• しもやけ堂「Insomnia」「COMIC パピコ」「路地裏の彼女達」

 逢魔刻壱さんトコは、なんと新刊4冊リリース。しかもFate本は初日分は完売ということで、3冊しか入手できませんでした。まず「Insomnia」はカプコンのヴァンパイア・シリーズ十周年記念本。つーか、初代ヴァンパイアってKOFと同じ年にリリースされてたのか。
 それはさておき、内容はモリガン×ふたなりリリスというベーシックなカプ(ぇ。逢魔さんはぺたも巨乳もイケる(絵的にも本人の嗜好としてもw)ので、このカップリングでもその魅力が炸裂しております。モリガンの乳のエロさはハンパないですよ?重量感と弾力を感じさせる、ナイス乳w。一方のリリスのぺたっぷりもなかなかで、ぺたというよりは微乳風味ですが、それもまた良し(もっとぺたでも良かったかも)。惜しむらくは、ご本人もあとがきで書いていたように、もう少しページ数が欲しかった。17Pあるんでけして短くはないのですが、話のトーンとかから察するに、もっと内面的な部分を掘り下げたかったのではないか、と。冒頭やエンディングでの意味深なテイストに、その名残を感じました。エロ部分は充分満足いく濃度ですが、作品として読んだ場合には若干の物足りなさを禁じえません。でも、冬にもモリガンでリヴェンジするみたいなんで、それに期待。
 お次の「パピコ」はタイトルどおりパピポのパロディ誌で、パピポの作家さんが多数参加されてるコンピ。しもやけ堂の本として扱っていいかは微妙ですが、一応連絡先がそうなってるんで、ここで紹介。参加作家さんはすめらぎ琥珀さん、りゅうき夕海さん、淺木柚乃さん等錚々たる顔ぶれ。ジャケのレイアウトとかもまんまだし、裏ジャケの、淺木さんによる「とら」のパロディもイカすw。基本的にパピポ掲載作品の番外編といった趣だし、作家さんの座談会とかも載ってたりして、読み応えのある内容に仕上がっています。こういう雑誌の作家さんが集結ってパターンって近年では珍しいので(すげー昔にコミコミ(知ってるヤツはジジィだw)の作家さんが、やはりパロディ誌を作ったことがあったが)、そこら辺のunity感も評価したいところ(昨年のメガストアのやつは同人の体を装っていても商業だから、ちょっと別)。
 「路地裏〜」は月姫本。ふたさっちん×シオンなラヴラヴ系。つーか、ヴァンパイア本に次いでこっちもふたレズものかよw。ま、前者はDark〜Gloomy路線なのに対して、こっちはファニーなイチャイチャものなんで、対比はバッチリですが。琥珀さん謹製の怪しい薬を飲んでしまったさっちんに〜みたいな話でして、徹頭徹尾おバカなノリ(オチもいい塩梅w)に貫かれたテイスト。ツインテ&縞ぱんというさっちんの凶悪な属性も光ってますw。
 新刊4冊という大量発行にも関わらず(うち1冊はコンピですが)作品のクオリティは全て平均点以上(内容も作画も)。逢魔さんの作家としての充実っぷりを雄弁に物語る事実ですな。つーワケなんで、早いトコFate本をショップに卸してくださいw。強いてどれか一冊オススメするなら・・・気合入ってる「Insomnia」かなぁ。ま、どれもオススメできるんで、review内容を参考にお試しあれ。
ex.>id:PIG-M:20030827、id:PIG-M:20031124、id:PIG-M:20040116、id:PIG-M:20040711