• PINHEAD GUNPOWDER "Compulsive Disclosure"(LOOKOUT! RECORDS)

 久々のP.G.のCDは、2000年に出たLOOKOUT!からのシングルやDILLINGER FOUR(MinneapolisのFinest Pop Punks!)とのsplitなんかの音源をコンパイルした内容。相変わらずこういう形式の音源多いなw。まぁP.G.といえば、ウチの日記では度々名前が挙がるex.CRIMPSHRINEのAaron Cometbusのバンドなワケで。もしくは、かつてex.FUELのMike Kirsch(SAWHORSE、TORCHES TO ROME、BREAD & CIRCUITS、etc.と彼絡みのバンドはどれもナイス)が在籍していたバンド。百歩譲って、ex.MONSULAのBill Schniederのバンド。の、ハズなんだけど、世間的にはGREEN DAYのBillie Joe Armstrongのサイド・バンドで片付けられてしまう。俺みたいに初期を愛する人間としては、そんな意見で済まされてしまうのは心外なのだが、実際問題近年のP.G.のサウンドではそう言われてしまうのも無理は無いワケで。なんつーか、随分ポップになっちゃったよね。聴き易くて良いっちゃー良いんですが、個人的にはあんま魅力は感じなかったり。今のポップなだけになってしまった(それは必然なのだが)GREEN DAYよか全然良いんですが、これを以ってEast Bayサウンドとか言われても困っちゃうのですよ?そのニュアンスは残ってますが、ここまでスマートになっちゃうと、もはやその範疇を超えてるかと。素直にGREEN DAYでこういう音出してりゃいいのにね。ここでのBillieの歌い方とかは好きなんだけどね。相変わらず全9曲14分という素っ気無さはナイス。P.G.聴いたコトが無い人には、分かり易くて良いかも。これ聴いて「ポップじゃないな〜」とか感じる人は、他のP.G.の音源には手を出さないのが吉。好事家は1st"Jump Salty"か2nd"Carry The Banner"をどうぞ。