9/29 "苦肉祭45〜李麗仙と冷戦状態〜"@中野ハルコロホール
会場であるハルコロホール前に着くと、意外と人影はまばら。漫バカでチラシを撒いてから日が浅かったり、週末だったりってな好条件が揃ってたんで結構人がいるかと思ったんだけど･･･。ともあれ、開場時間まで少々間があったので立ち話に興じながら時間を潰していたところ、何やら足元に痒みを覚えまして。ふと目をやると、蚊が･･･ッ！しかも単体ではなく複数いたらしく、同時多発的に痒みが足全体に広がりまして、泣きそうになるﾜﾀｸｼ。この日は肌寒かったにも関わらずﾜﾀｸｼだけ短パン着用だったせいか、剥き出しの下半身が狙われまくりで、結局開場時間までの僅か10分ちょっとの間に両足併せて20箇所以上刺されるという大惨事。今夏は殆ど蚊に刺されることなく過ごしてきたのですが、ひと夏分のツケをまとめて支払わされた気分･･･。つーか、まだ痕が残ってますｗ。
やがて開場時間となったので、蚊から逃げるようにホール内に駆け込み、チケ代を払って中に。適当な席に陣取ろうとフロアを見渡したところ、妙な違和感が･･･？UDさんの指摘で気がついたのですが、いつもは中央通路を挟んで3連ずつ設置されてる椅子が、この日は2連ずつしか用意されてませんで、妙に通路が広く確保されてるという･･･。その広い通路を利用するようなネタが展開されるのかしら？と期待半分不安半分でｗｋｔｋしながら開演を待つ*1。
ほぼ定刻通り、19時半過ぎに開演。前半戦でパンチが効いてたのは、冷蔵庫マンこと飯塚俊太郎。手製の冷蔵庫の着ぐるみを着用し、その冷蔵庫の収容物を駆使したお寒い「冷蔵庫ジョーク」を飛ばしまくるという自爆テロ風味な芸風が持ち味なんですが、この日も逆ギレ気味なテンションで冷蔵庫ジョークを連発。ジョーク自体はナニなんですが、その確信犯的なスタイルを前にしては否応なしに笑かされるっつーか。
初見だったうかれ小島も強烈。UDさんの話によると、前回は「舐める詩人の会」とかいうネタをやったらしいのですが、詩を朗読しながら、それが書かれてるノートをベロベロと嘗め回すという凄まじいネタだったそうで、未見のﾜﾀｸｼは期待に胸躍らせていたのですが、今回のネタもなかなか。2本ネタをやったのですが、そのうちの一つが結構ツボ。身内の恥をクイズ形式で暴露しまくるという、SFAばりのhateフィーリングに満ち溢れたネタを初期Crimpshrine風味なへっぽこスタイルでお届けするという妙な味わいを醸しだしておりまして、なんとも良い塩梅でございました。また観たいなぁ。
後半戦はいつも通りハイレベル。ヤイビーン比嘉こと沖縄の比嘉は御馴染みの手塚先生ネタだったのですが、暫く観ない間にデフォルメが進行してまして、今回は上半身こそいつもの手塚コスだったのですが、下半身はブリーフ一丁。無駄に毛深い下半身を目の当たりにし、周囲の女性客かた嫌悪のリアクションが沸き起こるも比嘉はどこ吹く風ってな体でネタを進行。会場近くのまんだらけで自著ｗである「火の鳥」の単行本が「いけない！ルナ先生」の単行本と同額で売られてるコトに嘆き憤るというハイテンションなネタを披露。ハイテンションになればなるほど活舌は悪くなるのは気にしない方向で。
そして御大ヘブリスギョン岩月が登場。ネタと脊髄反射の思いつきトークが交錯する強烈なカオティック･ワールドを目の当たりにし、観客一同サンドバッグ状態で一方的に滅多打ち。さらに、今回はチ○コに薬を塗るというネタが差し込まれたのですが、それを客まで披露するのかと思いきや、なんと楽屋*2に戻って塗るという斜め上をいく展開に発展。楽屋内は、その強烈な刺激臭を前に阿鼻叫喚の地獄絵図と化しているのですが、客席からその様子を直接見ることは出来ないというジレンマｗ。その後戻ってきたヘブリスギョン岩月の下腹部が露出されてるワケも無く、その身に纏った刺激臭だけが惨劇の名残を感じさせたという、そのイケズっぷりに嫉妬。
三平×2は、久しぶりに萌肌実ネタで勝負。沖縄の比嘉がネタで使わなかった、かるま龍狼の「へべれけ」片手に登場。てっきり、ここ最近好んで展開してる都市伝説ネタでくるかと思ってたので、嬉しい誤算。ハンドマイク片手にオタネタでアジるスタイルなのですが、リアルなオタ芸人なだけにネタの一つ一つが説得力満点。特に秀逸だったのが「スク水の尊さは大人にならないと分からない」的な一節。なんという重みのある一言か。時間こそ短かったですが、ハートを鷲掴みにされるネタでございました。
今回はレギュラー陣に欠席が多かったけど、うかれ小島やボンちゃん人形*3のようなニュー･フェイスも拝めたし、思いがけず冷蔵庫マンも観れたので満足満足。
