5/13の記憶

 午前中は友人の手伝いでABCに行ってまして。前回の変態祭ほどではありませんでしたが、まずまずの人出。さっくりと買い物を済ませ、後は売り子をしつつ知人らと談笑に興じたり。イベント自体は、お昼を過ぎてからは散発的に時限コピー頒布で多少ダマが出来る程度で、通常の頒布に関してはほぼ終了ムードだったので、14時半頃には撤収。友人とは現地で別れ、ワタクシはSDさんと共に渋谷に移動し、某バンドのリハを拝見するコトに。
 このバンド、以前聴かせてもらったリハの音源がえらくカッコ良かったので、期待してスタジオに入ったのですが、この日は全体的に低調。ちょっとこじんまりとまとまり過ぎてる印象で、ちと微妙な出来だったのですが、終盤は建て直し、ラストは件のリハの音源に近いレベルにまで回復したので、最終的には楽しめました。HCは、つくづく感情に左右される音楽であることを再認識した次第。
 スタジオ後、Bさんが主導して企画したクラブ・イベントの会場であるEdge Endに皆で移動したのですが、全員うろ覚えな上、目印らしい目印がパっと見で見当たらず、渋谷を徘徊するハメに。暫し彷徨った後、先行していたボンさんと無事に合流。なんと、店のスタッフさんがまた来ておらず、本来の目印である立て看板が出されてなかったそうで。そりゃー見つからないはずだわw。
 程なくしてスタッフの方がやってきまして、とりあえずDJ陣が機材使用法のレクチャーを受けるために先行して入場。件のEdge Endは、バー・カウンターのようなノリで、思ってたよりもこじんまりとした作りでしたが、その分居心地の良い落ち着いた雰囲気を醸し出していまして、悪くない塩梅。で、肝心のレクチャーですが、なんせ初めてのDJなんで、CDJとかには触れたコトも無いワケで、事前はちと心配していたのですが、ことさら凝ったコトをするワケでも無かったので、必要最小限の操作だけなんとか頭に入れ、ちょこちょこ動かしてみたのですが、思ってたよりもさっくりと動かせたので、一安心。
 そんなこんなで、開演時間の18時となったので、初代さんのターンからスタート。

 当初から「日本のバンドしかかけない!」と豪語してましたが、その言葉に恥じぬチョイスっぷりを披露。なんと、30分間延々バービーボーイズをかけるという空気を一切読まないワガママなセレクト。若年層のノー・リアクションっぷりが眩かったw。かくいうワタクシも、ここぞとばかりに近所のコンビニまで買出しにw。
 続く煩悩さんのターンは、なんとIRON MAIDENで開幕。

 これは意外。メタルを連発した後は90年代の日本のメロディック*1をメインとした選曲にシフトして、初代さんとかが大盛り上がり。煩悩さんはアナログを主体として、曲を丸ごとかけるのではなく、どんどん音源を繋いでいくスタイル。この日一番こなれてて、「DJ」らしかったですねー。
 お次の[N2]さんは、GHOULやLIP、DOOMといったJapcore〜Thrash系をただひたすら連発するという、今までとは全く異なるド直球路線で爆走。

 リハの段階ではORANGE 9mmとかかけてたので、ちょっと裏切られた気持ちになっちゃったりw。ま、そこら辺のテイストは後半のパートで聴けたのですが、それは後述。[N2]さんのパートが終わると同時に、そのパートで一番盛り上がったたであろうYYさんが到着するという皮肉w。
そんな流れを受けてのワタクシのターンは、下記のような構成。
少女Q feat.上原 都 / 桃月学園1年C組feat.上原 都
Their Ploy / Ottawa
N.Y. Flat Top Box / John Zorn
もってけ!セーラーふく(TV size) / 泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾)
Pienso En Ti [I Think Of You](MAW Featuring Luis Salinas Nuyorican Mix) / Nuyorican Soul
Back Stab Gospel / Poison Idea
Luv (sic.) pt.3 / Nujabes Feat. Shing02
Time After Time / Quietdrive
Come Apart Together, Come Together Alone / Discordance Axis
鳥の詩 / Lia
 前半のムチャな流れは、個人的には気に入ってるのですが、どうだったのかしら。
 二度目の初代さんのターンは、有とかマニラ帰り、R.F.Dとかで攻めたらしいのですが、客人と話し込んでて聴きそびれた・・・。
 煩悩さんの二回目は、FRANK & THE WALTERSとかVELVET CRUSH、DINOSAUR Jr.とかのド直球Guitar Pop路線を筆頭としたラインで、沁みる沁みる。でも、ラストはハレ晴レの7"を使用w。
 そんな流れを受けた[N2]さんが魅せる。なんと、Chip Tune ver.のハレ晴レを繋げ、そこからCLAWFINGERやDUB WAR、ORANGE 9mmなどの年寄りの琴線に触れまくるバンドの楽曲を連発*2。そして終盤は電波系ソングのオンパレードに雪崩れ込むという、豪腕チョイスっぷりを披露。中でも圧巻だったのは"童話迷宮"。ここでSSさんがスパークしまして、ダイブを繰り返しながら床を転げ回り、咆哮を上げつつ"童話迷宮"をシンガロングするという出禁一歩手前な野獣っぷりを披露。激しいにも程があります。そんなSSさんの爆発力に感心しつつも、SSさんをキレさせるに至った楽曲をチョイスしてみせた[N2]さんの引き出しの多さに改めて感服した次第。恐ろしい子
 ワタクシのラストは、結構ベタなカンジ。
Forkboy / Lard
Kill Yourself / S.O.D.
Animal / Def Leppard
The Garden Centre Murders / Doctor & The Crippens
If I Can't Change Your Mind / Sugar
I'm Gonna Get You (Original Flavour Mix) / Bizarre Inc.
Hazel / Senseless Things
I Can't Explain / Beyonds
 今回の隠れテーマであるlate 80's〜early 90'sテイストを前面に押し出してみたのですが、遊び心の無いチョイスになっちゃったかなぁ・・・と。反省。
 最後は微妙に煮え切らない空気になっちゃったので、オーラスで煩悩さんがアニソンをかけ、和やかムードのうちに終了となったのでした。終了後は、皆でラーメンを食いに行き、三々五々散っていきまして。
 今回のイベントは、結果として身内しか集わなかったという非生産的な結果となりましたが、それでも普通に楽しかったと思えたのは、ワタクシだけでしょうか。まだまだ改善の余地は幾らでもあるので*3そういった課題を踏まえつつ、次回以降にも繋げていけたら好いなぁ、と思った次第。

*1:MICROPLANとかw

*2:勿論、その辺に瞬時に反応したのは数人だけだったケドw

*3:映像のチョイスや、今回未遂に終わった、ちょっとしたフリマ開催とか