6/24 COVOX@Apple Store Shibuya

 今日はVELOCITYUT@EARTHDOMに行こうかと思ってたのですが、COVOXのインストアライブがあるとの情報を得たので、急遽予定変更。
 COVOXは、swedenのchiptune artist。非常に今更なのですが、最近、宅録ノイズの方向性を模索してるうちに、NanoloopとかLittle Sound DJとかを試してみようかにゃー?とか思うようになったり、shanshuiのコンピとか聴いてたせいもあって、必然的にchiptuneにも関心が向くようになりまして。
 最初は、chiptune japan tour 2006のイベントに行こうかと思ってたのですが、オールナイトのクラブイベントなんで、試しに行って外しちゃったら目もあてらんない。つーワケで、COVOX単体のステージを先ずは観て、それ次第でイベントに足を運ぶかどうかを検討しようと思ったワケで。
 会場は、渋谷のapple store。ウチの日記を昔からチェックしてくださってる奇特な方はご存知でしょうが、ワタクシ、用が無ければ一生渋谷には行きたく無いタイプでございましてw。已む無く足を踏み入れるときには、脳内で百万の呪詛を唱えながら歩いてるぐらい苦手としておるのですよ?
 が、今日はそんなコト言ってらんないので、12時半過ぎに渋谷に到着。その雑踏っぷりに早くも心折れかけるも、爆音でTHORR'S HAMMERを聴きながら、どうにか持ちこたえてapple storeを目指す。土地勘が無いので若干不安はあったのですが、事前に場所をチェックしていたので、迷わず到着。apple storeの外観は、どうしようもなく小綺麗でして、普段の俺なら間違っても足を踏み入れない雰囲気を、これ見よがしに誇示してやがりましてw。そんなオシャレさに気後れしつつも、店内に足を踏み入れる。
 店内の雰囲気は外観とは比較にならないぐらいオシャレでして、今すぐ逃げ出したくなるような空間w。こういう空間は、生理的にダメだわー・・・などとドン引いていたのですが、店内奥のステージを発見し、そこ目がけて一目散に退避w。
 一応開演10分前ぐらいだったのですが、ステージ近辺にはスタッフさんしかおらず、客らしく人の姿は無し・・・。が、そんなん知ったこっちゃないので、ワタクシはいつものように最前線で視姦しまくりですよw?
 ステージにはテーブルが置かれ、その上にミキサーとシンセと機材、そしてゲームボーイ*1が3台置かれてまして。そして、そんな機材のセッティングやらに余念の無い、優男風味な青年発見。この人がCOVOXかー。Tシャツにジーンズという出で立ちで、見た目的には北欧のemo青年風味w。
 開演までの間、機材を視姦。なんか見慣れたミキサーがあるなーと思ってたら、俺のと同じヤツでしたw。でも、内蔵エフェクトは使ってなかったっぽい。ミキサーにはGBやシンセ、周辺機器*2、正体不明のガジェット風味なエフェクター*3とかが繋げられてました。ちなみに、演奏中はボリュームぐらいしか弄ってなかったなぁ。
 セッティング中に、バックアップ用のGBが故障したり、用意してたシンセに不具合があったらしく、急遽スタッフの人が用意したシンセを使うなどの不具合もありましたが、13時過ぎにスタート。シンセとかも用意されてましたが、基本はGB。しきりに十字キーを動かしたりしてる姿は、なにやら新鮮なモノがあるなー。出てきた音は、サイトのサンプル音源のサウンドよりも、良い意味でマッシブ。8bitサウンドのチープさのおかげで、妙なインテリ臭やファッション風味は皆無。なにより、本人が意外とノリノリで、足でバシバシリズムとったり、頭振ったりしながらGBを操ってまして、ナイス。キャッチーなメロディを基調としつつもグイグイと押しまくるスタイルは、楽曲は、ダンス・ミュージックの系譜っつーよりは、ゲーム・ミュージックの延長線上ってカンジですね。
 前述したようにGBをメインで使っていたのですが、そこに件のガジェット風味なエフェクトの音*4とかを織り込んできたりして、サウンドを味つけ。さらには、シンセとボコーダー*5を使い、歌モノっぽいテイストの楽曲なんかも披露してくれて、懐の深さをマスにアピール。
 あと、何気に気になったのが、ちょくちょくGBのソフトを変えてたコト。ソフトはver.によって音が変わるから、それを踏まえた上での変更だったのかなぁ?なお、ソフトの関しては、何を使ってたのかは不明。最初はnanoloopだと思ってたのですが、サイトで見るNanoloopの外観とCOVOXが使ってたソフトの外観が異なってたんで、違うのかしら?Little Sound DJに至っては現物見たコト無いので、比較しようもないし・・・。そこら辺は、ちと気になりました。後で詳しい人に訊いてみよう。
 全体的にアッパーなチューン多めなセレクトだったのですが、個人的なハイライトは、なんといっても"Summer Fruit Dance Party"。これを聴くと、μ-ZIQchiptuneからも影響を受けていたっていうのがよく分かります*6
 ラストは、カバー曲を2曲演って終了。どっちも聴き覚えのある曲だったのですが、特定出来ず・・・。
 実質30分弱の短いステージでしたが、個人的には充分楽しめました。でも、店内では通常営業してるし*7、積極的に観に来てる客は少なめっぽかったしで*8なんともawayな空気だったのが残念。"Summer Fruit〜"なんて、イントロだけでモッシュし始めたくなるのですがw、自制自制。
 前述したように、思ったよりもガツンとくるサウンドだったんで、chiptune japan tourも行ってみようかなぁ。スタッフの人に訊いたら、今日よりも全然長く演るみたいだし。

*1:実はゲームボーイってまじまじと見たコト無いんで、GBなんだかGBAなんだかの判別はつかず。でも、かなりデカめだったんで、GBじゃないかしら?

*2:ボコーダーっぽい効果も使われてたんで、恐らくそれ用の機材も混じってたはず

*3:DCのビジュアルメモリぐらいのサイズ

*4:数種類の効果音とかが入ってたのかな?

*5:シンセでボコーダーの効果を生み出していたのか、ヘッドセットの声を機材でエフェクトさせていたのかの判別が、今ひとつつきませんでした・・・

*6:"Brace Yourself Jason"のremixとかが顕著な例

*7:せめて店内のBGMぐらいはoffにして欲しかった・・・w

*8:なんせ、途中までは俺とスタッフの人以外、誰も前で観てなかったし。拍手の音はそこそこあったんで、2〜30人ぐらいは客がいたはずなんだけどね