7/12の記憶(前編)

 先週の土曜は白川郷っつーか雛見沢に日帰りで行ってまいりまして。


 新横浜を8時前に発つ新幹線のチケットを入手していたので、5時半前に起床。TVKで延々流れてたMISIAのremixアルバムかなんかをBGM代わりにしつつ、朝刊読んだり*1天気予報確認したり身繕いしたりして時間を潰し、6時過ぎにSteruss聴きつつ出発。ウチから新横浜に向かうルートは二つあって、町田からJR横浜線に乗り換えるルートのほうが若干電車賃が安い上に数分早く新横浜に着けるのですが、この日は別ルートの橋本からJR横浜線に乗るほうをチョイス。何故そうしたかというと、町田から乗るよか橋本から乗ってたほうが座れる確率が若干高いかな、と踏んだため。通勤通学の時間帯にJR横浜線を使う機会なんて無いので人の流れが全く読めず、憶測のみで判断してみたのですが、結果から言えば正解。橋本からは座れませんでしたが、早々に座る機会に恵まれたので楽々新横浜に到着。新幹線のホームに向かうと、夏休み前とはいえ週末ということもあってか、それなりの人出。そんな観光客をぼんやり眺めてる間に乗車する「ひかり」が到着したので、乗車。


 今回は指定席だったのですが、件の車両内は3割程度の乗車率か。なのに、ワタクシの席にはどこぞのおっさんが座ってたので速やかに排除排除。つーか、隣の席の人じゃなくて自由席の人だったので吹いたw。自由席は座れないほど混んでたのか?てなコトを考えてる間に出発。隣にも前にも人がいなくて快適快適♪とご機嫌だったのも束の間、小田原で団体客を筆頭にどっと乗客が押し寄せまして、7割近くの席が一気に埋まり、ワタクシの隣の席にも客の姿が。幸い一心不乱に携帯を弄り続けている人畜無害な客だったので鬱陶しくはなかったですが、景色をデジカメで撮ろうとしていた当初の計画は頓挫。・・・だって、なんとなく恥ずかしかったんだものw。ともあれ、雛見沢をナビゲートしてくれる魔人と連絡を取り合ったりしてる間に名古屋着。早速魔人と合流し、挨拶もそこそこに魔人カーに乗り込んで一路雛見沢へ。


 好天に恵まれすぎ、ギラつく陽射しが照りつけるも車内は快適。最近周囲で話題になってる岸田教団をBGMに近況などを語らいつつ、快適なドライブを堪能。この日は最近開通したばかりの有料道路を使って移動してるらしく、普段の週末に比べても車両が結構多めとのことでしたが、殆ど渋滞らしい渋滞にも出くわさず途中で休憩も挟まなかったため、ほぼ2時間で雛見沢入り。早っ。とりあえず道の駅で一息入れようと思ったら、なんとそこの駐車場から前原邸が見えるじゃありませんか。

非現実と現実が交錯するえも言われぬ感覚は筆舌に尽くし難い。これが聖地巡礼の醍醐味なのか・・・。正直、あたしゃ熱心な「ひぐらし」ファンでもなんでもないんですが、そんなワタクシですらインパクトを受けるんだから、ファンの心境たるや推して知るべし。熱心な「ひぐらし」ファンである魔人が折をみては足を運んでいるのも頷ける。道の駅近辺の他のスポットを軽くチェックしてから移動再開。

が、本格的に巡礼を始める前に、ちょみっとだけ早めにメシでも食っときますかっつーコトで、関連スポットの一つである蕎麦屋に赴いてみたのですが、この店があからさまの敷居が高くて、入るのに躊躇いを感じまくりw。だって店構えは高級そうだし、表にメニューは無いし・・・。とは言え、せっかくの旅先だしっつーコトで、ちと背伸びして恐る恐る門を潜り、靴を脱いでから入店。店内はそこそこ広々としており、ブロックごとに趣きの異なる席が設けられておりました。特に店員が誘導しに来る様子も無かったので、唯一空いてた囲炉裏の席に陣取ろうと確認をとったらOKが出たので、そこに腰を据える。以降の客は入店をガンガン断られてたので、ラッキーだったと言うべきか。でも、結論から言うと店の内装以外見るべきところの無い店だったので、入店拒否られたほうが幸せだったかもw。蕎麦は腰があるというよりはただ硬くて細切れだったし、麺つゆは味にまろやかさがなく、塩分強め。しかも無駄につゆの量が多いので、なんかもう・・・。店員も気配りや小回りが効かないので、居心地もあんまよろしくなかったので、ちゃっちゃと食って店を後に。最後にお茶をもう一杯飲みたかったが、頼んでから5分くらい待ってもこなかったので諦めた次第w。


 僅かの時間停車してただけなのに、あっという間に熱気がこもりまくった車内の空気を換気し、本格的な巡礼開始。典型的な地方の田舎町然とした街並みを抜けると、これまた典型的な観光地然とした街並みが広がってまして、予想以上の観光地っぷりにビックリ。ひとまずはそこをスルーし、雛見沢を一望出来るスポットに向かう。圧倒的なまでの新緑に包まれた田舎道の先に件の展望台が。眼下に広がる景色は、紛うことなく雛見沢のそれ。

でも、周囲にはツアーの観光客がいたので結構賑々しく、じっくり感慨に浸る・・・とはいかずw。ちなみに、この展望台に至る道の一つが作中の通学路の一つだったり、駐車場脇の細道の先にある祠も作中に出てくるスポットだったり。


ひとしきり周囲を散策してから、今度は街中のスポットをチェック。街中の駐車場はどこも満車だったので、川向こうのデカい駐車場に車を停め、以降は徒歩にて散策。雛見沢の中心部に向かうには吊橋を渡らねばならなかったのですが、その前に綿流しの現場である河原に下りてみたり。見渡す限り広がる砂利や、河原から見上げる吊橋など以外と見所が多く楽しめます。


でも、川の水に手をつけた魔人曰く「意に反して温かった」とのことだったので、ちと残念w。河原から這い上がり吊橋を渡るところで、今回の旅でも随所で発動することとなったワタクシの高所恐怖症スキルが見事に発動し、平静を装いつつも傍から見ると不審極まりない挙動をしつつも、なんとか無事に橋を渡り終え、安堵安堵w。


 街中に入り、まずは一大スポットたる古手神社を訪問。ここは展望台からの景観、後に登場する小学校裏手などと共に感慨深いスポットの一つ。


比較的空いていたので、じっくりと参拝。噂の絵馬も拝見しましたが、これを微笑ましいと受け取るか、残念と受け取るかは貴殿次第。古手神社を出てメインストリート奥の道に進むと、田畑は青々と茂り、いたるところを流れている水路ではゴツい鯉や虹鱒が泳ぎまわっているという観光地とは一線を画した真の雛見沢の姿が。こういう田舎道をのんびりとあてどなく歩くというのは、本当に心地よい。ところが、この道の先には「ひぐらし」スポットが集中していたのでした。

*1:普段は朝刊を読んでから寝るんですが、さすがに前夜は朝刊が届く前に寝たw