• しもやけ堂「Purple Grape」

 逢魔刻壱さんトコの春コミの新刊は、Fateのライダー本。逢魔さんのFate本っていうと甘〜い内容のものが多いのですが、この本も御多分に漏れず同様のテイスト。桜と士郎の情事を見て寂しそうにしているライダーを桜が・・・みたいな展開で、後はお約束のラヴラヴで甘々なエロに突入。珍しくふたなってないので、あるイミ正統派かw。それにしても、最近の逢魔さんの絵は肉付きの描写が上手くなって、巨乳のむにっとした質感なんかがいい感じに表現されてますね。だからパイズリのシーンとかも映えるというか。
 イントロやアウトロのシーンとかではちゃんと士郎の顔とかも描かれてるのに、エロの最中にはものの見事にちんこ以外はかなりfade outしてるトコなんかは、ユーザー・フレンドリーな姿勢の現れなんだろうかw?ラストはしっかり黒桜なオチなんかも効いていて、綺麗にまとまってるかと。ジャケのパステル風味な紫の発色も綺麗だし、トータル・パッケージとして小粋な一冊。甘いテイストが好きなら押さえておきたいトコロ。
HP>http://park12.wakwak.com/~t-ouma/
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  • St.Armadel.Ch「空 其の二」

 影005虎さんトコの本を久々に入手。なんかここんとこ即売会だと完売してることが多くて、なかなか入手出来ないんだよなぁ。で、そんな入手できなかった期間にこの本の「1」がリリースされてた模様で、この本はそれの続刊にあたります。ちなみに「空の境界」本。「空の境界」本てエロのフィールドだとけして多くはないネタじゃないかなぁ?続刊なんで前の話との繋がりが分からないのが難ですが、読んだ限りでは前作を読んで無くても楽しめそうと判断したので書いとこうかと。
 冒頭は式、鮮花、橙子の三すくみ風味なトコから始まるのですが*1メインは式×幹也。着崩れた和服姿でディープスロートっていうシチュはエロ過ぎ!描くのは超大変そうですが。影005虎さんの作画の労を労いたいトコロ。相変わらず透けた肋や鎖骨周辺や喉元なんかの細部の描写も冴えてるし、なんとなくだけど全体的にひと頃の病的な雰囲気が薄れ*2、線の細い少女とかも生命力を感じるようになってきた気がします。あぁ・・・入手し損なった本を見つけなきゃ。
 あと、今回はなんといってもジャケが秀逸!こりゃージャケ買い必至じゃぜー?刀を構えている式の絵なんですが、ポスターとかにしても映えそうだ。本にはモノクロで墨絵風味な同様の絵があるのですが、こちらもナイス。HPでジャケの画像が見れますが、現物のほうがちょっと霞んだ発色になってて綺麗。オススメです。
HP>http://www.mirai.ne.jp/~kagetora/
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 最近はショップ委託も開始され、ようやく入手し易くなった珍譜堂の新刊はスクラン本。珍譜堂といえばエロコメなワケですが、今回は直接的にギリギリな描写というよりは想起させるシチュが多く、そこら辺はスクランらしいかなぁ、と。メインは八雲と花井なのですが、基本的に八雲の無意識の習性*3に花井が一方的に反応するというシチュで、花井の脳内妄想大爆発風味w。原作同様報われない花井がいい味出してます。同様のテイストの短編を3作並べることにより、いいテンポでサクサク読めるし、その軽快さと内容とのマッチングも程よい塩梅でいいカンジ。珍しく花井や播磨などの男性キャラがよく登場してますが、そこら辺も適度なアクセントになってて効果的だったかも*4。裏ジャケの四っ国ネタもちゃんと内容に関連してるし、晶のオチも効いてるしで、ナイスな一冊。当然オススメです。
HP>http://www.axs-smf.net/chinpudo/
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*1:三すくみとは言え、当然橙子が優位なのですが

*2:それはそれで魅力的なんですが

*3:指チュパとか

*4:絵の質感がちょっと変わるので