昨日は、Nさんとスタジオに入る為と、スタジオライブを観る為に、本八幡に行ってきたワケで。
 18時過ぎに、一端多摩センターに向かい、ヨーカドーでポイントを消化すべくお買い物。が、買い物が済み次第本八幡に向かうため、食料品の類は買えないし、同様にかさばる物も買えない。よって、買い物の選択肢は狭まる。
 店内をブラつきながら思案した結果、エフェクター用のマルチタップや靴下wとかでポイントを消化。今年度分のポイントは消化出来たので、ほっと一息。その足で本屋に寄り、マリみての新刊を入手。
 そうこうしてるうちに電車の時間が迫ってきたので、駅に向かう。幸いにも座ることが出来たので、一安心。BGMにMEGA CITY FOURをチョイスし、1時間以上に及ぶ電車の旅に対する備えも万全・・・と思いきや、あっという間に寝てしまい、目が覚めたら一之江ってトコ。つーか、MC4の2nd聴き終わってるしーw。
 てなワケで、体感時間5分ほど*1本八幡に到着。「本八幡行き」にはいつも乗車してますが、終点まで来たのは初めて。当然土地勘もゼロなので、事前にチェックした地図を下に移動したのですが、ナチュラルに道に迷いw、JR本八幡駅北口に出る。若干途方に暮れてたトコに、Nさんから連絡が入り、迎えに来てくれるとのことだったので、駅前でぼんやりと佇むコト暫し、無事にNさんと合流し、本日の練習場所&ライブの会場である音楽館に向かいまして。
 談笑しながら歩いていると、なにやら見覚えのある場所に。・・・さっき地上に出てきた出口の場所じゃんw。その出口の横の路地を進み、角を曲がると、そこが音楽館でした。
 時刻は22時50分頃だったのですが、スタジオの受付付近にはライブの関係者の姿はおろか、普通のお客さんもおらず、実に静か。指定されたスタジオのフロアに向かう途中、スタジオの作りを眺めていたのですが、なんか大学のクラブハウスみたいな作りで、ちょっと懐かしい雰囲気だったり。
 件のスタジオは、9畳の部屋。アンプが4台*2あったので、2台ずつ割り振り、俺は2台同時に、Nさんはベース・アンプを使用っつーコトで、セッティング開始。今回初めてアンプを通すので、いつもの宅録仕様とは若干セッティングが異なり、いつもならヘッドフォン端子からコンポのAUXに繋ぐトコを、Main OutのLとRを、2台のアンプに振り分けるっていうセッティング。試しに音を出してみたら、ちゃんとアンプ2台から音が鳴ったので、ほっと胸を撫で下ろす。
 お次はサウンドのバランスでも・・・と思ってたら、Nさんのほうから不穏な轟音が鳴り始めたので、改めてNさんの機材をチェック。以前は、ただ「凄い」としか思ってなかったのですが、多少機材の知識を得た目で見てみると、具体的な面白さが分かるので、以前にも増して興味津々。
Nさんは、ライブで使うためにギターとベースも用意してたのですが、最初のセットはミキサーとエフェクターのみ使用。Fuzz Factoryの破滅的な音も凄まじいですが、オクターバーやらモジュレーターやらが入り乱れてる機材は、マニア垂涎っつーかw。
 てな具合に機材に見とれてたら、すでにNさんは臨戦態勢を整え、轟音鳴らしまくり。個人的には、序盤は静かな立ち上がりで・・・などという青写真を描いていたのですが、この時点であっさりと断念しw、こちらもノイズ・スタイルで応戦。
 お互いにミキサー&エフェクターというスタイルなので、単純に考えると似通った出音になりそう、と思われるかもしれませんが、あにはからんや、出音は全然かぶらない。Nさんは繋げ方とかも熟知されてるので、ループやらなんやらを駆使し、ちょっとしたリズムっぽいグリッチ音を鳴らせたり、中〜低音域などの太い音なんかもフォローしてたのに対し、俺は高音域&線の細い音で対応。
 普段使ってるディレイの残響音をコントロールしたりしながら音を出していたのですが、ちょっと弱い。なんか良い音無いかにゃーと思いながら、ふとディストーションをオンにしてみたら、ビックリするぐらいの高音域で粒子の細かいハーシュ・ノイズが発生しまして、度肝を抜かれる。このディストーション、以前から使っていたのですが、俺のベースとの相性が悪かったり、ミキサーで鳴らせても、どうにもショボい音しか出なくて、微妙に使えないなぁ・・・と思ってたのですが、こんなところでいきなり凶悪な牙を剥き出しにしてくるとは・・・恐ろしい子
 思いも寄らぬ武器が手に入ったので、そのハーシュ・ノイズを中心に音を彩る。終始鳴らしっぱなしだとメリハリに欠けるので、普段はオフにして、ここぞという瞬間に駆使するっていうカンジで。
 とは言いつつも、気がつけばツマミ全開でドーン!ってなコトになっちゃうのよねんw。
 30分近くの1stセット終了後、Nさんはドラムにパート・チェンジ。つーか、ドラムも叩けたのね!?このスキルは知らなかったので、かなりビックリ。
 ミッド・テンポの、比較的ゆったりとしたビートをバックに、思うがままにノイズを乗せてみる。ノイズとビートの組み合わせは、今後も追及していくスタイルの一つなので、格好の練習機会なんだけど、やっぱ難しい・・・が、面白い。
 ビートに合わせ、一定のノイズをスクラッチの要領で絡ませてみる、という方法を試みてみました。個人的には面白いと思ったんで、その後も何度かやってみたんだけど、どうだったのかしら・・・。録音しとけば良かったな。
 ドラム終了後、今度はベースにとパート・チェンジ。ウワサのリッケンバッカーを拝みましたが、やっぱイカすシェイプしてるよなぁ。出音は、中音域が太く、ちょっとまろやかというか膨らみのある音で、実に心地良い鳴り。ところが、そこにワーミーやらなんやらをカマせて、せっかくの素敵な出音を台無しにしてしまい、狂った音にしたて上げちゃうNさんのセンスに萌えw。
 今度は、俺がリズムっぽい音を担当しようと思い、メタル・パーカッション風味な音色で、リズムを刻む。が、如何せんリズム感に欠けるので、ガタガタでしたがw。
 ここでアクシデントが発生し、ベースからギターにパート・チェンジ。つーか、ナンボほど器用なのか、とw>Nさん
 この辺になってくると、轟音ですでに耳がヤられてるし、かなりトランシーな状態になってるので、自分でも何をやってたのかよく分からんのですがw、何故かNさんがえらく仕上がりをお気に召していたのが印象的。多分、残響音系だと思うんだけど。
 ここで無情にもタイムアップ。慌てて撤収作業に取り掛かり、10分ほど押してしまいましたが、延長料金も請求されず、事なきを得るw。
 時刻は23時を回っているにも関わらず、一向にライブ関係者の姿が見当たらない、という事実に一抹の不安を抱えつつも、ひとまずメシを食いにスタジオを離れ、駅方面へと向かう我々であった。

*1:実際には1時間20分ほど

*2:ギター・アンプ×3、ベース・アンプ×1