• THE CHARLATANS "Tellin' Stories"(BEGGARS BANQUET)

 U.K.のヴェテラン・ギター・ポップ・バンドの97年産の5th。2ndまではリアル・タイムで聴いてたんですが、それ以降BEATU.K.とかでたまにP.V.をみかけるくらいで、全く音源はチェックしてませんでした。流石にこういうサウンドは食傷気味だったし。そんなカンジでひっさびさに聴いたワケですが、良くも悪くもあんま変わってねぇなぁ、と。以前よりは音が太くなってひ弱さは減衰しましたが、CHARLATANSらしさは健在。でも、昔よりもギターが前面に押し出されていて、ちょっと精悍になったかな。個人的には懐古気分で手を出したんですが、意外に劣化してなかったり。普遍的な、地味で良質なU.K.ギター・ポップという趣で、素直に楽しめました。他のアルバムもぼちぼち探してみるかね。

 N.Y.はロング・アイランドの5人組の2nd。所謂モダン・ヘヴィネス系のバンドってとこなんだろうが、メタルが下地というより、往年のジャンクっぽい印象が。UNSANEとかTODAY IS THE DAYみたいな(今の、じゃないよ)。おかげで悪い意味でのメタル臭さがなくて良い。前述のバンドよりも明快なメロディがあるおかげで、一般にも聴き易い仕上がり。個人的には、時折感じられる冷たく硬質な感触をもっと期待したいところなのだが、これはこれで悪くない。