6/13 "鳴呼 お笑い 東洋･太平洋秘宝館タイトルマッチ vol.134"@しもきた空間リバティ / 亀子のぶお / ペパーミントの風に吹かれて / 横須賀歌麻呂 / ガッポリ建設 / ペイパービュウ / 世界のうめざわ / なべやかん / ぴんぽんず / ウクレレえいじ / イワイガワ / 東京ペールワン / 元氣安
昨日は、上記のライブを観に、下北沢に行ってきました。
例によって下北沢には全く用が無いので、18時に駅に到着し、先行してたUDさんと合流。UDさんが整理券を確保してくれてたので、とりあえずメシにしましょうってな流れになり、UDさんの案内で「トムズ製麺」という中華料理屋に向かいまして。件の店は、内装などは下北風味な小洒落た体を装っていたので、軽く呪詛を唱え始めようかとしてしまいましたが、店を切り盛りしてる初老の男女*1の姿を見た瞬間、寛容な気分になりましたｗ。
ﾜﾀｸｼは、名物と思しき「冷やし坦々麺」なるメニューをオーダー。待つこと暫し･･･つーか意外と待たされた後に出てきたのは、パっと見サラダにしか見えない代物。千切りにした各種野菜の上を極彩色のトマトが彩り、湯でられた肉の切り身がトッピングされてるのですが、肝心の麺の姿が全く見当たらないという･･･。漬け汁は酢辛系で、普通の坦々麺の味付けとは異なるテイスト。挽肉も入ってないし。そんな漬け汁に野菜を浸けて食べ進めていったのですが、なかなか麺の姿を拝めず、食べてる感覚は本当にサラダ気分でしたよｗ。まぁヘルシーなメニューなんで女性にはオススメかもしれませんが、「坦々麺」を期待すると裏切られるので注意注意。
メシを終え会場に向かうと既に開場してたので、早速中へ。相変わらず女性の多い客層ですが、最前列〜2列目の中央付近にきっちりとエアポケットが出来てるあたり、「分かってらっしゃる」方々なんだなぁ、と感心ｗ。ﾜﾀｸｼたちも被害を受けそうにない範囲で前方に陣取り、開演を待つ。
以下、印象に残った芸人にのみ言及。
横須賀歌麻呂は、残念なことに先日の「日本まな板ショウ」と同一のネタ*2だったので、新鮮味は無し。それでも件の「SEX!!!」のくだりは笑っちゃったんだけどねｗ。
以前から興味があったんだけど観る機会に恵まれなかったガッポリ建設は、予想以上の面白さ。
絶妙なC調っぷりと適度な脱力風味が魅力だったんですが、それを男臭いにも程がある出で立ち&ルックスでお届けするため、濃ゆいことこの上なし。個人的にツボに入ったのは「腹ピアノ」というネタ。大竹まことライクなルックスの室田の腹*3をピアノに見立て、それを弾きながらCOMPLEXの"Be My Baby"のサビを熱唱しまくるというものでして、客層にそぐわない選曲の妙や、その後の空回りっぷり*4に濡れた。
ペイパービュウは、久しぶりに堅調な漫才を披露。見た目が邦彦のネタ飛ばしが無くても面白いコトを再確認しましたｗ。でも、肝心のオチの部分でグダってしまったのはご愛嬌。
ぴんぽんずは、ボケとツッコミがテレコになってのネタを披露したのですが、これが全く違和感が無い上に面白いという皮肉ｗ。なんせ、ぴんぽんずを観るのが二度目だったﾜﾀｸｼは、素でテレコになってたコトに気付かなかったしｗ*5。個人的には松崎のソバット気味な蹴りツッコミが、往年の出川のソバットに通ずるショボさがあって、ちょっとグっときましたねｗ。
ウクレレえいじは、全く似てないにも関わらず「高倉健」という体でネタを展開し、ウクレレ漫談気味なネタを披露。合間に合間に舞台袖に向かって「なぁ稔侍」と小声で呟くトコがポイント。中盤以降は、北島三郎にシフト*6し、デフォルメしまくった「祭り」を熱唱。相変わらず大喜利では冴えないけど、やっぱウクレレえいじのネタの破壊力は抜群。
前回の東洋･太平洋で観て一発で気に入ったイワイガワは、今回は尺の短い学校コントで勝負。ジョニ男の好き勝手絶頂な奔放さが眩い。今回のネタで意外と下ネタなんかも使ってくるというコトが分かったのは収穫。短くても面白かったんだけど、やっぱ長い尺で観たいなぁ。単独とかやってくんないかしら。
トリの元氣安は、「暗黒おいおい教」の教祖様として降臨。暗転した場内が明るくなると、全身を黒に染め上げた教祖様の姿が。
パっと見、ペインティングしてるのかと思いきや、ゴム状の皮膜で全身をコーティングしてまして、フロアを練り歩きながら、それを客に剥かせていくという、ネタっつーかパフォーマンスを披露して、呆気ないくらいあっさりと終了するという通り魔的なステージングでございました。
今回は出演者数こそ若干少なめでしたが、良くも悪くも飛び道具系の芸人が少なかったせいか、手堅い漫才やコントを堪能出来たので、それはそれで面白かったなぁ、と。
