1/6 "日本まな板ショウ"@しもきた空間リバティ

 久しぶりにまな板ショウを観てきまして。


 仕事の進捗状況が微妙に芳しくなかったので直前まで行けるかどうか分からなかったのですが、なんとかメドが立ったので、ひと安心。昨年末から自分の中でのリバイバル・ブームがきている往年のThrash Metalなんぞ聴きながら、小田急線に揺られて一路下北沢へ。ちなみに、行きに聴いてたのはコレ。いわゆる四天王の中では、あたしゃMegadethが一番好きなのです。特に2ndと4th。ファンの方には申し訳ないけど、5th以降のMegadethは・・・ちょっと・・・w。

Peace Sells But Who's Buying

Peace Sells But Who's Buying


程なくして下北沢に到着し脳内でヘッドバンギングをキメつつ改札を抜けると、目の前にぴっかり高木がいたんで吹いたw。早くもまな板のゲストの一枠が判明してしまったことに微妙にガッカリしつつ外へw。例によってudさんと合流し、下北沢どんぶりでディナーとしゃれこんでから会場へ。開場したてこそガラガラでしたが、開演前にはフロアが半分くらい埋まり、まずまずの動員か。


 印象に残った芸人を幾つか。まず、久しぶりの登場となったチャンス大城。しばらく観ない間に若干ネタの方向性に修正が加えられてたので、ちとビックリ。最大の変化は、ブリッジを固定化し、それを定期的にネタに組み込むようになったこと。これにより、ネタ中の区切りが明確になり、リズムも生まれて分かりやすくなるはず・・・なんだけど、肝心のネタ自体は相変わらずとっちらかってるんで、ある意味余計分かりにくくなったようなw。生まれながらに変拍子な芸風なもんだから、無理から明快で分かりやすくしようとしても齟齬が生じてしまい、その齟齬が今までとはひと味違うテイストを醸し出してて新鮮っちゃ新鮮だったんだけど、若干のもどかしさも禁じえない。やっぱチャンス大城は、どこまでも奔放に変拍子で踊り続けてたほうが良いと思うなー。

 ポンちゃん人形は、相変わらず雑でマンネリ気味な腹話術ネタだったんだけど、時折黒いボヤキを入れてたのが目新しく、そのリアルなトーンが妙にツボってしまったw。完全に道化と化してる腹話術ネタよりも、黒いネタのほうがハマるんじゃなかろうか。初見だった「よしえつねお」は、ex.ラジークイーン。ラジークイーンはオカマ・ネタがメインだけど、今回はピンでの登場だったので、オカマ・ネタとは一切無縁なプレデターのモノマネ漫談で勝負w。ただ、プレデターのモノマネをしてるはずなんだけど、微妙にっつーかかなりロボコップ的擬音が差し込まれるので、だんだん何のモノマネをしてるのか分からなくなっていったw。とは言え、一切引くことなくガンガン前へ前へと押しまくっていく猪突猛進スタイルは清々しく、結構気に入っちゃったり。駅で見かけたwぴっかり高木も勿論登場。ピンになって日が浅いせいもあってかネタの出来・不出来がかなりはっきりしちゃってるんだけど、今回はボクサーという設定だったので、だらしない肢体を惜しげもなく晒してくれたので、否応無しに笑かされてしまった。そんなビジュアルをさらに活かすべく、縄跳びしながらネタをするという仕掛けに、またしても持ってかれる。息が乱れるのを見越して滑舌に意識を集中させてたおかげで、普段以上に言語明瞭だった点も見逃せないw。また、弄られキャラっつーかいじめられキャラとしての地位も確立しつつあり、今後に期待が持てる・・・かもw?

 この日のベストは、遂に東洋・太平洋のレギュラーに昇格した横須賀歌麻呂。昨年末の単独公演での勢いを年が明けても持続しており、妥協なき下ネタをお見舞いしてくれやがりました。「童貞」という言葉に過剰反応する、童貞臭が抜けない青年の魂の叫びが下北沢に木霊したとかしないとか。ちなみに、東洋・太平洋のレギュラーになっても、まな板には出演し続けるっぽいのでひと安心。正直、横須賀が出なくなったらまな板に足を運ばなくなる可能性大だしねw。