宅録日記

今日のセッティング

 今日のお題はremix。と書くと大仰ですが、まぁ実際にはリマスタリングに近い作業。iPodに突っ込んである曲を素材に、エフェクターやミキサーで弄るワケで。
 先ずは、iPodをミキサーに素で直結し、"ハレ晴レユカイ"をかけてみる・・・良し、ちゃんと音が鳴るw。それを確認してから、ミキサーの内蔵エフェクトを使い、面白い音を探す。すると、一部のディレイでダブっぽい効果を得られたので、今日はそれをメインに攻めるコトに。
 ここで、音源をremixする楽曲に変え、再生。・・・あら?なんか妙に音が小さいですよ?どうも、録音レベルが低い模様。そういえば、こないだ、同じ楽曲をremixしようとしたNMさんが、 やっぱ「録音レベルが低くて〜」みたいな話をしてたっけか。
 iTunesでレベル補正しようかとも思いましたが、今日は実験に過ぎないので、ひとまずこの状態で続行。レベルの問題は、ミキサーで補正。が、これが結構デリケートな作業で、ちょっと各種パラメータのレベルを間違えると、すぐに余計なノイズが混入する始末。本来ノイズは歓迎すべき方向なのですが、元の素材がノイズ風味なので、そこにノイズを加えても、ありがちすぎて、あんま面白くないのですよ。だもんで、ひとまずは極力ノイズを排除する方向で試行錯誤。
 まずは、素材の音を変えるべく、iPodのEQで低音を強調。これだけで、グっとサウンドのテイストが変わるのですよ。で、さっきはミキサー直結でしたが、今度はアナログディレイを経由して接続。ディレイの電源を入れなくても、これだけでサウンドが変化。良い意味で微妙に音の輪郭が粗くなるのがナイス。
 そして、ディレイの電源を入れる。すると、サウンドが柔らかな膨らみを帯びまして、ダブに栄える音色に。本よりディレイ効果は期待してなかったので、ある意味狙いどおりの効果が得られまして。
 が、調子に乗って各種パラメータを弄り出すと、途端に発振風味なノイズが発生し、元の音すら殺してしまって、
台無し風味。同様に、ミキサー内でループさせる手法も、結構困難。でも、ループで発生したノイズを、うっすらと混ぜると、適度に音が複雑化して、心地良い鳴りになったので、その配合の比率とかを今後も研究するコトに。
 それ以外にも、エフェクターでループさせた音を混ぜてみたり、ディレイ以外にも、ファズやコーラス、ディストーション、デジタル・ディレイとかを経由させてみたのですが、あんま面白くならない。唯一、コーラスはちょっと面白くなりそうだったので、今後も探求。デジタル・ディレイは、今回の音の方向性には合わない・・・。前述したSE風味なノイズの発生源として活かす方向で模索。ファズやディストーションは、ちと論外。
 結局、あれこれ試してみたものの、シンプルな編成にしたほうが、心地良い音になりました。あとは、この方向性を崩さない程度に、いかに耳障りな音を混入させていくかが課題。
 とりあえず、1曲は方向性が定まったけど、残る4曲はどうしたものか・・・。無い知恵絞らにゃ。