3/19 "漫才バカ一代 第20幕〜漫才春風〜"@文京シビックホール 小ホール / あどばるーん / 西麻布ヒルズ / ペイパービュウ / 三拍子 / 米粒写経 / ぽってかすー / 5番6番 / U字工事 / 東京ペールワン / マキタスポーツ

 UDさんとは17時以降にアキバで落ち合う算段になってたので、17時頃にアキバ入り。なにげにアキバに行ったのって2月のサンクリの帰り以来だったりするので、実にひと月ちょっとぶりの来訪だったり。こんだけ間が空いたのは久しぶりだなぁ・・・などという微妙な感慨に浸りつつ、まずはK-BOOKSに向かう。お目当ては、中古同人誌。ちょっと前から探してる本があるのですが、ヤフオクとかには一向に出る気配が無いので、地味にショップのコーナーをチェックしてるワケで。
 ま、当然っつーかなんつーか見つかるはずもなく、肩を落としつつメロンに。平日とはいえ夕方だったせいか、店内はなかなか活気付いておりました。ちょろっと新刊同人誌のコーナーをチェックするも出物は無かったので、買いそびれてた各種単行本をお買い上げ。同人誌もエロマンガも買ってないので、会計の安さにビックリw。
 お次は、とら。いそいそと中古フロアに雪崩れ込んではみたものの、やはり探してる本は見当たらず、にょろーん。でも、持ってなかった「けもこも屋」の同人誌が計らずも安価で買えたので、好し。会計を済ませ、階下に移動したところでUDさんからアキバ到着との報が入ったので、とらで合流する算段を整え、程なくして合流。ちょみっと他のフロアを覗いてから、「ねぎし」でちと早めの夕飯を摂るコトに。
 近況やオタ話に花を咲かせつつ、ゆるりとメシを食った後、ワタクシのワガママでエロゲを買うべく紙風船とTRADERに寄らせてもらう。今回は珍しく購入物を決め撃ちで立ち寄ってはみたのですが、探してたブツが予想ほど値崩れしてなかったので、当初予定してたブツを断念し、以前体験版をプレイしたら、適度にいなたいテイストが素晴らしくエロかった「フェチの記憶3 表の記憶」を購入。「裏の記憶」もあれば欲しかったんだけど、見当たらなかったので、これ一本のみお買い上げ。ワタクシ、エロゲに関しては
「エロきゃいいんだよ、クソッタレ!!」な精神でございます。
 時間があればソフマップとかも寄りたかったのですが、開場時間が迫りつつあったので、再度メロンを経由してから、会場の最寄り駅である水道橋に移動。水道橋で降りるなんて、いつ以来かしら・・・と記憶を紐解いてみたのですが、多分1998年の「全日本プロレス創立25周年記念東京ドーム大会」以来かと。ドームなんて縁が無いからねぇ・・・。
 そんなドームを横目に見つつ、UDさんに先導されて会場である文京シビックホールへとひた進む。すると、程なくして会場に到着したはいいのですが、そこが想像を絶する規模で、目が点。区の公共施設なのですが、なんか26Fまであるらしく、吹き抜け風味な内部構造も相まって、ゴージャスなホテルとかにしか見えない・・・。
http://www.b-civichall.com/
 微妙に萎縮した気分で内部に潜入し、会場となる小ホール前に辿り着くと、老若男女が所狭しと通路に並んでおり、ほっと一息w。ワタクシたちも最後尾に並ぶ。規模が違うんで当然っちゃ当然なんですが、このヴァラエティに富んだ客層は、やっぱ苦肉祭のそれとは異なるよなー、とか妙な感心をしてると、あっという間に開場となり、順次入場。無事に会場中腹付近に陣取ることに成功し、ほっと一息。束の間の休息の後、土地勘の無いワタクシは現場に残り、UDさんが、遅れて到着するHTさんと合流したりドリンクを買ったりすべく席を外す。
 パンフとかを眺めつつ暫しぼんやりしてたところ、開演5分ちょい前にも関わらず前説の「あどばるーん」が登場し、ネタを始めてしまったので、慌ててUDさんに連絡をとろうとしたら、ジャストなタイミングでHTさんを伴ったUDさんが帰還。好かった好かった。
 前説が終わり、漫バカ名物の司会ズ*1のアナウンスを経て、トップの「西麻布ヒルズ」が登場。相も変らぬ妥協無き差別ネタは、識者が目にしたら眉を顰めるどころでは済まされぬレベルですが、やはり笑える。でも、千太郎*2はアフロ・ヘアーのほうがネタ的にも映える気がw。
 二番手は、個人的にはこの日のベストだった「ペイパービュウ」。3月一杯で所属してた大川興業を辞めるそうで、この日はコンビ揃って大川興業の制服である学ラン姿で登場。いつにも増して気合が入ってるところを見せてくれたまでは好かったのですが、やはりというか当然というか核弾頭の「見た目が邦彦」が大爆発してしまい、いつものように意図して無い笑いが漏れ聴こえる展開に。
 この日の「見た目が邦彦」は冴え渡っており、のっけからネタを飛ばすのは当然なのですが、その飛ばしっぷりが芸術的。圧巻だったのは、ネタを飛ばす*3〜ネタを飛ばす*4というコンボ。ここまで変幻自在に飛ばされると、これはこれで最早芸ではないかとw。そんな「見た目が邦彦」の飛ばしっぷりに呼応して、三平×2のツッコミも苛烈さを増していき、普通の平手〜裏拳でのアッパー〜チン・クラッシャーとランク・アップしていき、最終的にはシャイニング・ウィザード風味な延髄斬りへと至りまして、レスラーとしての矜持も見せつけてくれたっつーかw。見事見事。
 前半で個人的なツボだったのは「三拍子」。TVとかにバンバン出てる芸人さんだそうですが、意識して見た記憶は無し。イケメン*5とブサメン*6という風貌のコンビでしたが、のっけから放たれたイケメンのサディスティックなブサメン弄りに鷲掴みにされてしまい、持ってかれまくり。ボケもツッコミもしっかりキャラが立っており、良くも悪くも観てて不安になる瞬間がなく、高値安定。「ペイパービュウ」と並んで、この日一番笑ったコンビでした。
 以降に出演したコンビだと、前回あんまピンとこなかった「ぽってかすー」が、いいカンジでした。沖縄在住のボケ担当「小波津」*7と、東京在住のツッコミ担当「沖縄の比嘉*8との遠距離コンビなのですが、この日は小波津が冴えていて、小気味良いテンポで攻撃的なボケを連発。それに必死に喰らいつく比嘉が、ルックスと相まった微妙な悲壮感を醸し出していて、いい味出してましたw。小波津は、後述する企画でも飛ばしててインパクトあったなー、と。
 どうでもいいけど、ツっこまれる度に小波津が被ってた帽子から胞子風味な埃が立つのが気になってしゃーなかったですw。
 本編終了後は、恒例の企画タイム。今回は出身地の地域別対抗戦という企画でした。1試合目の茨城出身「5番6番」vs栃木出身「U字工事」の戦いは、戦前の予想を裏切らないグダグダな展開となりましたが、2戦目の沖縄出身「ぽってかすー」vs青森出身の「三平×2」&「あどばるーん」組との一戦は、下ネタが乱舞したうえに「あどばるーん」のツッコミ担当の小野が、「見た目が邦彦」を彷彿とさせる空気を読まない発言を繰り返すという、この日一番のカオティックな展開になりまして、良い塩梅。
 ラストは、お約束のマキタスポーツによる出演者弄りを兼ねた「漫バカ」のテーマ曲を披露したのですが、ちょっと時間が押していたせいもあり、かなりコンパクトになってしまったのが、ちと悔やまれましたね。でも、前回観た時よりも場の空気に慣れたり、出演芸人たちの笑いどころが分かってきたせいか、総じて前回よりも楽しめました。次回もまた来よう!と思い、ふとパンフに記載されてる次回開催日をチェックすると、6/17(日)。・・・例年だと、ちょうどサンクリの開催時期だよなー・・・と思い調べてみたところ、案の定サンクリ36とバッティングしてましたよ・・・。ま、即売会〜ライブのコンボよか全然楽だけど、別の日だったらベターだよねw。
 終演後は、ドーム近くの焼き鳥屋で軽く談笑してから帰路に着きました。
 帰りの電車に揺られてるとき、ふと視界の片隅に信じ難いものが映りまして、思わず二度見しちゃったり。なんと、あのWIDE AWAKEのパーカーを着てる姐さんがいたのですよ。いやもうビックリ。でも、よくよく見ると足元がウェスタン風味なブーツだったり、ブランドものっぽいバッグを持っていたりってな具合で、WIDE AWAKEを知ってて着てる方なのかどうかの判別がつきませんでした・・・。古着屋やフリマで知らずに購入してる可能性も否定出来ませんし。好きで着てる方と判別出来れば、キモいの覚悟でお話したかったよw。ともあれ、最後の最後に思わぬ眼福でございましたよw。
 帰宅してから調べたところ、知らぬ間にWIDE AWAKEのdiscographyなんて代物が10年近く前にリリースされてた事実を知ってしまい、ショック。全然知らんかったわー・・・。ワタクシ、LOST & FOUNDからリリースされたCDsしか持っておりませぬ。まだレーベルで扱ってるようなので、今度買わなきゃだわ。
WIDE AWAKE "Last Straw"

*1:三平×2サンキュータツオのユニット

*2:ツッコミ担当の、ガンビアと日本のハーフ。見た目は完璧にアフリカンだけど、中身は完全な日本人

*3:忘れる

*4:文字通り。フリの前にオチを言っちゃってましたw

*5:S系ボケ

*6:M系ツッコミ

*7:沖縄出身

*8:沖縄出身