• こた「1+1+1の近況」

 商業誌でも活躍なさってる田中浩人さんの個人サークル、「こた」の新刊は単行本収録作「1+1+1」の番外編と、魔女っ娘日記まんがwの2本立て。どちらも、肩の力の抜けた作品で、こういうテイストも田中さんの魅力だなぁ、と。井上さん萌えw。旧世代魔女っ娘スタイルで一部マニアにストライクなla-menちゃんの萌えっぷりもかなりキてます。魔法の板前てw。お気楽に楽しめる一冊でナイス。ただ個人的に痛かったのが、今回ニッキー買いそびれちゃったんだよね。「ちびちび〜」時代から好きなんだよ、あのノリがw。

  • 砂々塚「flow-float」

 かつてほどアンダーグラウンドな存在ではなくなった感もある、女装美少年モノ。このジャンルで個人的にもっとも注目しているのが、個人サークル「砂々塚」のリウヰチさん。今回の新刊も期待に違わぬ逸品です。前作がファンタジーの世界が舞台だったのに対して、今回はお得意の日常路線で。遙キュンの異常な萌えっぷりに昇天必死。男×男ですが、それが何か?抵抗を感じる向きもあろうかとは思いますが、そんなへタレには無縁の桃源郷がここに。相変わらずちょっぴり切ないテイストも効いてて、エモ好きも要チェックな作品です。まだまだ不当に評価が低い感は否めないのですが、俺は大好きです。

  • しいちゃんごきたいください「NAさんの本」

 たいたんさんの個人サークルの新刊は、ナージャ本。近年はパロディがメインですが、昔はオリジナルを描かれてて、俺はそれが好きでした。奥付のテイストがオリジナルの頃を彷彿とさせてくれて、なんか嬉しい。またオリジナルも描いて欲しいものです。

  • 自爆SYSTEM「CRESCENDOⅦ」

 涼樹天晴さん中心のサークルの新刊は、看板シリーズ「CRESCENDO」(ナデシコ本)の完結編。シリーズ一作目の「CRESCENDO」が出たのが99年の冬コミだったんで、実に3年半以上の長きに渡って描かれたシリーズでした。絵のタッチとか色々変遷はありますが、まずは完結を喜びたい、と。今回、ストーリーの時系列が載っているんですが、そのとおりに読んでみると、また格別な想いが。今回は本編はエロ無しなので、番外編でフォロー。炉好きの方も安心ですw。この方もちょっと寡作気味ですが、そろそろ2冊目の単行本も期待したいです。作風も広がってるんで。ともあれ、なかなか全作揃えるのは大変でしょうが、一見の価値アリです。

  • Jim's Jade「ETERNAL SNOW」

 東海昌騎さんの個人サークルですが、このコピー誌は後輩さんをゲストに迎えての2人編成。東海さんですが、見る人が見れば分かる方の別名義です。ちょっと今、ややこしいことになってるみたいなんで、別名義に関しては触れません。悪しからず。で、水月は雪さん本です。・・・全くもって意図してなかったんですが、水月本多いなw。拙さも目立つ仕上がりですが、雪さんへの愛溢るる姿勢が随所に感じられて、素敵です。こういう姿勢が同人誌の原点でしょう。雪さんファンなら納得・・・かな?