• 悪の温室「おしリズム」

 犬塚ピロリロ(aka一条ちひろ)さんの個人サークルの本を久々にゲット。個人的に昔から好きな作家さんなんですが、いかんせん寡作過ぎw。しかもコピー誌がほとんどなんで入手も微妙に困難だったりと、なかなかお目にかかれない作家さんなのですよ。で、中身はなんだったかというと、十年一日の如くやはり餓狼の舞メインだったり。相変わらず独特のぽよぽよした身体つきと嗜虐心をくすぐられる愛らしくもエロい表情がたまりません。しかしいつ読んでも微妙に薄幸なんですが、この方の舞は気持ち白痴気味(っていうか舞がおつむ弱いのはデフォかw)なんでかわいそう、っていうよか可愛い、とか思っちゃったり。あと、意外だったのが犬塚さんがFF11にハマってること。半分はFF11ネタなのですよ。こちらは犬塚さんのライトなノリが堪能出来まして、なんといってもガルカの耳飾りネタが秀逸。パーティ内では鼻ピアスで一致だったそうですが、犬塚さんは乳首ピアスを想像したそうで、ご丁寧にもガルカのホモネタ絵を披露。最低ですなw。なにはともあれ健在で嬉しい限りですし、絵柄の方も顔の描写がより可愛くなっててナイスです。気長に次の作品を待つとしましょうかね。

  • アベルカイン「らっきーかむかむ」

 商業誌でも活躍されてるふぢまるありくいさんの個人サークル(とはいっても、近年は相方の広川浩一郎さんのサークルOVACASとの合体本も多く、ほとんど合体サークルの様相を呈しておりますが)の夏の新刊は、一部で熱狂的な信者が増殖しているくじアンねた。くじアンっていうのは「げんしけん」(木尾士目)の劇中作品である「くじびきアンバランス」という激萌えマンガの略称。げんしけんも嫌いじゃないんですが、正直くじアンが読みてぇ・・・と思わせるオタク心をくすぐられるキャラがてんこ盛りなステキマンガで、作者自身も細かい設定などを単行本などで公表しており、まんざらでもない様ですがw。
 ふぢまるさんは、そんなくじアンの事実上のヒロイン(実際のヒロインは違うんですが)である会長こと律子・キューベル・ケッテンクラートねた。やはりくじアンといえば彼女の強烈なインパクト抜きには語れない訳でして。金髪で巨乳なクール・ビューティ、そして独特の縦長なヘルメットを着用。この絶妙なバランスは反則でしょう。ここでは主人公との甘々エロマンガを展開してくれます。対する広川さんはフェティッシュなテイスト満載の、可愛いんだけど濃いエロマンガを得意としていまして、今回も橘いづみちゃんをがっつり凌辱。痩身なんだけど毛深く乳輪大きめ、という一部マニア絶賛の仕様。広川さんの嗜好って世間的には微妙かもしれないんですが、個人的にはわが意を得たりってな具合で、諸手を挙げて賞賛したいのですよ。巻末にはお約束の対談も収録されていて、オールド・スクール風味。念のために補足しておきますが、ふぢまるさんは別にエロ作家ではないんですよ。メカが得意なステキマンガも描いてらっしゃるんで、そこんとこ宜しく。しっかし本編での大野さんといい、げんしけんは侮れないよな。