6/3の記憶(前編)

 会場を後にしたワタクシたちは、この日の裏メイン・イベントである「ラーメン大 蒲田店」に向かうべく歩を進め、艱難辛苦を乗り越えて、無事に到着。時刻がランチタイムだったせいか、店外に7〜8人ほど並んでおり、人気の一端を垣間見る。そんな列を横目に眺めつつ食券を購入し、最後尾に鎮座ましまし。
 なんでも、店は一人で切り盛りされてるらしく、列の回転は頗る遅かったのですが、残念な会話を繰り広げつつ、なんとか耐え忍び、順次入店。店内は、かなりくたびれた風情な上にカウンター席のみというOld School極まる空間で、個人的には心地良い。で、ワタクシは「ラーメン大盛り+チャーシュー+細切れチャーシュー+野菜マシ」というオーダーをチョイス。野菜マシをオーダーするとき、昨年喫した二郎めじろ代店での苦い敗北の記憶が脳裏を過ぎりましたが、この日は空腹がピークを迎えていたので、意を決して野菜マシをコール。
 暫し後に出てきた代物は、結構な量の野菜が盛られた視覚的に威圧感のある丼。ご丁寧に、スープが零れるのを防ぐ皿が下にセットされてるのが、ユーザー・フレンドリーっつーか。一瞬「やっちゃった!?」と戦慄が奔りましたが、丼を手に取った際、予想外に重量感が無かったので、ほっと一安心。この重量なら問題ない・・・!
 心理的に優位に立ったせいか、何のストレスも無く箸が進む進む。野菜は最低限の歯ごたえが残る程度の茹で加減でしたが、そのおかげで顎への負担が少なく、もりもり食べ進めていけまして。チャーシューは、二郎で言うところの「ぶた」ではなく、オーセンティックな「チャーシュー」だったので、至って普通で障害足りえず。麺は二郎系特有の太めで芯のあるゴワゴワしたそれでしたが、二郎に比べれば大盛りの量が控えめなんで、問題なし。なによりスープが脂こそ多めですが、味付けがマイルドなので、総じてバランスが良くて食べやすかったのですよ。
 結局、全く手こずることなく、あっさりと食べ終わり、退席。二郎特有のbrutalさを求めて行くと肩透かしを食らうけど、一般的にはこっちのほうが食べ易いんじゃなかろうか。量的にも、ワタクシがオーダーしたくらいのセットだと腹八分目くらいにはなると思うんで、食いしん坊さんでも最低限は楽しめるのではないかと。また、PiOの帰りに寄ってみたいトコですな。
 てなカンジで遅い昼食を終え、一同は秋葉原に移動し、ライブがあったSDさんは離脱。残った面々は、秋葉原を経由してお茶の水に向かったのでした。