• Studio NEO BLACK「Silent Butterfly Numberless」

 えらくお久しぶりな感のあるNeo Blackさん久々のオフセは、これまた超久しぶり(4年ぶりか・・・)な「Silent Butterfly」シリーズの新作。ただ、シリーズ本編の続きではなく、その間で零れ落ちた描写を掬い上げた、いわばskitみたいな作品。内面と間を基調とした作品で、読み手の想像を刺激する。が、シリーズを通して読んでないと、ただの地味なマンガに見えちゃうかも(一応セリフで補完されてますが)。で、ちょっと気になったのが、絵柄。以前よりも若干バタくさい感じになっていて、過渡期の印象。全体的によりリアルな方向へシフトしていくのかな?ジャケだとあんま分かんないんですが、中身を読んでいただければ分かってもらえるんじゃないかと。

  • SLAVE「かすみラヴ 3」

 活動のメディアが同人誌からPCへと移行してきている海老沢総一さん。今回はお約束のシリーズが久々に登場。しかし、かつての様な単純なかすみ(言うまでも無くDOAのね)ラヴラヴ話ではなく、号泣emo路線へとシフトしていました。ストーリー自体は悪くないのですが、やはりもう紙媒体への感心が薄らいでいるのでしょうか、マンガとしてのflowがスムーズではないっつーか、ゲームのシーンとかを繋ぎ合わせているかのような錯覚を覚えます。穿って考えれば、夏にリリースした「Kasumi Mania 3」みたいなCD-ROM媒体による表現が念頭にあったのかなぁ、とか。今となっては、そっちのメディアでの展開の方が向いていると思えるので(Kasumi Mania 3はよく出来ていたし、海老沢さんのかすみLOVEっぷりが炸裂していたし)そんな方向性もアリではないかと。未読の方は、まずCD-ROMのKasumi Mania 3から入るのが吉。

  • 世界革命倶楽部「マリア様が何もかもみてる」

 小澤零人さんの個人サークルの新刊は、マリみて本。・・・え〜っと、とりあえず真性マリみてファンは読まないコトw。小澤さんといえば、知る人ぞ知るふたなり&脱糞の偉い人ですよ?今回もイントロから飛ばす飛ばす(色んなイミでw)。見開きで恒例の登場人物(今回で言えば、山百合会の面々)勢ぞろい&大射精(&放尿)大会の図から始まって(祐巳ちゃんと由乃さん以外、皆ふたなりだしw)各姉妹相姦のショート・カット・チューン(姉妹ごとのプレイ・スタイルの違いも、あるイミ原作に沿ってるというかw)を挿んで、メインの紅薔薇姉妹マンガ(祐巳×祥子。勿論祥子様はふたなり)へ。衆人環視の中(街中)での羞恥プレイなんですが、このシチュエーションも小澤さんのマンガの定番。手コキ、放尿&飲尿、中田氏、脱糞などなんでもアリのバーリ・トゥードっぷりを披露。ラストはキスしながら仲良く脱糞。ブラボー。
 行為だけ羅列してると暴力的ですらあるんですが、実は一切陰惨さは無く突き抜けた明るさで描写されてるのですよ。故に、生半なこのテの類の作品よかよっぽど狂ってるっていうか。相変わらず最高ですよ。上記の行為に抵抗のない方には大推薦。ちなみに、今回もOP、EDの4コマは「妹は思春期」ネタ。妹=スール繋がりで座布団一枚w。
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