• NEW YORK AGAINST THE BELZEBU "From Endorsement to Observation + Stunt"CD.(BROKEN NOISE/NOISE 011)

 ブラジルのポンコツ量産型GrindバンドがNAPALM DEATHに捧げたアルバム。2000年産。ちなみにリリース元のレーベルがMalaysiaっつーのもソソるねw。タイトルから用意に想像がつくだろうが、NAPALM DEATHの歴史的名盤である"Scum"と"From Enslavement to Obliteration"を下敷きにしてるのですが、曲も曲名もほぼそのまんまw。でも、ホントNAPALM DEATH好きなんだろうなーっていうのは伝わってくる。メンバーは変名してるし*1写真はそれっぽく撮ってる。無論アルバム毎にメンバーも変えている*2。ジャケとかのデザインもそれらを踏襲していて、とにかく涙ぐましいかぎり。
 で、肝心のサウンドなんですが・・・意外と好きw。本家に及ぶべくも無いのですが、微妙にガタガタで隙だらけなサウンドとヤケクソ気味な突貫玉砕精神が妙ちきりんな化学反応を起こしており、なんとも珍妙な味を醸し出していて意外にイケます。特に"Stunt"のサイドは結構良いカンジなんじゃないかな? 個人的にはツイン・ヴォーカル風味なvoxの適度なやりっぱなし加減が好みw。どうにもイロモノ風味に思われがちかもしれないけど、これはこれでアリかと。とにかくアホみたいに音源を量産するバンドなんで、そこら辺の中古盤屋のセール・コーナーとかを掘ってれば何がしかの音源には出くわすと思うw。

*1:苗字がDorian、Embury、Steer、Harrisとなってるw

*2:でも、両アルバムともメンバーこそ変えてはいるものの、苗字が同じになってるのが惜しい。"Stunt"のA面のクレジットは"Broadrick"、"Bullen"、"Harris"にして欲しかったw