• 小沢十八禁「THE SOURCE OF ICON E.」
  • 小沢十八禁「ニンフェタミン」
  • 小沢十八禁「四葉メインのはずが可憐ばっかりなのでボツになった漫画(未完)」コピー誌

 小沢十八さんのサークルを初チェック。「THE SOURCE〜」は昨年夏コミ・リリースのプリキュア本。両者ふたなりでほのか×なぎさ*1というティピカルな仕様なんですが、イントロ無しでいきなりちんこをこすり合わせるシーンからスタート・・・って、あれ?なんか次のページと話が続いてないような・・・。えーっと、どうもページの挿し込みミスみたい。HPのほうのに過去ログが無いので確認しようもないのですが、乱丁ってヤツっすね。んー。夏の本なんだから、こういうコトはせめてペーパーかなんかを挿し込んでその旨を一言添えておくだけで随分印象が変わると思うんですが、ちょっと不親切かなぁ。おそらく発行後にHPでなんらかのアナウンスがあったとは思いますが、前述したように過去ログも無いんで、そんなコト知る由も無いし。ここら辺の対応は、今後再考を促したいトコロ。
 さて、内容に話を戻しますが、メガネ装備のほのかがねっとりとなぎさを責めるといった内容。前述したようにイントロ無しで始まり、ラストも余韻もへったくれも無くカット・オフで終わるという実に潔い構成w。キャラの造型は微妙に「ちんくしゃ」風味で、拙さの残るテイスト。でも「眼」の描写に特徴があるので、なんか印象的なんですよね。基本的にトーンを使わない方のようで*2、そこら辺のラフでシンプルなテイストや、ロゴとかにもフォントを使わない手法など、首尾一貫した姿勢が面白い。
 「ニンフェ〜」は冬の新刊でコピー誌&投稿作品再録本。コピー誌はシスプリで、可憐、四葉、いっぱいwといったカンジ。可憐は着衣フェラ&AF。断面図も用いているあたり、昨今の流行を押さえているというか。四葉ふたなり裸エプロン装備。なんかマニアックだぞw。多人数は、ふたなりやら着衣やら緊縛やら断面やらジョジョ・ネタやらがcrossoverした爆裂チューン。ヤケクソ気味なテンション&投げっぱなしでナイスw。ラストの投稿作は、商業誌を意識しているせいか随分と原稿が黒く、ところどころトーンも使っています。女の子は非常に可愛らしく、表情豊か。お得意の眼の描き込みも印象的で、かなりハイ・クオリティ。設定も柔道部という変化球で、しかも上半身だけ胴着着用というマニアックなシチュもいいカンジ。ただ、男キャラが致命的w。つのだじろう風味とでも言いましょうか、常に顔の上部に斜がかかってるし、顔の造型もゴツい。恐らくはネタの意味合いが強いとは思うのですが、これは明らかにマイナス。個性というには余りにも飛び道具的な印象が強すぎるかと。でも薄暗くムーディな雰囲気は魅力的なんで、敢えて普通の男の造型で描いてみるのも良いと思うんだけどね。コピー誌はゴスロリ風味なふたなり四葉を同じくゴスロリな可憐が責めるというカンジ。
 明らかに近年の主流じゃないタイプではあるのですが、こういうPlan-It-X系みたいなラフさっていうのは、俺は好きなんだけどね。まだまだ粗削りなんだけど、ちょっと気になるサークルです。
HP>http://www.iris.dti.ne.jp/~hgd02244/

  • 楓のはらわた「オはスタ」

 「楓のはらわた」の冬の新刊の2冊目はやはりFateでキャスター本なのですが、先日紹介した「悪夢〜」とはうって変わって、多人数参加型のノリの良いファン・ブック的なスタンス。Fateの解説や映画とのcrossover*3ネタ、1Pのショート・カット小説、果てはネタまみれなお遊びのページ*4ギャグマンガなんかも炸裂する、遊び心満載でノリノリな内容w。単純にテキストも面白いし、なにより描いてる方々がエンジョイしてるヴァイブが伝わってくるのが良いやね。Fateファンなら一読の価値のある、ナイスな仕上がり。ゴチャゴチャした雑多な感覚も、いい塩梅。
HP>http://kaede-no-harawata.com/
ex.>id:PIG-M:20031013、id:PIG-M:20041112、id:PIG-M:20050107

*1:変身してないんで、not黒×白

*2:斜線などでトーン効果を代用

*3:「ニコイチ」というのがなんなのか素で分からなかったw

*4:往年の子供雑誌の「ふろく」(敢えて平仮名表記でw)よろしく、切り取り・組み立て式の「くるくるキャスター」なんてモノまで飛び出す始末w