4/1の記憶(前編)

 日曜は、朝から「電撃文庫 春の祭典」に行ってきまして。特にこのイベントに興味がありそうな人も思い浮かばなかったので、一人でひっそりと行くつもりだったのですが、何故か当日9時頃にアキバの電気街口改札外でITさん(東海地方在住)と待ち合わせするコトになっちゃってたワケで。朝8時前に家を出、順調に移動。総武線沿線の桜を愛でつつ、8時40分頃にアキバに到着。待つコト暫し、意気揚々と、ホントにITさんがやって来ちゃいましたよ?その驚異的な行動力とタフガイっぷりに乾杯。
 挨拶もそこそこに、何はともあれ会場であるUDXに向かうワタクシたち。程なくしてUDXに到着すると、幾つかの入場待機列が形成されてたので、その中から物販の列を探し出し、そこの最後尾に並ぼうとしたのですが、なんと物販の列が2つありまして。一方はこの日の新刊限定列で、他方はバックナンバー等の列。最後尾案内のバナーには「新刊は5限まで」のアナウンスが記してあったので、効率重視なら二手に分かれて並べばいいのですが、お互い、そこまで必死なテンションでもなかったので、二人揃って新刊の列に並ぶコトに。
 物販の列は屋外の日当たり良好な場所に形成されていたので、折からの日射に照らされまくりつつ、あれこれとくっちゃべりながら開場までの時間を過ごす。珍しく、音楽の話とかもしちゃったよw。
 当初は、予想してたよりも人出が少なめだったのですが、談笑してる間に続々と増えていきまして、開場時間の10時前には、ぷにケット・クラスにまで待機列が増加。そして開場を迎えたのですが、企業イベントらしく、遅々として入場が進まない。結局、20分ほど牛歩した後に、待望の新刊販売所らしき場所を視界に捕らえる。そこは、意外と言うかなんつーか、会場外に設営されたテント・スペースでして、新刊は買えても、会場内には入場出来ない、というステキな仕様だったワケで。だからバックナンバー用*1とは別途に列を形成してたのね・・・。
 幸い、問題無く新刊は入手出来たのですが、今度は会場内に入るために、またしても待機列に並ぶハメに。ここでも、すこぶる列の捌きが悪かったのですが、隣で並んでるITさんは、そんな瑣末なことなどどこ吹く風ってな風情でにこやかに佇んでまして。訊けば、さっき購入した新刊に「護くん〜」のステキなイラストが掲載さてていたそうで「いやー、こんなイラストが収録されてる本なら、2万円*2は安いですよ!」と熱弁を振るい、勢い余って不適切な発言を連発してましたが、全て黙殺。
 そんなしょーもない駄話をしたり、会場の柱に設置されてた液晶パネル

に目を見張ってみたりしてるうちに、ようやく入場間近な位置にまで移動できたのですが、そこからさらに入場まで待たされまして。どうも、場内の入場者数を一定数に保つために入場制限を行っていた模様。混雑緩衝や万引き防止といった意味合いが込められていたのではないかと。
 意外と悠々としてる場内に羨望の眼差しをひとしきり送った後に、ふと傍らのバナーに目をやると、欲しかった限定本の幾つかが、既に「完売」となってまして、にょろーん。後日、アニメイトのフェアで入手の可能性が残されてはいるものの、些か後悔の念も過ぎりました。が、その後悔の念は、暫し後に逆恨みへと昇華しまして。件の限定本が陳列されてるコーナーを見やると、なんとそこには「1種類につき5限」との表示が。企業イベントだから完売を促進するのは分かるけど、入場者数に応じて限定数を調整したってバチは当たんないぞ、と。開場1時間ちょいで完売するくらいの冊数しか用意してないんだったら、初手から5限とかにしなくてもいいんじゃなくって?そんな憤りを胸に秘めつつ、入場後、残ってる限定本をそっと手に取る。ワタクシ。
 その他の物販は、基本的にCOSPAとかで扱ってるような製品が主だったので、慌てて買わなければならないモノも無く、好みの色味だった「とらドラ!」のTシャツのみ購入。物販ブースを出ると、そこはイベント・ホール。メディアワークス絡みのゲームを販売してたり、大型モニターで各種OVA等のプロモ映像を流したり、読者コーナーで公募したイラストや、電撃文庫の作家が撮った写真が飾られていたりと、なかなか賑やかな佇まい。
 あんまこういう企業イベントには来たコトが無いんでマナーとかは知らなかったのですが、皆普通に撮影とかしてて、スタッフとかもそれを咎める様子は皆無だったので、シャナのバナーwith回るメロンパンのモニュメントを撮ってみたり。

 その回転するメロンパンを愛でていると、なんとなくそれを欲する欲求も湧いてきましたので、シャナ絡みのメロンパンや各種キャラのイラスト入り紙コップ使用のドリンク・コーナーに立ち寄り、メロンパン等を入手。



 中でも、個人的にツボに入ったのが、ドリンクの販売方法。てっきり、ドリンクをコップに注いで販売するのかと思いきや、缶コーヒーとコップをセットで手渡されるという、極めてユーザー・フレンドリーな方法に、思わず噴いた(笑。たしかに目当ては紙コップなんだけど、この発想は無かったなーw。
 せっかくなんで、メロンパン片手にシャナと記念撮影もしてみたり。

 一通り買い物や見物も終えたので、「とら」にでも行って各種即売会のカタログを買ってからメシにしますかっつーコトになったので、会場を後に。ワタクシたちは声優等にはビタイチ興味が無いので、午後から開催されるwebラジオの公録等のイベントは全てスルーですが、なにか?
 ホコ天の喧騒を横目に見つつ、まずは「とら」に。ハルヒの新刊を買い求めて長蛇の列が形成されていた店内をすり抜け、6Fの中古フロアから巡回。すると、のっけから目に飛び込んできたのは、サンクリCOMIC1のカタログ。よもや中古フロアでも扱ってるとは思わなかったので、ちと面食らう。そんな軽い先制攻撃にめげず、情報を交換しあいながらじっくりと掘り進めていった結果、幾つかの出物を確保。戦果報告をしてからレジに並ぼうとしたところ、期せずして互いの収穫物の中に同じ本を発見し、苦笑いしてみたりw。
 中古フロアの後は、順次新刊フロアを巡っていったのですが、各フロアでワタクシ以上に時間をかけてブツを吟味し、ワタクシ以上に貪欲に購入していくITさんの姿に震撼。恐ろしい子
 各フロアをチェックし、最後に2Fか1Fでハルヒの新刊を買おうかと目論んでいたのですが、どちらも相変わらず長蛇の列だったのでひとまず諦め、大酋長で焼肉を貪り喰らうべく、移動を開始したのでした。

*1:バックナンバーやグッズ等の販売は、会場内

*2:往復の新幹線代