7/19 "嗚呼 お笑い 東洋・太平洋秘法館タイトルマッチ vol.135"@しもきた空間リバティ / ジジぶぅ / 猫ひろし / ペパーミントの風に吹かれて / シザー斉藤。 / 銀座ポップ / 横須賀歌麻呂 / チャンス大城 / ペイパービュウ / 世界のうめざわ / なべやかん / ぴんぽんず / ウクレレえいじ / イワイガワ / 東京ペールワン / 長州小力 / 元氣安

 下北沢に、お笑いを観に行ってきまして。
 駅でUDさんと合流し、開場時間である18時半頃に会場に到着すると、いつもよか入場待ちしてる客の数が若干多め。とは言え、既に整理券を確保してたので早めに入場出来まして、望むポジションの確保に成功。UDさんと客の多さに言及しつつ談笑してると、あっという間に開演時間に。
 初手からジジぶぅ猫ひろしという師弟コンボが炸裂したり、「ペパーミントの風に吹かれて」の中の人がネタ用に着用してたTシャツがJadakissのTシャツで思わず噴いたりってなカンジでまずまず堅調な流れが続いたのですが、やはりピークは横須賀歌麻呂チャンス大城というまな板ショウ勝ち上がり組のネタ。
 横須賀は、団地妻の井戸端会議ネタ。掴みが、旦那とElton Johnとの浮気ネタという想像外のネタで、「どうりで最近近所でElton Johnを見かけると思ったのよ」的なセリフがツボ過ぎて悶死寸前。以降はヤリマン・ネタに終始したのですが、これがもう下劣極まる下ネタのオンパレードで、最低すぎて最高でして。なんせ、あまりのヤリマンっぷりから、そのマ○コには広告媒体としての価値があるってコトで陰唇とかに企業名が掲載されてるだとか、某大国が勝手にそのマ○コの領有権を主張し始めただとかいう具合に、ご近所のヤリマンの奥様のマ○コが国家レベルでの摩擦を引き起こすにまで至るという凄まじいスケールに発展。世間広しと言えど、ここまで圧倒的なスケールでお届けする下ネタは、なかなかお目にかかれるものではないぞ、と。殿方充と横須賀歌麻呂がいる限り、日本の下ネタ・シーンは安泰です。

 一方、チャンス大城は珍しく小道具を持参してのネタを展開。その小道具とはマネキン風味な人形。それを我侭な女優さんに見立て、自身との身分違いの恋物語を熱演するという、いつになく整合性溢るるネタを披露。テンプレ全開なクサいセリフをまくし立てながら、人形と背中合わせに座ったり、抱き合ったり、口づけたりってなカンジでドラマティックに展開していくのですが、要所要所で従来のチャンス大城らしいアヴァンギャルドな展開をみせていくので、ある意味いつものネタ以上にカオティック。終盤は人形をもう一体投入し、三角関係へと雪崩込んだところで、急転直下の投げっぱなしエンドでフィニッシュ。なんかもう凄いとしか形容のしようがございませんw。従来のPower ViolenceスタイルからOrchidもかくやってなカンジのEmo Violenceスタイルへと突然変異したような印象で、その懐の深さに感服しきり。

 ちなみに、チャンス大城の後の出番だったペイパービュウは件の人形を携えて登場しまして、その人形にジョン・ウー風味*1な低空ドロップキックをカマして喝采を浴びておりましたw。
 大喜利コーナーでは、元氣安が大暴走。いつもの教祖様の正装である赤褌一丁の姿で登場したかと思ったら、やにわに客席にケツを向け、褌の隙間から己がケツメドを披露。ご丁寧に、微妙にご開帳風味だったせいで赤黒い直腸も顔を覗かせておりまして、場内ドン引き。大爆笑しちゃったワタクシやUDさんの居心地の悪いこと悪いことw。まぁ、会場側の規制が厳しくて、東洋・太平洋ではファンタジアのような無茶なネタが飛び交うコトが無いせいか、客層も若干ライトなため、こういう品性下劣で低俗極まる行為は歓迎されない模様。
 実際、元氣安も、トリである自身のターンになった時は、「答案二枚返し*2」ばりに両手を使って左右交互に素麺を食べてみせたり、新品のコンドームをフロアに撒き散らしたり、ポップコーンをばら撒いたりってなカンジの煮え切らないパフォーマンスに終始しており、ご開帳で高まったワタクシの期待を見事に裏切ってくれました・・・。無念。
 この日は何故か一組ずつの持ち時間が少なく、テンポは良かったんだけど若干物足らなさを禁じ得ない結果となってしまったのが、いささか悔やまれました。とは言え、前述したように横須賀歌麻呂とチャンス大城で充分お腹はいっぱいになってたんですがねw。

 終演後は、いつもならまったりと談笑してから帰りますが、お互い下北ではリラックス出来ない体質なので、さくっと帰路に着いたのでした。

*1:言うまでも無くsuwaの技ね

*2:「とどろけ!一番」参照