6/10 MOD LUNG presents "MODERN LANGUAGE BLUES QUEST レコ発"@下北沢ERA/SECRETS/NAVEL/1000 TRAVELS OF JAWAHARLAL/FRAGMENTS/MOD LUNG
最終回
トリは、この日の主役であるMOD LUNG。現在は、vox&G、B、Dsのスリーピース。vox&Gは、ex.THIS WORLD IS MINE、Bは、ex.SENSE OF IDENTITY、Dsはex.ONE THOUSAND WISH。･･･どのバンドも、その昔ウチの番組にゲストで出てもらったコトがあるのかｗ。ホント、顔とか覚えるのが苦手で申し訳ないｗ。
音源は好きだし、昨年の社長祭のときのライブも良かったので、楽しみにしてたのですが、最初に結論を言ってしまえば、ちと固かったかな、と。
日本では珍しく、ちょっとアーシーなテイストを感じさせる大陸的なアメリカン･ロックを展開してまして、数多いるemo〜indie rockフォロワーとはひと味違う路線を突き進んでいるバンドなのですよ。でも、アメリカンな路線を狙ってるわりには、基本的に繊細だったりするんで、そこら辺の微妙な匙加減がオリジナリティを醸し出しているワケで。
THIS WORLD〜の頃も印象的でしたが、相変わらずヤダさんの歌声は良いなぁ。当時の歌声よりも骨太とまではいきませんが、一本芯の通った力強さが加わったなぁ、と。ギター･ワークも、トレモロを効果的に駆使しつつ、シンプルなれど細かいトーンを使い分け、味わい深い演奏を披露。
ベースは、非常に歯切れが良く、印象的なフレーズを小気味良く演奏していたのですが、全体のバランスを鑑みると、ピック弾きじゃなくて指弾きにしたほうが良いような気がしました。もう少し柔らかいタッチのほうが映えると思うんですが、どうか。ちなみに、この日一番ヌケが良く、低音も効いたサウンドになってました。PAに注文をつけたのかしら？
ドラムは結構シンプルなんですが、ベースがかなり前に出てるんで、これぐらいのほうがバランスがとれてて良いような。過不足ない感じで、まずまず。
個々の音は良かったんですが、時折固くなる瞬間が散見。レコ発だし、それなりに大きめな企画*1だったし、トリだったしってコトもあってか、ちと肩の力が入りすぎてる感は否めませんでした。ミスというほどのことは無かったのですが、結構音には反映されてた印象。
でも、それを差っ引いても、好感の持てるライブではありました。個人的には、このテのバンドにしては珍しく、チューニングの時間が短かったのは、高ポイント。ちょこちょこ直してはいたのですが、それにかかる時間が短いので、あんま間延び感は無かったかな、と。
そんなこんなで、終演。一応打ち上げに参加しようってコトになってたので、終演後もフロアに居残る。ただ待ってるだけってのもナニですんで、なにはともあれ、物販でFRAGMENTSのCDを購入し、ホクホク。他にも、NAVELのTシャツにXLがった模様ですが、それが完売になっており凹んでいると、ITさんの「あれ、XLでも小さいんですよ。俺が着たらピチピチになっちゃうぐらいなんで」という有難いお言葉を賜り、吹っ切れる。ITさんが着てピチピチなら、俺が着てもぱっつんぱっつんになっちゃうしーｗ。
その後も、ゆるりと時間を潰すも、撤収作業は遅々として進まない。そんな折、ITさんがウワサの「えろえろよー」ステッカーの貼られたバスドラを披露してくれたので、急遽プチ撮影回を開催。思えば、NAVELがこっちサイドの住人だていうのを知ったのは、このステッカーがきっかけだった･･･ｗ。
HTさんに、「NAVELのDsの人って、バスドラにUGOのステッカーとか貼ってるんですよ」と聞いたのが、始まり。音源で、キュートにデフォルメされたおにゃのコの絵とかが使われてはいましたが、そこからはオタ臭とかはしてなかったんで、その話を聞かされたときは、随分と驚いたものです･･･。
そんな記憶に想いを馳せていたのですが、mixiで出会って以降の、ITさんの数々の所業もついでにぶり返してきてしまい、ステキな記憶が汚染されかけてきたので、我に返る。危なく、俺の記憶の中のNAVEL像も穢されるトコだったぜｗ。
撮影会後、今夜のスケジュールを再確認。俺は翌朝のマイメロまでしっかり録画予約してきたので、オールナイト上等！ってな勢いだったのですが、ITさんは、意外にもホテルをとっているとのこと。二日連続のライブに加え、上京して来てるという悪条件なのは百も承知でしたが、それでもITさんならやってくれると信じてたのに･･･ｯ！
一瞬、裏切られた気分になりましたが、日曜に帰る際に車の運転をしなければならないので、やはり仮眠する必要があるとのこと。それを聞いて、納得。
そうなると、必然的に俺も終電で帰ることになるのですが、現在の時刻は22時半前。俺の終電が、零時頃に下北沢発なので、残された時間は、1時間ちょい･･･。あんまゆっくり話も出来そうにないですが、まぁライブも観れたし、今回はしゃーないかにゃー･･･と思ってたら、ITさんが意外なコトを口走りまして。
「明日は、昼頃までアキバを散策してから帰ろうかと」
あら？朝イチで帰るんじゃないのん？そこんトコを詳しく聞いてみると、各自東京を軽く散策してから帰路につくとのコトでしたので、じゃあ明日のアキバ散策に俺も付き合うですよーっつーコトであっさり話がまとまるｗ。
そうと決まれば、話は早い。今日はキッチリと終電で帰り、ちゃんと休んで明日の決戦に備えよう。一気に気分も晴れ晴れとしたので、撤収中のITさんと別れ、軽い足取りで階下に移動し、先に降りてたKZさんらと合流し、一旦ERAを後にする。
とりあえずITさんから連絡が入るまで、あてどなく下北の街を徘徊。そのうち、BBさんが先導して何処かに向かい出したので、後をついて行くと、ぶーふーうーとかいう店に到着。なんか有名な店らしい*2です。
ところが、店内の混雑っぷりを窺ったりしてるトコにITさんから連絡が入り、もう打ち上げ始めるからERA前で合流、との旨が伝えられ、そのままERAに舞い戻る。入店する前で良かったｗ。
ERAに戻る道すがら、仕事の都合でライブには間に合わなかったKWさんが合流。ゆかりんのツアーTをさりげなく着こなす、イケメンさん。これで、現時点でのメンバーは、N2さん、KZさん、BBさん、BRさん、SDさん、KWさん、俺という、KWさん以外は全員FxFxAxNxメンバーｗ。さらにERAでITさんも加わったモンだから、下北のオシャレな街並みにそぐわない集団に発展ｗ。
こうして、打ち上げ会場である居酒屋に向かったのですが、その途中、ITさんの足がはた、と止まる。見ると、いつになく真剣な表情を浮かべてらっしゃいまして。いぶかしむ我々を前に、口を開いて発した一言。
「MOSAIC.WAVのCD、会場に忘れてきた！」
思いもよらぬドジっコ属性の発動に、密かに萌えるﾜﾀｸｼｗ。
こうしてITさんは一旦離脱。残った我々は、すんなりと会場である居酒屋に到着。先見部隊としてBBさんやSDさんらは中に行くも、俺は、打ち上げに出ないで帰るKZさんとN2さんを見送るべく、店外で待機。
待つこと暫し、ITさん御帰還。それとほぼ同時に、入店したはずの先見部隊がしょんぼりしながら戻ってきまして。件の先見部隊に撤退の理由を問いただすと
「だって、物凄くいづらいんだもん･･･」
とのコト。まぁ、ウチらはただの観客であって、関係者でもなんでもないしね。保護者たるITさんが一緒じゃないと、「あんた誰？」って話だよねｗ。
で、ITさんとの挨拶を済ませ、帰路に着くKZさんとN2さんの二人を見送り、残る面々は今度こそ打ち上げ会場に。いざ会場に着くと、ステキな配慮が為されてまして。なんと、IT様ご一行には隔離専用テーブルが用意されてまして。実に正しい判断ですねｗ。
これで心置きなく楽しめるっつーコトで、ハメを外し始める一堂。時刻は既に23時を回ってまして、俺に残された時間は、後30分ちょい･･･最早悠長に和んでいる場合ではないので、ここで燃料投下。ITさん閲覧用に用意しておいた、石屋Mさんのド○ミちゃん本や、ファンロードやホットミルクなどで御馴染みの、高崎吏生さんの初期作品集などのステキ･アイテムを取り出す。さらに、先日のコミティアで入手しておいた、えびふらいさんやねりわさびさんの新刊も相次いで投下。
すると、予想以上の満面の笑みを浮かべ、速攻読み耽るITさん。しかも、読んでない本に他の面々が手を伸ばそうとすると、本気で威嚇するという大人気の無さを披露。ホント、最低ですねｗ。
途中、ねりわさびさんとかが商業誌で活躍してた時代の話になり、ロリポップだの久保書店だのストラグルバニーだのといった、往年のオタの常識ワードがポンポン飛び交う異次元の会話を展開し、同席者一同をドン引きさせるｗ。この辺のネタは、やっぱ三十路くらいじゃないと対応できないかｗ。
その後は、もっとモダンなネタを中心としたダメなトークを皆で展開。ひぐらしとか触手とかなのはとかFateとか、そんなカンジ。なんせ、音楽の話を筆頭に、ちょっと普通っぽい話題になると、途端にITさんが
「ねぇねぇ、皆、もっとエロい話しようよ！」
と身も蓋も無い発言を連発。もはや失笑すら浮かびません。誰がこのコを、こんなモンスターに仕立て上げてしまったのだろうか･･･ｗ。
そんな品性下劣なれど最高に楽しいひと時は、あっという間に過ぎ去ってしまいまして、気がつけば終電間近。後ろ髪を引かれつつも、潔く打ち上げ会場を後にしたのでした。
だって、翌日は、朝からITさんとアキバ散策するんだもの･･･ｗ。
