4/20の記憶

 サンシャインシティを離れたところで、お疲れ気味なant君は離脱。ワタクシとsd君だけで秋葉原を目指す。ht君らが来るまでには結構時間があったんで、腹も減ってたし時間も潰せるしってことで、例によって浜勝でメシを食うことに。所用を済ませたyki君も無事に合流したので、3人でもふもふメシを喰らいながら、一般的に食事中は忌避される*1べき話題で多いに盛り上がる。リミッターかけずに話せるって楽しいですねw。


 そうこうしてるうちにバンドの練習前にもかかわらずht君もやって来て、即売会終わりに集うデフォの面々が勢揃いし、愚にもつかないトークがますますヒート・アップ。そんなテンションのまま街へと繰り出し、ワタクシのワガママでメロンブックスへと雪崩れ込む。昼間は同人誌を買い込んだので、夕方は商業単行本でも買い漁ろうってな寸法。大概のブツはあったのですが、一冊だけ目当ての品が見当たらない。それは、かわくぼ香織の新作「がっくんチョ」。かわくぼ香織は、以前「かっちぇる♪」という長崎を舞台にした弱小女子バレーボール部の青春群像モノを描いていた漫画家さんでして、垢抜けないんだけど暖かく、そして伸び伸びとした作風が個人的に結構ツボだったのですよ。で、そんな「かっちぇる♪」以来の単行本が、この日探してた「がっくんチョ」だったワケで。別段人気のある漫画家さんではないのですが、一応天下の講談社からのリリースですんでどこでも買えるだろうと思いきや、メロンはおろか次に足を運んだゲーマーズでも見当たらない。こうなってくると意地にもなろうってモンで、周囲の迷惑顧みずK-BOOKSに吶喊。ところが、平台を探しても見当たらず、途方に暮れるワタクシ・・・。駄菓子菓子、どうしても諦めがつかなかったのでダメ元で店員さんに尋ねてみたところ、あっさりと平台の一角から一冊の本を取ってきてくださいまして。


 「ちゃんと探したんだけどなぁ・・・」と微妙に腑に落ちなかったのですが、手渡されたブツのジャケを見て得心がいきまして。ワタクシは単行本派なもんで、「がっくんチョ」という作品の内容は一切知らなかったのです。ただ、前作の「かっちぇる♪」がこんなカンジ

かっちぇる 6 (月刊マガジンコミックス)

かっちぇる 6 (月刊マガジンコミックス)

だったので、新作に対してもそれに準拠したイメージしか抱いてなかったのですが、件の「がっくんチョ」のジャケはこんな
がっくんチョ(1) (KCデラックス)

がっくんチョ(1) (KCデラックス)

だったのですよ。このジャケには見覚えがあるけど、従来のかわくぼ香織の作品のイメージからはかけ離れすぎてるので、端から除外してたっつーかw。ともあれ、ようやくお目当ての本を入手出来たので、物欲が昇華されました。


 K-BOOKSから出る頃にはht君のタイムリミットの頃合となっていたので、お別れ。残る面々は、yki君に付き合って御茶ノ水ジャニスというレコ屋まで行くことに。あたしゃ全然知らなかったのですが、このジャニスという店はレンタルCD屋だそうで、なかなかの品揃えとのこと。が、レンタル屋の品揃えなんて高が知れてるよなぁ・・・などと内心一人ごちていたワタクシですが、一歩店内に入った瞬間、目が点になる。なんぞ、この品揃え。 Techno、Electronica、Hip Hop、Guitar Pop、HR / HMから日本のメジャーやアンダーグラウンドに至るまで、痒いところに手が届きまくった驚愕のラインナップが用意されており、度肝を抜かれまくり。つーか、そこいらのマニアックなレコ屋なんてメじゃねぇぞ、これ。久方ぶりにレコ屋で興奮したわ。そこここに欲しい、聴いてみたいCDが山のようにあって、目移りしまくり。3人揃って姦しくキャッキャウフフと店内を徘徊しまくり。楽しいったらありゃしない。この店が中古盤屋だったら、100万くらい余裕で使っちゃうよ。ウチからは貸し出しと返却をセットで考えると2往復4時間、電車賃が¥2000近くかかってしまうけど、ちょっと本気でここの会員になるという選択肢を考慮せざるをえない。自分の知らない素敵な音楽と出会える可能性を広げるには、うってつけの店かと。音楽が好きな人なら一度は足を運ぶ価値あり。そして虜になってしまえw。


 実質1時間ちょいしかいなかったはずなんですが、恐ろしく濃密な時を堪能。そんなジャニスの興奮覚めやらぬまま近場のマックに赴き、またしても3 時間ほどみっちりと話し込んでしまい、結局23時にお開き。三々五々帰路に着いたのでした。朝から晩まで同人誌と漫画とアニメと音楽に満ち溢れた、なんとも濃ゆい一日でございましたよ。

*1:食事中じゃなくとも、とも言える