今朝、知人の訃報を聞きました。
 その知人とは腰を据えてじっくり話したことは無かったし、会う場所も限られてはいたのですが、そんな自分が傍から見てても、その知人が周囲の人から愛され、慕われていることが窺い知れたものです。あの人懐っこい笑顔を二度と拝むことが出来ない・・・そう考えるだけで、久しぶりに、臓腑にずしりと響く重い感覚に襲われました。この感覚は、父を亡くした3年前に嫌というほど味わった「それ」と同様。
 死は万人に等しく訪れると分かってはいるし、実際にそれを嫌というほど体感したはずなのですが、こればかりは慣れることは無いなぁ・・・と再認識させられた次第。
 日常に「死」は溢れかえっているし、正直、ニュースなどで死亡事故などの記事を見たところで思うところは殆ど無かったりしますが、そんなニュースの一つ一つの裏では、どれだけの感情が渦巻いているのか・・・などという青臭いことを他愛無く考えているうちに、日が暮れていきまして。
 説教臭いことや抹香くさいことを唱える気は毛頭無いですが、ただ、一日一日を自分が納得いくように過ごしていきたいな、いけたらいいな、と。
 ご冥福をお祈りいたします。