• 少女交錯「エルという少女の物語 第三話 灰色の幻想曲」「エルという少女の物語 第六話 蜜濁色の間奏曲」

 eltole(エルトール)さんの個人サークルでは新刊と既刊を入手。いずれもシリーズ「エルという少女の物語」というオリジナルもの。四話以降は持っているのですが、それ以前のシリーズは持っていなかったので、入手出来てラッキー。でもストーリー自体は一話、二話に連なるお話な様で、やはり残りの本を入手しないと流れが掴みにくい印象。しかしジャケにしろ中身にしろ、今の爆乳路線とはほど遠く(や、充分巨乳っちゃ巨乳なんですが)四話以降の加速度的な爆乳化の裏には、一体ナニがあったのだろうか、とかw。
 で、新刊は四話から続いているエピソード。三話に登場したキャラが再登場したりして、一話〜三話のエピソードとの関連性なんかも想起させますが、メインは徹底的な爆乳を活かしたエロ。搾乳&パイズリ・メインで、ぺた好きには拷問の如き展開かとw。前作でストーリーが動き出していたので、正直もう少しストーリーの展開にも期待していたのですが、ちょっと足踏み気味。いい加減報われる方向に進んでもらわないと、ちょっと痛々しいかも。でも、ストーリー自体に力があるんで、どんなにエロくなろうとも話がおろそかになってないあたりは流石。ちょっとフリークス気味な爆乳さえ気にならなければ、間違いなくオススメな逸品。早く続きが読みたいです。
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  • 熾鸞堂「まっくす あうと いっと!」

 shiranさんの新刊は、うさだ&メロンちゃんというクロスオーヴァーものと、ナージャ・ももこ・ギガパイ子wの再録。うさだネタは、shiranさんお得意の脳内妄想大爆発系。冒頭からいきなり凌辱後シーンなんですが、ただの凌辱ネタではない。脅迫や凌辱、ライヴァル(メロンちゃん)など様々なお約束的なファクターが盛り込まれているのですが、随所に添えられる内面のモノローグによって、実際のセリフとモノローグのギャップなどから想起されるキャラの心理状態の機微の表現により、通り一遍な凌辱モノとは明らかに一線を画す仕上がり。shiranさん特有のねちっこい変態風味(生理用品ネタとか)満点のエロも冴えまくり、読み応え満点です。おジャ魔女のももこネタといい、キャラへの偏愛っぷりが如実に作品に反映されてる作家さんの作品は、読んでて実に気持ちよいですな。薄味傾向な同人業界にあって、こういう方の存在っていうのは頼もしい限り。やっぱ、こんぐらい妄想垂れ流してくんないと面白くないよな。無論オススメです。
ex.>id:PIG-M:20030924、id:PIG-M:20031011