第三回FxFxAxNx争奪戦(akaオフ会)〜対決編〜

  • ITさん・・・東海地方在住の某バンドのDs。今回の主賓。
  • HTさん・・・もはやウチの日記のレギュラーw。複数バンドをかけもつDs。
  • BBさん・・・某有名blogの主。イケメン。でも、最近壊れ気味。
  • KZさん・・・某地域界隈の重鎮。諸事情があって、一番身元が割れてはダメなお方w。
  • BRさん・・・絵描きさん。ヴァイキング・メタルとかフォーク・ブラックとか、謎のメタルに異常に精通してるお方。
  • SSさん・・・イケメン絵描きさん。これまた尋常ならざる範囲の音楽をフォローされてるお方。
  • AGTさん・・・某バンドのvox。でも、TH2の話以外はしたコトないなぁw。
  • SDさん・・・某バンドのvox。でも、某サークルの作家さんでもある。ライブハウスよか、コミティアで会ってる回数が多いですw。
  • N2さん・・・イケメン重鎮。かつて企画やフライヤー等で鳴らせたお方。第一回から参戦してる古参でもあるw。
  • KNさん・・・イケメンメガネっコで、某バンドのB&vox。オタ属性皆無に近いカタギ。
  • BDさん・・・某バンドのメンバーなのですが、お名前を失念・・・。KNさんに、よく分からずに連れて来られた、多分今回最大の被害者w。

 Cos-Chaの場所は微妙に分かりにくく、以前ならちょっと迷ったりもしちゃうトコなのですが、3回目ともなると、さすがにさっくりと迷わずに到着。逸る気持ちを抑えつつ階段を上ると、そこが約束の地。今回は店外で待ってる客もおらず、速攻で入店出来るかにゃーと思い、早速中に侵入しメイドさんに人数を告げたのですが・・・生憎というか当然というか、7人着席可能なスペースは空いておらず、分割しての入店になってしまう、とのコトでしたので、素直に予約表に名前を記入し、席が空くのを店外で待つコトに。
 待つコト暫し、お迎えが来たので、入店。いつもの奥まった席ではなく、もう少し真ん中辺*1の席に招かれる。とりあえずお誕生日席にITさんを配し、着席。早速メニューを見てみたのですが、以前に比べると品揃えが増してまして、且つ値下げもされてました。特にメシ系のラインナップが増えたのですが、これがもう取ってつけたような普通の重箱メニュー*2で、Cos-Chaのなりふり構わぬテコ入れっぷりに軽く涙*3。経営が大変なのか・・・。
 そんなメニューを肴に、例によってグダグダとダベる。毎度のコトながら、ウチらの席にはメイドさんが全く近寄らず、注文を取りに来ないワケで。今回が3回目なんだけど、3回とも来ないっつーコトは、こっちから呼ばないとオーダーを伺わないっつーのがデフォなのかしら?そんなコトをつらつらと喋りつつ、メニューの再確認を皆に迫ってみたり。が、当然FxFxAxNx以上に強力なメニューは発見出来ずじまいだったので、今回もそれに決定。
 前菜として「ちゅーちゅーごっくん」*4セットとかいう、ドリンクの最初の一口をメイドさんが飲ませてくれる、というセットも悪くないとは思ったのですが、FxFxAxNxの前に文字通り水を注す必要も無いので、スルー。ちなみに、一部から「ごっくん」に関してお約束の下品なボケが入りましたが、黙殺。下品下品。
 雌雄を決する方法は、勿論一発勝負。ここでも「一発」に関する意味深なボケが入りましたが(ry。さきほどまでの軽く弛緩した空気はいつの間にか消え去り、一同精悍な顔つきに変貌。「最初はグー?」とか「勝った人がやるの?」という条件の確認にも余念が無い。全ての条件が確定したところで、勝負開始。初手は、あいこ。安堵と落胆の入り混じった、なんともいえない溜息が誰彼とも無く零れる。が、それが何度か繰り返されるにしたがって、皆の口がだんだん重くなっていき、えもいわれぬプレッシャーが場を支配していくのを実感・・・。初手はノリ一発で攻めていけるものの、その勢いが殺がれるにつれ、着実に心が不安に侵食されていく。そんな不安をかき消すように、皆、空元気を見せるものの、その笑みは空虚そのもの。
 今回は7人での勝負というコトもあり、あいこは10回に到達しようか、というぐらい繰り返されたのですが、次の瞬間、あっけないぐらい唐突に決着が着いたのです。目の前には、6つの「グー」と、たった1つの「チョキ」が・・・。その「チョキ」を出していた人物は、誰あろう「KZさん」その人。二代目同様、三代目もまた、一撃の下、決したのであった。
 一瞬の沈黙の後、割れんばかりの嬌声が店内に響き渡る。己が幸運に感極まり、胸が熱くなった一同が無邪気にはしゃぐ。が、その傍らでは、泣きそうな顔をしたKZさんが、無言で佇んでいるワケで。その表情の類稀なるemoっぷりは、全盛期のenvyさえ軽く凌駕する代物。某シーンの重鎮の一人であり、常日頃エネルギッシュに様々な人にツッコミを入れ、活き活きとしているKZさんが、このときは切ないぐらい小さく見えたよ・・・。暫し茫然とした後、机に突っ伏して小さく震えるKZさん。そんな彼にかける言葉など見つからないので、「じゃ、ウチらは適当にドリンクでも頼もっかー」と勤めて明るく振舞い、場を盛り上げようとするワタクシは、なんと健気なことか。・・・まぁ一人を除いて、全員盛り上がってたワケだが。
 失意のどん底からなんとか自力で這い上がってきたKZさんのテンションは、明らかに異常をきたしてまして、汗をかきながら
「いやー、こんなの一人だったら超楽勝なんだけど、衆人環視っていうのが・・・」とか
「俺って攻撃は得意なんですけど、守勢に回ると弱いんですよ・・・」等、誰にも訊かれてないのに喋る喋る。が、誰かの一声で再度沈黙。
「あ、もうKZさんじゃなくて三代目って呼ばないとね」
再度沈黙するKZさんを尻目に、いいカンジに止めが刺せたコトにご満悦な我々は、メイドさんを呼び寄せ、オーダー。無論、「ふーふーあーん」をKZさん自ら注文させるという前フリ*5も忘れない。
 後は襲名の儀を待つばかり・・・というところで、ふと実況スレをチェックしたら、仕事を早めに終えたSDさんが急遽参加を表明し、既にアキバにいるとのコトでしたので、早速ワタクシがお出迎えに赴く。勿論、皆に対して刑の執行に「待った」をかけるコトも忘れなくってよ?
 SDさんとは顔見知りなので、労せずしてカクタ・ソフマップの前でさっくりと合流。三代目決定に至る経緯を説明しつつ、とんぼ返り。店の近くでHTさんから連絡が入り、襲名の儀の準備が整ったとの報が告げられたので、気持ち早足で帰還。皆にSDさんを紹介し、準備万端整ったところで、メイドさんをお招きし、いよいよ刑の執行に取り掛かる。皆の熱視線に犯されてるKZさんは、泣き笑いに近い表情を浮かべ、モジモジしっぱなし。
 メイドさんに一口分の量を訊かれたのですが、すかさず周囲から
「がっつり大盛りで」
「零す位に」
「むしろ股間に零して、それを(ry」
「つーか、ぶっかけ?」
みたいな心温まるエールが飛び交ったのですが・・・あら?いつもなら笑みを浮かべてキレるシチュなのに、ツッコミを放棄して
「あ、大盛りでお願いします・・・」
なんて可愛く受け答えするに止まってますよ?周囲の声が耳に入らないぐらい追い込まれてたのか・・・。そんなKZさんの心中を察する余り、ワタクシも終始ニヤニヤしっぱなし(ぉ
 そして遂に、執行の時、来る。
「はい。ふーふー」(KZさんも周囲も無言)
「あ〜ん」(一同笑いをかみ殺す)
そして、ぱくり。
と同時に、一同大爆笑。ワタクシも軽く呼吸困難に陥るぐらい笑い転げましてよ?
 が、肝心の三代目さん*6さんは、筆舌に尽くし難い表情を浮かべながら、黙々と咀嚼。
「お味はいかがですか、御主人様?」と訊かれ、
精一杯の笑みを浮かべながら「美味いです」と応えた三代目さんの姿は、眩いばかりの輝きを放っていました。合掌。
 襲名の儀以降の三代目さんの姿は、見るのが痛々しいまでに衰弱しきっていたのですが、それでも気丈に振舞おうと、がっつりと残されたカレーを貪っていたのですが・・・その健気さに、ちょっと萌えましたw。
 ここで、AGTさんがアキバに到着との報が入り、気分転換に三代目さんが迎えに行き、一旦仕切りなおし。
 ちなみに、合流したAGTさんとSDさんは、のっけから前述した「ごっくん」セットを頼み、意気揚々と飲ませてもらってました。自ら吶喊する姿勢に乾杯。つーか、AGTさんの屈託の無いステキな笑顔も輝いてたなーw。
 例によって、襲名の儀以降は弛緩した空気になってしまい、そろそろ潮時かな?と思ったタイミングで、重鎮N2さんからアキバ着との一報が入ったので、こちらも店を発ち、合流するコトにしたのでした。

*1:でも壁際

*2:名前も「豚キムチ重」とか「生姜焼き重」といった具合に普通で、重箱も普通

*3:期間限定なのでヒネらなかった、とも考えられますが

*4:だったっけか?

*5:っつーか細かい辱め

*6:aka KZさん。襲名の儀が済んだので、以後三代目と表記