3/28 "The Scribbler & WWIT presents「The Scribbler : WWIT Split CD Release Party」"@吉祥寺WARP

 前夜のyounGSoundsレコ発に続き、珍しく連チャンでライブを観に行ってみたり。


 ハコが吉祥寺なので特に寄りたい所も無かったため、WARP目指してまっしぐら。が、WARPのある通りまで来たところで違和感を覚えまして。・・・あ、WARP近くのコンビニが無くなってる。WARPに行く際にはそこでお茶とかを買っていまして、無論この日もそう目論んでおったワケで。他のコンビニの場所など知るはずもなく、ちと途方に暮れてしまいましたが、結局そこいらの自販機で飲み物を購入することで好しとする。あたしゃ酒を呑まないから融通が利きますが、無くなったコンビニで酒を買っていた人は新たに酒を買う場所を開拓しなければならないので、ちと面倒かも?そんなどうでもいいコトをぼんやり考えながらWARPへ。前売りも当日も同価格だったチケットを買い求めフロアへ入ると、当然のようにスタッフさん以外の人影は無し。上のロビーで話し声がしていたから、そっちに行けば誰かしらいるであろうことは明白でしたが、上まで戻るのが面倒だったのでw、弾幕STGのようなミラーボールの光を漫然と眺めながらしばし呆ける。やがてちらほらと人が入り始め、ht君らもやって来たので軽く談笑しつつ時間を潰してるところで開演。


 トップはDance With Me。観るのは昨秋以来でしたが、そういえばその時もWARPで観たっけか。DWMはいつだって最高ですが、この日も文句なし。独特の寂寥感溢るるギター・ロック・サウンドを熱く、荒々しく、男臭くブチ撒けており、Jawbreakerにも通ずるエッセンスを感じるのは自分だけではないはず。アグレッシブで攻撃的でありながらもキャッチーでシンガロングできるようなフックがしっかりと組み込まれてる楽曲のクオリティは実に高い上に、既存の手持ちの曲のアレンジを細かく変えたりする創意工夫が常に感じられ真摯に音楽と向き合ってる姿勢が感じられるところも実に素晴らしい。この日も、最後の披露した"永遠"の導入部分を、従来のverよりもかなりドラマティックにアレンジしてきてまして、心奪われました。沁みるなぁ。早くアルバムを録っていただきたいものです。

 久しぶりに観たSpy Masterは、相変わらずyouth crewやthrashリバイバル一派らとは完全に一線を画す、ピュアな80's USHCサウンドの影響を色濃く感じさせる音を披露。新曲が増えてたり既存曲のアレンジがちょっと変わってたりしたので新鮮でした。頻繁に同じバンドを観るのも良いものだけど、こうやって観る期間が空くと変化の度合いが明快になるので、これはこれでアリだなぁとか思ったり。この日はvoxのウエムラさんがキレキレでして、縦横無尽に動き回りながら熱唱しまくりで良いカンジ。やっぱHCはvoxのテンションに左右されるなぁ・・・と再認識。Spyにしては多少演奏がラフではあったけど、勢いがあったから、それはそれで好し。ホント、良いバンドです。

 この日の個人的なベスト・アクトは、COMMUNiCATES。バックの技術的な安定感もさることながら、尋常ならざる演奏のドライブ感が凄い。だから、BPM的にはさほど速くなくとも、疾走感がハンパじゃないので心地よいったらありゃしない。系統的には★HISATAKA★辺りと通ずるものがあるけど、このバンドは時折Thrash Metal的な爆発力をみせる瞬間があって、そこが面白く、魅力的だったり。Thrash Metal的な匂いの源は、DsとG。速い曲でDsが叩き出すビートや、GのヒステリックなプレイにThrash Metalの影響を感じたのは俺だけじゃないはず。そんな要素を詰め込んだ曲が中盤辺りで披露されたんだけど、終始機関車ビートで爆走しながら強引に展開していくサウンドはハンパなThrash Metalバンドを余裕で蹴散らすカッコ良さで、濡れた。多少なりともThrash Metalを通ったことのある人なら、絶対に何がしか感ずるものがあるのではないかと。ドライで燻し銀なUS Hardcore Punkサウンドに1stの頃のTankard的エッセンスを加えたような音とでも申しましょうか、結構独特な音になってきてるような。近いうちに、また観に行かねば。

 普段あまり話す機会の無い方とゆっくり話すことが出来たりもしたし、なかなか楽しゅうございました。