2/29は、複数のエロゲやギャルゲのビッグタイトルの発売日が重なっておりまして、幾つかの取り扱い店で午前零時から臨時で深夜販売を敢行するというイベントがあったのですよ。ワタクシもご多分に漏れずビッグタイトルの幾つかを予約しておりまして。当初の予定では深夜販売など眼中に無く、普通に発売日当日、お笑いのライブを観に行くついでに店舗に立ち寄って購入しようと目論んでいたのですが、幸か不幸か前日にライブが入ってしまったので、否応無しに「帰宅が遅くなる=深夜販売に参加出来る」という構図が脳内で成り立ってしまいまして。
 とは言え、帰宅するためには新宿発24:18の電車に乗らねばならないので、長蛇の列に並ぶのはNG。若いモンなら漫喫なりマックなりで朝まで過ごして始発で帰るってテもアリでしょうが、ライブ終わりで結構ヘロヘロな年寄りの身としては、そんな無茶など出来るはずも無く・・・。ダメ元で覚悟で店舗を覗いてみたところ、まだ店外に列は形成されておらず、微妙に明るい展望が・・・?入り口付近の店員さんに話を伺うと、列は店内に形成されてる模様。恐る恐る2Fに上がり、列の具合を確かめてみると、狭い棚の隙間を縫うように列が形成されており、その長さは到底5分10分で解消されるレベルではなかったので、俯きながら店を後にし帰路に着こうと思ったのですが、その道すがら、ふと閃いてしまいまして。
「社長カーを召喚すれば良いんじゃね?」
 「エロゲ買うと帰れなくなっちゃうんだけど、迎えに来てくんない?」とか頼むのも人として如何なものかと思いましたが、どのみち断られるだろうと高を括り連絡を入れてみたところ、あにはからんや、所用が済んだ後でなら行けるという色好い返事を賜ってしまったもんだから、さぁ大変。予想外の事態ではありましたが、好機は逃さず、お言葉に甘えることにしまして店舗にとんぼ返り。先ほど店舗を立ち去ってから10分ちょいロスしただけだったのですが、戻ってみると既に列は店外に形成され始めており、慌てて最後尾に並ぶ。すると、直ぐに店員さんから「時間の都合上、最悪の場合ここに並んでる皆様には販売出来ない可能性もあります」的な宣告が告げられる。うそーん。この店舗では秋葉原のように声優を招いての大々的なイベントは無く、単にブツを販売して終了ってだけなのですが、この人だかり。秋葉原の惨状を慮っている間にも着々と列は伸びていきまして、店員さんが対応に追われまくりで、まさにてんてこ舞い。お疲れ様です。
 寒空の下、道行く人々の好奇のまなざしに晒され、独り悦に入りつつ待つこと暫し、店内から人がぞろぞろと流れ出てきまして。どうも、精算を先行させ*1、ブツの受け取りは別途行うという2段階方式での販売方法となった模様。動き始めた店内組に羨望の視線を向けつつ、店外組はただただ待つのみ。やがて漸く店外組の列も動き出し、店内に形成されてる精算列に順次流し込まれ始め、ワタクシも店内に侵入。寒風吹き荒ぶ寒空から一転、暖房の恩恵に与り夢見心地だったので、遅々として進まぬ精算列のはけ具合にも苛立たず、穏やかな心でその時を待つ。結局零時半過ぎに精算を済ませ、再度店外に赴き、今度はブツの授与待機列に並ぶ。何度も列に並ばされるので苛立ちを隠せないのでは?と思われる向きもありましょうが、既にブツを受け取る資格を得ていたので、余裕綽々だったり。なんという現金な生き物。
 相方と電話しつつ時間を潰し、ほぼ25時頃にブツを受け取り、めでたくミッション・コンプリート。店外で感慨に浸ったのも束の間、一気に気が緩んだせいで、ライブの疲労がどっと押し寄せ、身体の節々が痛み出す。運悪く、社長の到着は当初の予定より遅れ26時頃になりそうとのことだったので、小1時間ほど時間を潰さねばならぬ・・・。とりあえず近場のファーストフード店に入ろうかと思ったのですが、社長がこの近辺の位置関係に明るくなかったぽかったので、社長が分かる場所に移動し、その近場で休息出来るトコを探すコトに。何故なら、一度休んでしまうと気力が完全に萎えてしまい、若干の距離の徒歩移動さえ出来なくなってしまいそうだったので、辛うじて気力を保ってる今のうちに移動しとこうってな寸法。
 ギター・ケースを背負い、意外と重い、ソフトが入ったデカい紙袋を片手に深夜の新宿を徘徊し、落ち着いた先は何故か牛丼屋。・・・だって、アテにしてたマックが24時間営業じゃなかったんだもの。しゃーないので、用を足したり*2普段では考えられないくらい丹念に咀嚼しながらメシを食ったりして時間を潰し、26時近くまで粘ってから店を後にし、合流ポイントに向かう。幸い、合流ポイント到着後、程なくして社長到着の報が入り、無事合流。何故か声優系番組がBGMだった車内に乗り込み、一路西へ。疲労困憊だったので道中寝てしまったらどうしよう・・・と危惧しておったのですが、意外と睡魔の襲撃には遭わず、談笑しつつ深夜の街を突っ走り、27時頃に無事到着。社長のご好意に感謝しつつ別れ、帰宅。速攻で風呂に入り命の洗濯を済ませてから寝床にルパン・ダイブを敢行し、失神するように就寝。長い長い一日が終わったのでした。

*1:レジの〆の関係上だかなんだか

*2:トイレのドアが暗証番号付きだったのでビックリ。店外に位置してるので、客以外の人が使えないようにするための措置なんだろうね