えーと圓楽さんの同人誌のreview書いてたら、物凄い勢いで脱線してしまったんで、急遽日記の方にその部分を抜粋してきました。ストリートファイター(SF)から当時のカプコン話ってな内容ですんで、ジジィな方は懐かしんで下さいw。

 最初にゲーセンであのアップライト筐体(アップライトってもはや死語だろうか)を見たときのインパクトは凄かったけど、実際プレイしたらもっとびっくり。ボタンを叩く強さで強弱をつける、というアーケード・ゲームの仕様としてはかなり画期的なスタイルで、当時はかなりハマりました。技のコマンドも斬新で、とにかく昇龍拳が出ないw。おかげで、もっぱら波動拳竜巻旋風脚にたよりっぱなし。なかでも個人的に竜巻旋風脚の爽快感(回転が速くゴリゴリ当たる)は、いまだにそれ以降のどのSFシリーズよりも際立っていた、と思ってます。キャラの華の無さも凄まじく、当時の垢抜けないカプコンのイメージまんまな漢気溢るるタイトルでした。後に現在に至る基本仕様となる6ボタン式のテーブル筐体も出回ったのですが、あんなのSFじゃねぇよ!って思ったのは俺だけでしょうか。1987年の大晦日、新宿の大ガード付近にあったゲーセン(今はパチンコ屋)で飛翔鮫やSFをしながら年を越したのはいい思い出だw。
 しかし、正直ヒットしたかどうか、と問われれば微妙だったんじゃないだろうか?当時のカプコンって俺は全タイトル遊んでたけど、実際のところB級メーカーの域を出てはいなかった様に思える。SF前後のタイトルって86年に「アレスの翼」(縦横スクロールの2P同時プレイ対応(これって昔のカプコンの特徴)のシューティング&アクション・ゲーム。華が無かったなぁw)、「サイドアーム」(横スク(一部縦あり)・シューティング。合体があったり複雑な武器の使い訳があったりと、かなりマニアックな仕様のゲームでした。これ好きだったなぁ)、「闘いの挽歌」(横スク剣劇アクション。とにかく激ムズで、ラスボスは余裕で死ねる難易度でした。当時アーケードでクリア出来なくて、泣く泣くファミコン版でリヴェンジした思い出がw)、「ラッシュ&クラッシュ」(縦スク・カー・アクション・シューティング気味。ガン・スモークや戦場の狼みたいなタイプのゲームなんですが、自機の操作方法にクセがあって、その感覚がとてもお気に入りでした。自機は車なんですが、なんと乗り降り可能という仕様で、ちんまい自キャラで次の車を探すのが楽しかったりw。思い出深い作品。人気無かったケドw)。87年には「1943」(超名作シューティング。高校帰り、友人と共に大和を倒すのが一時期の日課でしたw。翌年の「1943改」は特定武器が強すぎてバランス悪かった)、「トップシークレット」(横スク・アクション。「ロックンロープ」ばりのワイヤー・アクションが画期的だったんだけど、とっつきの悪さに速攻でウチの近所のゲーセンから消えていったw。)、「虎への道」(縦横スク・アクション。「イーアルカンフー」風味(当時だと映画の「少林寺」か)のデカキャラがダイナミックに動くアクションゲームで、独特の武器の使用感なんかが心地良かったのですが、如何せん短命でした)、「必殺無頼拳」(一連のリリースの中でも、かなりの徒花っぷり。縦スクのアクションだったのですが、とにかく流通が悪かった&人気無かった。1,2回しかやってないんで、これといった思い出無し。)、「ブラックドラゴン」(激ムズ&激渋横スク・アクション・シューティング。これはムズかったなぁ。上手い人のプレイ見ると凄い面白そうなんだけど、自分でやったら瞬殺。家でじっくりやってみたいタイトルでした。今にして思えば、後の名作「ロストワールド」の原型と言えなくもない気も)、そしてSF。
 なんつーか結構微妙でしょ?コンスタントに良作をリリースしてはいるんだけど、どうにも地味なタイトルが多いっていうか。85年の名作ラッシュ(「エグゼドエグゼス」「戦場の狼」「魔界村」など。一部タイトルは意図的に抜いてますw)を思うと、いささかもたついた感は否めない。この後、確実なヒット&名作をコンスタントにリリースする様になり(88年「ロストワールド」、89年「エリア88」「ストライダー飛竜」「ファイナルファイト」90年・・・は無いなw)、91年、ついに「ストリートファイターⅡ」がリリースされる・・・
 っていうかなげーよw。やっぱ音楽聴くようになるまでは、アーケード・ゲームのタイトルと記憶が連動してたからね。84,5年頃から徐々にその機能が音楽に移行していくんだけど。俺は根っからのアーケード・ゲーマーだったから。実はファミコンに代表されるコンシューマーには当時(今もだけど)ほとんど興味が無かったんですよ。中3までファミコン持ってなかったし。でも、かれこれ23、4年になりますが、高校の頃脚を折って入院してた1ヶ月を除けば、毎週ゲーセンに行ってます。やるモンが無い、と文句たれつつも今でも週2〜3は必ず行ってるし。今となってはゲームよりも「ゲーセン」(断じてアミューズメント・スポットなんてトコじゃない)が好きなんだなぁ、と自覚するまでに至りました。俺の言うゲーセンは、間違ってもカップルや親子連れなんかが気軽に入ってくるような健全なスポットなんかじゃなくて、貧弱な坊やは油断したら速攻で狩られる様な、そんなharshな空気が支配する不健全な輩の巣窟の事を指しているのですよ。今じゃとんとそんなハコは見かけなくなりましたが、それでも新宿や新橋、横浜なんかにはそんな空気が支配してる(暴力性は流石に無いですが)店が幾つか生き残っていて、月に一度はそういった所で鋭気を養います。あ、ちなみに下手の横好きなんで誤解の無い様に。カンストなんてXEVIOUSぐらいしか出来なかったし。ゲーム・ネタは収集がつかなくなるんで、またいつか気が向いたらなんか書きます。疲れたーw。