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横浜の4人組。前からTVで何度か耳にしたコトはあって、気にはなるもののイマイチ食いつくまでにはいかなかったのですが、ちゃんと音源を聴いてみてびっくり。"崩壊〜"のドあたまから、ぶっとい「わかってらっしゃる」ベースの鳴り。線は細いんですが、90年代以降のポスト・ハードコア/エモ・ロック等を踏まえたブレイク・ダウンのモダンな感覚もしっかり導入されており、アグレッシヴさも内包している印象。
ただ、インスト・パートのモダンさに比べると、voxはlyricも含めて面白さには欠ける気が。ま、一般的には受け入れられ易いでしょうが。ギターの鳴りも含めて、もっと凶暴さが欲しいところ。サウンドにあんまり振幅が無いんで、アルバム通して聴くと、ちょっとフラットで起伏に欠けるかな。楽曲の展開とかカッコ良いんで、もう少し攻撃的なサウンドを聴きたいんですが。
とか思ってたら、"君繋〜"ではそこら辺が結構改善されてきた印象。voxに気合が入ってきたし、ギターも印象的なフレーズをガンガン挿し込んでくる。楽曲的にも攻撃性が増してるし、細かいアレンジの妙なんかも隠し味として効いていて、アルバム通してがっつり楽しめる内容。試すんなら"君繋〜"がオススメ。結構気に入ってます。
- S★CREATERS "Choose Right Way"+"M.O.T"(AARON FIELD)
2002年5月に解散したバンドのアルバム。どうもイメージ的に色眼鏡で見てしまっていたバンドだったのでマトモに聴いたコトなかったんですが、友人に聴かせてもらったらなかなか良かったので、大阪にてワゴン・セールで叩き売られていた上記の音源を確保ｗしてもらいますた。1st"Choose〜"は北欧メロディックにPENNYWISE風味を効かせた印象。ちょっと薄暗いメロディがなかなかなんですが、地味かも。個人的には2nd"M.O.T"の方が好き。北欧風味は残ってるんですが、NO FUN AT ALL的というか、どこか突き抜けたポップさを前面に押し出していて、吹っ切れた印象。voxがハードにではなく、力強く歌うようになったのも、その一因かも（ニュアンス微妙でスマン。1stはちょっとハードさを出そうとして空回り風味）。Stop&Goの多い展開とかは、今となっては懐かしさすら感じさせてくれますが、往年の北欧系好きにはたまらんかも。意外といっては失礼ですが、メロディック系好きならチェックする価値あり。ちなみに同バンド解散後は、LAST ALLIANCEやdiscord、GREST等で各々活動中。とりあえず、2ndは広くオススメ。最近のお気に入りです。
