• EASTWEST「神楽つな Presents 三絃小話 WINTER2003冬号」

 商業誌でも活躍中の神楽つなさんの個人誌新刊。webや同人なんかで細々連載されている「三絃小話」をまとめた内容。相変わらず志紀さんのキレっぷりが素晴らしいのは勿論なんですが、随所に散りばめられているコラージュ系に見られる抜群のネタのセンスも見逃せない。エスパー伊東、水野晴男、イジリー岡田、故横山やすし師匠etc...人物だけではなく、風景や虫wや果物などを上手くとりこみ、ネタとして使っています。簡略化された絵と、間と、ネタ感の絶妙なバランス感覚は、いつ読んでもニヤリとさせられるコト受けあい。微妙にオールド・スクールなテイストなのも、個人的にはツボ。夏の新刊もメロンに委託するらしいんで、興味のある方はそちらへ。

 ご存知、うたたねひろゆきさんトコの新刊の1冊。もう1冊新刊が出てたのですが、そっちは完売(二日目)。内容はガドガドとナージャ。ガドは、サユリ×カタナからカタナ×アイコ。ょぅι゛ょに嬲られる(足コキ)カタナたん萌え(違w。ナージャは、オンリー系即売会でリリースされたコピー誌の再録。ぷにケのヤツ?相変わらず未完の嵐ですが、ココの作品の完成原稿を期待するような人はいないだろうから、それはそれで良し。

  • 甲冑娘「荒縄軍曹」

 相変わらず厚いのぉw。今回はギャグのりの作品が多くて、個人的にはかなり楽しめました。なかでも、岡昌平さんのサブマリン707Rのパロディは、破壊力満点。速水艦長大暴れw。逢摩文七郎さんの風雲黙示録マンガも相変わらずの面白さ。何故にそこまでハヤテにこだわるのかw。個人的には、杉浦俊朗さんのFF11レポートマンガがツボ。ギャグ風味でありながら、終盤emoい展開。エェ話しや・・・。
 毎度の如くアホなネタなんかも多数仕込まれていて、単純に読んでて楽しい1冊。これで列が早くさばかれるようになれば、言うコト無いんですがw。ま。苦労して買う価値はあるってコトで。
ex.>id:PIG-M:20030818

  • 甲冑娘「私立三絃堂学園購買部9號」+ 田丸浩史「スペース三絃堂学園」

 甲冑娘の新刊その2。三絃堂学園シリーズの新刊と、そのシリーズに載っている田丸さんの原稿を集めた個人誌。三絃堂シリーズは、甲冑娘本誌と違って設定(サムスピをベースにした学園モノ、という設定)という縛りがあるので、内容に統一感があるのが特徴。で、こっちでも岡昌平さん大暴れ。今回やたら原稿描いてるなー。ナコの天然&暴走っぷりが痛快な剣道マンガを披露。もう一つ良かったのが、ここんとこ参戦してる道満晴明さんのショート・チューン2作。1本は微妙に日常ネタを挿し込んだネタで、もう1本はシャルの衝撃の事実wが明らかに!ってな内容。タイトルからネタから懐かし過ぎ(タイトルは大迷惑、中身は暴れユニコーンが・・・ってまんまやんw)。
 田丸さんの個人誌は、一応三絃堂を踏まえつつも、実は影の主役はラムウさん(あのFFシリーズのw)だったりするんですが。商業作品以上にやりっぱなしな内容で、実に素晴らしいw。ファンならチェックしたい作品。