FUJI ROCK FESTIVAL'05＠新潟県湯沢町苗場スキー場
- 第二夜。昨日の続きです。
"Crystal"が鳴り響く暗闇の中、路面の状況度外視でとにかく一目散にGreen Stageを目指す目指す。幸い入場ゲートから近いせいもあり、なんとか"Crystal"の最中にGreen Stage後方に到着。ホっと一息つく間も無く"Regret"のイントロきちゃったー！！！ワタクシ、まさに"Boiling Point"*1状態！！ここまでは友人と共にいたのですが、友人の動向も省みずに*2人ゴミを掻き分けながら前進あるのみ！普通に満員状態ではあるのですが、なんせダダっ広い空間ですんで抜け道はそこかしこにある。コミケ最終日やレヴォで鍛え抜いた、混雑をすり抜ける特殊技能を如何なく発揮し、悶着も起こさずに*3現状での最前線であるアリーナ・ブロック*4前の地域の真ん中付近の最前列*5に潜り込むコトに成功。
ここでようやくステージへ目を向けましたｗ。あぁ・・・このいなたいオッサンらをもう一度目の当たりに出来るとは・・・ｗ。Barneyは何故かRUN-D.M.C.のTシャツ着用ｗで、珍しく赤のSGを使ってた。"The Perfect Kiss"のP.V.かなんかで使ってるのを観たような観なかったような・・・どうだったかしら？Hookyは相変わらず腰を悪くするとしか思えないほど低い位置でベースを弾いており、この姿勢を観る度に友人が教えてくれた「ベースに滑車着けろ」というエピソードを思い出してしまうｗ。新加入のPhilはやる気無さそうだし、Stephenは相変わらずサボってるしなーｗ。うん、いつもどおりのNEW ORDERだｗ。
などと感慨に耽っているところに"Love Vigilantes"キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)人(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━!!!! 前にも書いたケド、俺が最初に買ったNEW ORDERのアルバムって"Low-Life"なので、思い入れもひとしおなのですよ？ここで早くも涙腺が緩む。あぁ、今回も泣いたさｗ！周囲は大人しかったけど*6、一人で踊ってたさｗ。この流れで一気に"The Perfect Kiss"も欲してしまうのですが、なんかBarneyが「日本語で〜」とか「モニターに歌詞が映るから〜」とかなんとか言ってますよ・・・？ってことは・・・"Krafty"だー。そしてモニターに日本語詞が映し出され、Barneyが「或る朝君は目が覚めて〜」とか歌い出しちゃったよー('A`)ファンサービスなんだろうケド・・・ゴメン。ワタクシ、ドン引きしますたｗ。幸い2番からは英詞に戻ったんだけどさー・・・ねぇ？ま、アジカン登場なんていう最悪の悪夢*7は回避出来たんで、それで好しとすべきなのか・・・。
そんなこんなでちょみっと凹み気味なトコでJOY DIVISIONの"Transmission"〜"Atomosphere"コンボが炸裂！って・・・あれ？なんか皆反応鈍いよー？前回演んなかった"Transmission"じゃぜー？初めて聴けて嬉しいやら、反応がニブくて寂しいやら・・・。次いで、今年のセットで結構頻繁に演奏されている"Run Wild"。個人的にはイマイチ微妙だった"Get Ready"の中で数少ない気に入っている曲なので、ちょっと嬉しかったり。そして、新譜のタイトル・トラック"Waiting for The Siren's Call"が！新譜の中で一番好きな曲なんで、単純に超盛り上がる！一際印象的なHookyのベース・ラインとBarneyの切ない歌声、そして音数の少ないギター・ワークが絶妙に絡み合う名曲。ちょっとホロっときたぜ。
そっから先は、ラストスパート的な名曲ヒットパレード。結構アレンジされてる曲が多かったな・・・。"True Faith"はシングルver.に限ると思うのだが、ちょっとハードめにアレンジされてて、聴いててしっくりこなかったです。個人的には。でも、次の"Bizarre Love Triangle"は最高だった！Barneyもノリノリで、救い難いまでにダサすぎるタコ踊りを披露しまくり、ご機嫌ぶりをアピール。いやーダサすぎて、もうたまんねーｗ！その勢いのまま"Love Will Tear Us Apart"に雪崩れ込む。こちらは前回同様完全ロック仕様にチューンされており、前回は微妙に思えたんだけど、今回はそのアッパー・ノリも許しちゃうｗ。つーか、とてもじゃないがJOY DIVISIONの曲には聴こえないなーｗ。そのおかげか、この日演ったJOY DIVISIONの曲の中では一番盛り上がってたね。でもって、〆は"Temptation"!!!必死こいてギター弾くBarneyﾃﾗﾓｴｽｗｗｗｗｗ。Hookyはフロアに降りてベース弾いてました*8。フロアに降りられると肉眼で視認出来ないんだよｗ。とは言え、俺も上機嫌で踊り倒してたんで、あんまキチンと観てなかったんだけどさｗ。
"Temptation"で一旦ステージは終了だったのですが、ほどなくしてアンコール開始ｗ。ほとんど間が空かなかったんですが、それならステージでちょっと長く休んでも一緒じゃん、とか言うツッコミは回避の方向でｗ。アンコール1発目は、ピアニカのフレーズが郷愁を誘う地味な佳曲"Your Silent Face"。でも、初期の曲なせいか"Temptation"での盛り上がりがウソのようなまったりムードだなー・・・とか思ってたら、なんか懐かしいベース・ラインが聴こえてきましたよ・・・って、これ"She's Lost Control"のイントロじゃん！！うーわ、よもやこの曲が聴けるとは思ってなかったよー！場内の微妙な戸惑いムードなんぞお構いなしに、スラムしたくなった俺がいましたよｗ？個人的に大いに楽しんだところで、終わりを告げるあの曲が・・・。つーワケで、とうとう"Blue Monday"のお時間。実はあんま思い入れが無い曲なんだけど、やっぱlive映えする曲なんだよねー。Hookyはシンセドラムを叩きまくり、Barneyはまたしても可哀想なぐらいダサいステップを踏みまくるｗ。しかも、どう考えても計算ミスとしか思えない量のスモークが焚かれ、ステージが観えねーしwww。そんなカオスっぷりは最高潮を向かえ、Hooky大爆発。シンセドラムは破壊するわ上着を脱いで場内に投げ込んだあと、自らの肉体を誇示するかの如くポージングをキメてまして、超ご機嫌なご様子でした。
今回のステージ、意外というかなんというか、ここ数年来の精力的な活動のせいか、演奏力が確実に向上してるのが観てとれたのが印象的。あのガタガタでスリリングな演奏とは打って変わって、なかなかの安定っぷり。サウンド的には、やっぱHookyのベースに尽きます。いつ聴いても、観てもカッコ良いなぁ。このベース・ラインが無かったらNEW ORDERに非ず。選曲的には、分かっちゃいたケド今回も"The Perfect Kiss"が聴けなかったのが切ない・・・もう12年もliveで演奏してないからなぁ。せめて死ぬまでに一度はナマで聴きたいよ。
結論としては、￥17000払った価値はあったぜ！と。俺らも良い年ぶっこいた大人だし、金は稼げば済む話だけど、NEW ORDERを観る機会は取り戻すことは出来ないんだよね。苗場くんだりまでやって来て、心が折れたまますごすごと引き返さなくて、ホント良かったよ・・・。
・・・今日も不必要に長くなったんで、NEW ORDER終演以降の話は、また明日。PRIMAL SCREAMのレポと帰るまでの顛末を書いて終了予定です。第四夜は無い・・・と思いたいｗ。
