オタクビームさんのレヴォの新刊はフルカラー本。SS隊員制服&設定資料のイラスト&テキストがメインなのですが、ここで言うSSは"Schulze Soldatin"=「エプロン掛けの兵士」の意。帝国野戦メイド大隊という萌死必至な設定の数々に昇天寸前ですよ?あぁ、late 80'sな薫りがするよ・・・w。細かいディテールにまで拘った衣装デザインや設定の数々と、魅力あるキャラたちが盛り込まれており、否応無しにテンション上がります。戦車やファンタジーのテイストは感じられないけど、往年のRAITAさんやRADの世界観とかにも通ずるテイストだよね。こういう本は非常に読んでて楽しいですな。短編でこの世界観に準じたエロマンガも収録されてますが、個人的にはエロマンガよか、もっと色んな資料とかを見せて欲しかったですw。オススメ。
HP>http://www2.117.ne.jp/~ota-beam/
ex.>id:PIG-M:20050526

  • 海底温泉「ヴァーチャル・レッド」
  • 海底温泉「The Last Supper」

  シギサワカヤさんの旧刊を入手。「The Last〜」は2004年2月リリース。1年ちょっと前の作品にも関わらず、今よりも絵がちょっと拙い感じがしますが、内容はいいカンジ。幼馴染の仲良し3人組(男×1、女×2)の物語なのですが、その内の二人が結婚するコトになり、結婚式前夜に二人の仲を取り持ったコが男の家にやって来てー、みたいな展開でして、友情と愛情が入り混じった複雑な想いが交錯する、ちょっとイイ話ってな印象。「九月病」シリーズのharshな感覚を期待する向きには物足りないかもw?この作品はニ宮ひかるさんテイストってカンジ。
 で、harshでgloomyなノリが好きな方にオススメなのが「ヴァーチャル〜」。2004年8月リリースの作品で、連作モノの第一巻。白昼夢のような危うい感覚とharshでgloomyなテイストが支配する、「九月病」以上にザラついてドロドロした物語。「常時開けっ放し」な家に住む謎の女性と、その女性にハマって緩やかに堕ちていく男性を巡って話は進行していくのですが、今回は出会いとハマっていく過程がメインでして、様々に張り巡らされた伏線はほとんど明らかにされずじまいで、気になる気になるw。軽やかでコミカルなテイストも散らしてはいますが、基本的にはlike a daydream風味。かなり後味の悪そうな展開は待ち受けていそうで、続編が楽しみですw。なんか普通にドラマ化とかされそうなクオリティだよね。勿論オススメ。
HP>http://www.kaitei-onsen.com/index.html
ex.>id:PIG-M:20050324、id:PIG-M:20050329