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Intergalactic Maiden Ballet / Square Dance
- アーティスト: John Zorn
- 出版社/メーカー: Tip Toe
- 発売日: 1994/01/05
- メディア: CD
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バンドのほうは、G、B、Sax、Dsの4人組。サウンドは、ロック寄りなfusion*2。サウンド・プロダクションもロックのそれに近いし、ムダにBがチョッパーを多用してるしで、今聴くとちょっと経年劣化してるように聴こえるのが泣けるw。ただ、そういう音に、控え目とはいえ随所にJohn Zorn特有のヒステリックなフレーズを叩き込んでいくスタイルは、なかなか面白く、他の曲よりも緊張感が格段に高くて刺激的。
この音源がレコーディングされた1989年〜リリースされた1990年頃のJohn Zornは、"Spy vs Spy"、"Naked City"、"Torture Garden"等をリリースしていた頃でして、John Zornが最もエキセントリックなサウンドをクリエイトしてた時期だったにも関わらず、このアルバムで聴ける音は、それとは程遠い代物。なんせ、バンドのsax奏者とユニゾンしてプレイしたりしてるんだから、推して知るべし。
てな具合に、時代背景を鑑みても、この活動はなかなか興味深かったワケで。でも、そう思えるのは今だからであって、当時の感想は別ものだったり。この音源は、その昔近所の新星堂か山野楽器かどっかで購入したんだけど、"Naked City"辺りのサウンドを求めていたワタクシの琴線に触れるはずもなく、当時は「微妙」という一語で切って捨てまして、長らくダンボールの奥底で寝かせておいた次第。