• NORTHERN UPROAR "S/T" CD.(BMG)

 マンチェスターの4人組の96年産1st。意外と最近のバンドだなぁ。てっきり90年代初頭のバンドかと思ってたんだけど。サウンドの方は、もう典型的なB級UKギター・ポップ。線が細くて、キャッチーで、どこか垢抜けないw。しかも、VOXの微妙に投げやりっぽい歌いまわしとか、もう嬉しくなるくらいイメージどおり。何故か数曲のプロデュースをMANIC STREET PREACHERSのJamesが手がけてる。VOXとかがそれっぽいといえなくもないが、よくわからん関係だ。UKギター・ポップ好き(マッドチェスターとかの言葉に反応しちゃうようなw)なら楽しめる一枚。

  • ODDJOBS "Drums" CD.(CMI/THIRD EARTH MUSIC)

 最新作「The Shopkeeper's Wife」CD.(THIRD EARTH MUSIC)がカッコ良かったので、この2ndも買ってみた。期待に違わぬカッコ良さ。とにかくトラックがいい。生音&Jazzyなフレーヴァー全開。こう書くとなにやら往年のネイティヴ・タン系を彷彿とさせるかの様に思われるかもしれないが、かなり感触は異なる。そういったエッセンスを用いながらも、全篇に渡って不穏で薄暗い雰囲気が醸し出されている。お洒落度マイナス気味w。MC陣(3人)がフラットで直線的なスタイルのせいだろうか。ともあれ、地下臭ムンムンのイカす一枚。

  • STAIND "14 Shades of Grey" CD.(WARNER)

 マサチューセッツの4人組の4th。個人的に所謂モダン・へヴィネス系のバンドにはあまり縁が無いのだが、このアルバムは結構気に入っている。以前がどういうサウンドだったのかは知らないが、ここで聴けるサウンドは、メロディに主眼を置いた、モダンなハードロックだ。グランジ以降、とでも言おうか。実際、リフのスタイルやリズムなんかが今っぽくはあるが、演ってることはスケールのでかい王道のアメリカン・ロックだし。CREEDとかPEARL JAMとか、あの辺が好きな人ならマスト。まっとうにロックしてて、素直にカッコいいと思えた。でも、他のアルバムを試す気にはならないケドw。