず7 SECONDSやDAG NASTYを彷彿とさせるナンバーが連発され、ワタクシ大興奮。無論、そんなナンバーだけではなく、BLACK FLAGを想起させる歪んだミッドなナンバーや、パンク丸出しなナンバーなんかも飛び出し、心憎いまでにツボを心得てやがるなぁ、と。乾いたトーンでThrashしまくるギター、Steve Youthを彷彿とさせる、はしっこいベース、ドラムはタイトかつパワフル、ボーカルは気合満点で、微妙にダサカッコ良いアクションをキメまくり、吐き捨てるように歌う。全てがパーフェクト。
 途中、Dsのハットリさんが分かる人*4にだけ向けて、衝撃のMC&アクションを展開するも、場内( ゚д゚)ポカーンそりゃそうだw。
 とにかく、今SPY MASTERが真っ先にやるべきコトは、キチンとした音源をリリースするコトでしょう。つーか、アルバム作っちゃえw!「アメハー」という言葉に反応しちゃう方にはマストなバンド。最高でした!
 トリを飾るは、もはやウチの日記ではお馴染み、そして今日の企画の主宰であるGROANING GROOVE。イントロのような曲が鳴り響く中、全身を痙攣させるように動かし、一気にテンションをトップギアに入れるvoxの方は、今日も今日とて飛ばしまくり。前回観たときよかディストーションが効きまくった表情で咆哮し、飛び跳ね、のた打ち回る。バックも、強烈かつタイトなDsを筆頭に、観るたびにドライヴ感が増しているB、曲の骨格を形成し、バンドの屋台骨を助けるGという3者のリレーションもアップしてる印象。今回は速いタイプの新曲も披露してくれまして、これがまたカッコ良いの何の。どんどんアグレッシヴになっていくよなぁ・・・。ワタクシも名曲"Crack"のときには、周囲に配慮しつつ、ちょみっとはしゃいじゃったりw。来月にはシングルもリリースされるようで、今から楽しみw*5
 終演後、ひょんなコトから打ち上げにも参加しちゃったりして、楽しいひと時を満喫。そこでの会話は、バンドのイメージに関わるものが主だったので、オフレコですw。今日の参加バンドのメンバーとも話す機会に恵まれまして、実に幸せなひと時を、骨の髄まで堪能しますた。
 疲れたけど、本当に充実した週末を過ごせました。関わった方々、ありがとうございました。

*1:演奏は続いてた

*2:ここ、重要なポイント

*3:一人29歳だけどw

*4:多分、場内で3人w

*5:でも、7"&45rpmというフォーマットの制約上、"Crack"は未収と聞き、軽く(´・ω・`)ショボーン