PALUKA、MUTANT、DEEP SLAUTER@聖蹟桜ヶ丘QUEEN

 つーワケで、行ってきました。18:30過ぎに会場に到着。が、会場前にはそれと思しき人影は無し。予想通りの状態に納得しつつ、チケット購入。相変わらずアット・ホームな雰囲気で、ちょっとほっとする。メンバーらしい人たちの間を縫って、場内に。何故かCLASHが延々流れていたw。しばしぼーっと座ってたら、声をかけられる。なんと友人の友人でした。数回会ったコトがあるんですが、最後に会ったのが4〜5年前なんで、初めは誰か分かんなかったw。やはりPALUKAを観に来た様で(つーか知り合いみたい)、ちょっと奇遇。
 そうこうしてるうちに19:00を回り、国立の登場。以前から名前は耳にしていたバンドなんですが、実際に観るのは初めて。オーソドックスなトリオ編成でギター・ヴォーカル。疾走感溢るるUS Thrashスタイルに80年代初頭のLA Punk風味を加味した様な印象。Thrashっぽい曲とかは、まぁアヴェレージな手堅いカンジなんですが、ブレイクなんかで聴かせるヒネた展開なんかがカッコ良い。所謂変拍子とまではいかないんですが(リズムはシンプルなんで)歪んだ展開が80年代LA風味っつーか。序盤こそテンション低めだったんですが、徐々にヒート・アップしていって、中盤以降はかなり気合入ったサウンドを聴かせてくれました。速いパートとかでもうひとひねり効かせられる様になったら、もっとカッコ良くなるかと。もうちょっと聴きたかったんですが、意外にさっくり終了。
 で、お次も国立から。4人組でvox,G,B,Ds。このバンド、なんとも妙な味がありました。とりあえず、演奏にあんまキレが無い。普通、このテのバンドでそれって結構致命的なんですが、このバンドの場合はちと違う。キレは無いんですが、それが功を奏しているケースがままあって、ことFastな曲なんかでは全パートが一つの塊となったかの如き土石流サウンドを形成しているのです。ギターはのっぺりと、ベースはブイブイ、ドラムはバッタバタ(このバタバタ・ドラミングがカッコ良い!B級好きにはたまらんw)でvox吼えまくり。こういう逆ギレ系は好きだ。ロッキン系のサウンドなんかでもバタバタ・ドラムが効果的で結構カッコ良いんですが、どうにもまっとうなThrash系だけはイマイチ。キレの無い演奏と土石流までいかないテンポが悪い方に作用しちゃってるっていうか。もうちょっとサウンドの方向性を絞り込んじゃった方が破壊力増すかも。
 ラス前、ぼんやり突っ立っていたら、見知らぬ方に声をかけられる。・・・ウチの番組聴いてくれてた方ですた。うーわ、そんな奇特な人いたんだ。つーか、なんで俺だって分かったんだろう?「番組と同じ声ですね」とか言われちゃったりw。なんかその場に居た人らも普通に番組のコト知ってて、ちょっとびっくり。そこにToo Circleの前田さんも加わって(前にも書いたケド、かつてFOODCHAINのメンバーとして、番組に出てもらったのねん)しばし過去話に花が咲く。前田さんからは新バンドのデモとかいただいちゃったり(まだバンド名決まってないそうな)。色々あって番組辞めたんですが、思ってたよりも色んな人たちが聴いててくれたんだなー。辞めたコトに関しては未練は無いのですが、ちょみっと悔いは残るかも。
 そうこうしてる間に、トリの千葉県は柏のDEEP SLAUTER登場。これがカッコ良い!今日出たバンドの中では、やはり頭一つ抜きん出てる印象。vox,G,G,B,Dsなんですが、まずvoxのテンションが高い&声もデカい。声ががっつり出てるんで、いきおい迫力も増すというもの。でもって、皆動く動く。スポーティ系にありがちなポーズとかではなく、内側から沸き出でる衝動によるアクションなので、観てるこっちも熱くなる。楽曲は変拍子を用いたテクニカルなハードコア。演奏もバッチリで、変拍子や凝った展開の曲なんかもビシビシ決まる。無論随所にストレートな展開なんかもあるので、頭でっかちにはならない。腰も入ってるし、ホントカッコ良かった。結構あっさり終わっちゃったのが物足りなかったですが、それをさっぴいても大満足。
 客は30人弱(関係者抜いたら・・・)だったんですが、そんなコトなどどこ吹く風、な好liveが堪能出来ました。とりあえずDEEP SLAUTERはオススメ。春頃に新音源が出るそうなんで、お楽しみに。
>DEEP SLAUTER http://members.jcom.home.ne.jp/2117765301/
>Too Circle Records http://www005.upp.so-net.ne.jp/toocircle/
なんか文中のリンクが上手くいかないんで、欄外にて