• さくらぢま「同人誌宴会」「同人支援会」「SAKURADIMA TSU-SIN 5+β」「この恋」

 バーニア600さん、マテバ牛乳さん、神代夕月さん、咲人さん、猫又紅葉さんの5人サークルを初チェック。レヴォ会場巡回中にたまたま目にとまったのですが、これがもう大当たり。その場で売ってる全ての本(グッズとかは流石にパス)をゲット(なんとか当日の販売物は全て入手出来てた模様)。帰宅してからじっくり読んでみたんですが、どっかで見た事のある企画が載ってます・・・あぁ!NAL=ASKさんトコで紹介されてた「同士150人、総ページ170Pのこみパコピー誌」の音頭を取ってる方のサークルだったのね。やっぱりこういう面白いコトをやってらっしゃる方々っていうのはどっかで繋がってるんだなぁ、と妙な感心をした次第。
 「同人誌宴会」「同人支援会」は過去にリリースされたこみパ本をコンパイルしたディスコグラフィ。いやー熱いね、コレは。この時点ではバーニア600さん以外の方の原稿は正直稚拙なんですが、そんなことはおかまいなしに、ありあまる思いの丈を迸らせまくる初期衝動丸出しっぷりが素直に嬉しい。こういうeast-bayスタイルには弱いのですよ。小手先の上手いっぽい薄味の作品に興味はない。綺麗に描くのは大切かもしれないが、何を表現したいかの方がもっと大切なワケですよ(その両方を兼ね備えてるにこしたことはないんですが)。そしてメイン(と思しき)のバーニア600さん。この方は注目して欲しい作家さんですよ?ともすればスタイリッシュにすら思える作画ながら、間違いなく熱血気味な熱さを併せ持ち、そこに挿入される独自の妙なwノリでアクセントをつけ、しかも全篇に渡ってyouthでemoなテイスト満載。なんつーかFIFTEENみたいなカンジw?イミ分かんない人には「健康なTAGROさん」とでも言おうか。そんなバーニアさんの真骨頂が新刊「この恋」にがっつり詰まってるワケで。ちゃん様と和樹の甘酸っぱくも不器用な恋愛模様を、不必要なまでに熱く描いている力作。熱いよ、熱過ぎだよコレは。身悶えせずには読めない事必至の激情emo。惜しくも今回は前編というコトで、これに後編を加えてオフセ化してリリース予定。早ければBRAND NEW LEAFに委託で・・・?との事。「TSU-SIN〜」は「この恋」のイントロ(というか予告編)や実写レポもの、双六などの雑多な内容。いやもうおなかいっぱいですw。こういう作家さんやサークルに出会えるから、細々と色んなイヴェントに足を運んじゃうんだよねぇ。文句なしに大推薦。こみパ知らなくても、充分に面白いです。

  • Jellyfish Factory「Ragはじめました」

 サンクリに続いて短いスパンでリリースした海月まさみさんの新刊は、お得意のまったりムードを前面に押し出したラグナ本。なんつーか専門用語バリバリなんですが、それをさっ引いてもこのゆるゆるノリが心地よい。気持ちえちかったりするのも、また良し。俺はネトゲをやらないんですが、こういう本を読んでると稀に悪くないのかな、とか思ったりもします(や、思うだけですがw)。

  • 自爆SYSTEM「Believe 3.0a」

 涼樹天晴さんの新刊は、なんとGS美神本、しかもタマモ×横島ネタというありえない内容。そもそもGS美神自体同人ネタとしては当時でもかなりマイナーでしたが、このカップリングは見た事無いっていうかタマモ本なんてめっさレアですよ?イントロとアウトロはマンガなんですが、本編はイラスト&テキストを配した仕様で、そこでムーディさを醸し出しています。しかしタマモって後期のキャラなんで、微妙に印象薄いんだよな。涼樹さんも巻末でおっしゃってる様に需要を無視した作品なんですが、それこそが同人の妙だったりするんで、個人的にこれはこれで良し。

 名古屋crew、昇龍亭圓楽さんの新刊はタイトルどおりの春麗本。そういやぁ今年は元祖STREET FIGHTERがリリースされてから15周年だかなんだかだっけ。月日が経つのは早いのぉ。詳しい当時の思い出は日記に譲るとして、春麗さんが登場してからも12年になりますか。圓楽さんが描かれる春麗は年少風味ですがw、やっぱり春麗さんといえばあの過剰なフトモモなワケで、そういったイミではちょっと寂しいのですがw、エロい表情(圓楽さんの絵は表情が魅力的ですよね)に免じて赦そう、とか言ってみたり。どうでもいいんですが、春麗を最初「しゅんれい」って呼んでたのが俺だけじゃなくて良かったw(圓楽さんもそう呼んでたそうで)。軽いタッチで読める一冊。