4/6 "執事とらのあな!2" / "サムライHEART" / "Triplet Rhapsody 2" / Wing:1〜コインにこいれる〜 / "子羊たちの春休み3" @ 都産貿台東館

 日曜、即売会に行ってきまして。
 この日の会場は都産貿台東館。目当てのサークルはあったんですが、オンリー系の小さな即売会だし、新刊が全年齢向けだから気合入れてかかるほどの修羅場にはなるまい、と判断。その結果、ちと遠回りになるけど微妙に観光気分が味わえるルートを使って会場入りすることを決め、ちと早めの7時半頃家を出る。すると、程なくしてyki君からメールが。「いつ頃会場に来ますか?」との問いに「10時前には着くよー」と返信し、ほってほってと駅まで歩を進める。が、次の瞬間、ふと疑念が生じたので、先ほどのメールの文面を読み返すと、「会場に行きますか?」ではなく「会場に来ますか?」と記されてまして。よもやと思い「もう会場にいるの?」とメールを送ると、案の定「てへっ☆」との返信が。どうも、前日ライブを観、そのままオールナイトのクラブ・イベントに雪崩れ込み、その足で会場に向かった模様。若いとはいえタフすぎる行動力に絶句しつつ、しゃーないから観光ルートを取りやめ、最短ルートに変更して会場の最寄り駅である浅草を目指す。


 若干乗り換えが面倒ではありましたが、当初の予定時間より圧倒的に早い9時過ぎに浅草に到着。yki君と連絡を取りつつ会場を目指し、無事合流。パっと見、外に一般待機列は形成されてないっぽかったので館内に入り、エレベーターでハヤテ・オンリーの会場のあるフロアに移動。すると、フロア内の一角に一般入場待機列が形成されてたので、最後尾に鎮座ましまし。yki君から昨夜の顛末などを訊きつつくっちゃべってると、あっという間に開場時間が迫ってきまして、列の整理が始まったのですが、これがなかなかどうして正直というか合理的というかってなカンジに手法が採られまして。通常、列の整理といっても着席者を立たせスペースを圧縮するくらいが関の山なのですが、この日は「初動が大手じゃない方は手を上げてくださーい」という斬新すぎるスタッフの声が発せられ、いささか度肝を抜かれる。しかも、挙句の果てには「初動がbolze.じゃない方は手を上げてくださーい」という身も蓋もないアナウンスが告げられる始末。まぁ実際、待機列に並んでた半分以上の一般参加者が初動bolze.だったので実に適切な対応だったとは思うんだけど・・・w。


 で、開場。とは言っても、並んでた列がそのままbolze.の待機列に変貌を遂げたので、スムーズにbolze.の新刊の入手に成功。こんだけユーザー・フレンドリーなイベントも珍しいなw。以降は、ざっと他のスペースを覗いてから階下で開催されてるみつどもえオンリー・イベに移動。こちらはまだ開場してなかったので、未購入だったカタログを購入し、一般待機列で並んでる間にチェックチェック。結局、開場時間よかちょっと押しての開場となりまして。ワタクシもそそくさと入場し、カタログを見て気になったサークルに足を運んでみたのですが、まだ来てなかったり・・・。しゃーないので他のサークルに並んでみたのですが、ここで若干戸惑う出来事が。そのサークルは成人向けの本を売ってたのですが、購入の際に年齢確認できるものの提示を求められたので、慌てて財布から免許証を取り出して事なきを得たのですが、どうにも効率の悪いやり方だったなぁ・・・。ところが、同イベントの別のサークルでは、チェック無しで成人向けを頒布してるトコもあり、何がなんだか。このフロアで再合流したyki君によると、サークルによっては成人向けの頒布物にシールドが施され、立ち読みすら出来ないトコもあったらしく、成人向け対応の不手際が目立つ結果に。先日のイベントでは事前に年齢確認を行い、認証された人にリストバンド*1を配布して未然に混乱を防いでいたのですが、リストバンドとまではいかなくとも、ライブハウスみたく手の甲にスタンプを押したりする形での認証は可能だったはずで、主宰サイドの見識の甘さと不手際が気になりました。


 ともあれ、併催されてるSTGオンリー・イベにも足を運んだりしてちょこちょこ購入し、終了風味。時刻は正午過ぎだったので、ぼちぼち来るであろうsd君に連絡を取ってみたところ、会場に向かって移動中とのことだったので、会場に留まって待つことにしたのですが、ただ待つだけなのも芸が無いので、階下で開催されてるマリみて・オンリーにも足を運んでみたのですが、ここが素晴らしかった。受付にはリリアンの制服を着た女性陣が陣取っており、入退場する方々に「お帰りなさいませ」とか「ごきげんよう」とか声をかけてくださるという力の入れよう。カタログと共にスタンプカードを渡されたのですが、それを見て再度ビックリ。この日の参加サークルを巡るのかと思いきや、さに非ず、マリみてのオンリー・イベント毎にスタンプを押していき、今年10月に開催されるイベントでスタンプが満了になるという、結構な規模のスタンプラリーだったり。気合の入りようにおののきつつ入場してみると、フロア内も熱い熱い。かなりデカいサイズ*2カラー・ポスターが飾ってあったり、シンセっつーかエレクトーンみたいな楽器が設置してあり、時折生演奏してたり、キャッキャウフフとレイヤー同士戯れてる姿を撮影してるスタッフの方が蔦子コスだったりってな具合で、色々と空気読みまくった演出が冴えておりました。一般参加者も空気が読める方ばかりのようで、コスプレしてるレイヤーさんたちをむやみやたらと撮影したるする光景には出くわさず、それどころかレイヤーさんたちが醸しだすリアル山百合会な雰囲気を穢さないように、男性の参加者が一定の距離を保ちつつ愛でていた姿が印象的でした*3。終盤になっても撤収するサークルは少なく、終始フロアが賑わっていて、本当のマリみてが好きな方々が集ってるんだなぁ、と感心した次第。先日のTAT-HONもそうだけど、こういう風に愛や情熱が感じられるイベントっていうのは、実に素晴らしい。


 ひとしきり堪能し、yki君とうだうだくっちゃべってると、例によって比嘉さんの姿が見えたので、ちとご挨拶してみたり。きっとサンクリCOMIC1、ティアとかでも会うんだろうなw。ちなみに、珍しくサンキュータツオさんもご一緒でした。


 そんなプチイベントを消化したトコにsd君が合流。が、めがっさテンション低し。なんでも年齢照会用のアイテムを忘れてきたらしく、「もう帰る・・・」と言い出す始末。ところが、カバンから何故か保険証が発掘された途端、目に見えて生気が甦ってきまして、喜色満面。小躍りすつような足取りでフロアに消えていったとかいかなかったとか。すっかり血色が良くなったsd君が帰ってくる頃には、いよいよ終了モードってなカンジだったんですが、sd君のお友達で、ワタクシやyki君も若干面識のある作家さんが完全に遅刻なれどコピー誌を製本してやって来るそうなので、その方が着くまで暫し時間を潰すことに。とりあえずメシでも食いますかってな流れになったので、一旦都産貿を離れ、雷門近くの食堂で妙に安い、そして値段に比例した味の定食を食ったり、仲見世で焼きたての人形焼を頬張ったりして時間を潰し会場に戻ってみると、件の作家さんがもう到着してたりw。軽くご挨拶をし、新刊を購入したところで、撤収。代々木公園で行われてる花見に参加すべく、浅草を後にしたのでした。

*1:貨物用のテープみたいなヤツ

*2:B0くらい?

*3:この事は、月曜に開催された「4日目」というイベントで比嘉さんもネタにしてた