• 絶対少女「GizmoⅡ」

 RAITAさんの新刊はRODマー姉マンガとゲスト原稿、いつもの楽描きなどをコンパイル。RODマンガはラヴラヴ脳内設定系で、マー姉と新人作家とのお話。マー姉がかなりの萌えっぷりなんですが、個人的にはこのマンガの後に描かれている、膝を抱えながら「むひょむひょ」泣きながら本を読んでるマー姉に萌えw。楽描きは、既出ではまこちゃん(akaジュピター)、エマ、あいこっちとか。新作だとKill Billゴーゴー夕張とか琴音(To Heart)とか、ちょっと意外なチョイスも。かつて商業誌でやっていたマンガのキャラとかも久々に描かれてたりして、ちょっと懐かしかったり。オリジナルのイラストやテキストなんかも豊富で、あるイミ絶対少女らしい仕上がり。
ex.>id:PIG-M:20030828、id:PIG-M:20031011

  • 棚藤のスピア「No7 Error-Nanako no machigai-」「世の中をどーでもいいと思うとき。」

 棚藤温(たなふじあたた)さんの個人サークルの新刊と既刊を入手。「No7〜」は既刊月姫本。「世の中を〜」は新刊なんですが、絶版となった「月々の人々」と「ぽてつき」をカップリングした内容で純然たる新刊とはいいにくいかも。俺みたいに最近このサークルを知った人間にとっては有難いですが。個人的には「神風姉妹」のラフな筆ペンのノリが好きになったので、本来のスタイルの作品がかえって新鮮に映ったりw。全体的にやりっぱなし感漂うテイストが魅力なんで、そういう作風には筆ペンのラフさがよく似合うっつーか。アルクカップ麺ネタ2連なんかが、その最たる例かと。微妙なテキストのノリなんかも好みだし、クセがあるんだけど良い雰囲気を醸し出しているんじゃないですかね。裏ジャケで絵のタッチの違い(オリジナル版のイラストを彩色)なんかが分かるようになってる辺り、芸が細かいなー。俺は好きですよ。
ex.>id:PIG-M:20030925

  • チタンカラーブランド「いろいろうー。」

 いのうえたくやさんの新刊は、かねてより告知だけはされ続けていたw魔法少女アイ本。いのうえさんにしては珍しくw締まったボディのリンがジャケなんですが、気合は入ってるなー、と。でも中身はほとんどラフ・イラストなんで過大な期待はせぬが吉。珍しく夏・冬連続でオフセが出たコトを喜ぼうかw。個人的には新刊落としたお詫びのチラシが再録されてたのがツボw。いのうえさんのアイ好きは本物みたいなんで、次を期待しましょう。個人的にはいのうえさんのいつもと違ったテイストのイラストが見れて面白かったですが。

  • 鶴川梁山泊中央物見櫓「ま○ら○のエロ本」

 商業誌でお馴染みのベテラン作家、小邑沙希さんの同人誌。事前チェックはしてなかったんですが道すがら発見し、珍しかったので購入。小邑沙希さんといえば下品でオールド・スクールな作風なワケですが、ネタはなんとまぶらほの玖里子。意外なチョイスなんですが、中身は80'sばりな激オールド・スクール仕様で一安心w。全編玖里子がリードして責めてるだけ、男はちんことか手とか、パーツでしか出てこないというド直球エロマンガ。でもって、個人的にちょっとツボだったのがセリフの写植。往年のワープロばりの等間隔な文字列の配列になっていて、昔の同人誌を偲ばせるテイスト。この懐かしさはPC世代には理解出来ないだろうなw。肝心のセリフ自体も、今ではありえないようなストレートなデリヴァリーで(「あ、やん、いい いいわ、ああんっ」みたいなw)そのあまりの原始っぷりに粉砕されます。なんつーかFORCA MACABRA(フィン・コアだけど)とかARMAGEDOMみたいな南米Raw Thrashを彷彿とさせる、ピュアなエロマンガ。素人は手を出すな!