電車を乗り継ぎ原宿で下車。そして改札を抜けた瞬間から凄まじい人ごみに見舞われ、急速にテンションが下降するワタクシ。人ごみは駅周辺を抜けても一向に減らず、それどころか代々木公園に近づくにつれ、路上でのバンド演奏の騒音も混じるようになって苦痛と殺意は増す一方。そんな苛立ちは路上バンドのギャグにしか聴こえないラップまがいな歌声を聴いた時点でピークを迎え、久方ぶりに心がドス黒い負の感情で塗りつぶされ、如何ともしがたいまでにささくれだつ。その結果、花見会場まで足を運んだ上で挨拶もそこそこにその場から去るという人として最悪な行為をしてしまいまして・・・大人気ない態度をとってしまい、本当に申し訳なかった。とは言え、そんな反省は今だから言えるワケで、当時のワタクシは一秒も早くその場を離れたい一心だったので、全く土地勘は無かったものの一顧だにせず歩を進め、苔の一年なんとやら、無事駅に辿り着き、逃げるように電車に乗り込んで代々木公園を後にしたのでした。


 多少他者とも交流を持ちようになったから油断してましたが、やはり己が社会不適合者であるという事実を再認識した次第。