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- アーカイブ「風原風紀日誌4」
久しぶりにアーカイブの本を購入。この本は、以前商業誌に掲載された作品のヒロインである風原さんをフィーチャーした本でして、原作同様、とにかくヒドい目に遭っちゃうってな内容。知らんうちに3冊もリリースされてようで、これがシリーズ第4弾となります。ちなみに、今回の本はイラスト＆テキストのスタイル。
風原さんは、ショートカット＆メガネ＆巨乳で、一見キツそうに見えるんだけど、実は大人しいってなキャラ。今回は七夕祭りが舞台で、幼い頃、近所のお兄さんと一緒に祭りに来たときの淡い思い出にひたってるところをクラスメイトに見つかり、そのまま問答無用で輪姦＆陵辱されてしまうという、情け容赦無い展開。さらには、そのまま拉致られ、客も取らされる始末･･･。
物の見事に救いの無い内容は原作どおりって感じなんですが、歪んではいるけれども、きちんとキャラに対する愛情が伺える*1ので、意外と陰惨さは薄めっつーか*2。陵辱ネタがNGな方以外には、オススメしたいです。
HP>http://blue.ribbon.to/~archives/
ex.>id:PIG-M:20030822、id:PIG-M:20041019
- クリカラシ「野望組総集編」
商業誌でもお馴染みの、河本ひろしさんトコの本を、久方ぶりに入手。前に買ったのって、まだ20世紀の頃だった気がｗ。だもんで、最近の動向とかは存じ上げなかったのですが、サークル名が変わったのね。でも、河本ひろしさんの持ち味であった、ムチムチな肢体と、コミカルでライトなテイストは今だ健在だったので、一安心。
今回収録されてる作品にも、そんな魅力が満載。OPを飾るGAネタは、河本さんらしさが前面に押し出された作品。なんせ、タイトルからしてナニだし*3ｗ。ココモ＆マリブ×蘭花さんネタで、テンポ良くギャグを連打したところで3Pに雪崩れ込み、きっちりとエロを魅せてから、ラストはGAネタらしいオチでぶった斬って〆。なんつーかアレだ、STIKKY風味ｗ？
続くDOAネタ*4は、作画のムチムチっぷりが眩い。乳と下半身のむっちりっぷりは相当な破壊力。バランスだけでいえば、プランパーの領域ですが、顔とかには肉はついてません。二次元ならではの肉付きがナイスです。真性のプランパー好きには赦し難いかもしれませんが、悪しからずｗ。
他にも、海堂がいい味出しまくってる555ネタとか、放送当時の小ネタとかも挿しこんでる実写版セラムン･ネタなんかも良いカンジですが、個人的に爆笑したのがガンダム･ネタ。だって、レビル将軍×フラウじゃぜーｗ？オチには、小説版ガンダムの名演説をもじったダジャレを使ったりして、ツッコミどころ満載ｗ*5。頭悪すぎて最高です。
イラストなんかも散りばめられてるし、みっちりと河本さんテイストが詰め込まれた、濃厚な1冊。エロいし笑えるしで、1冊で2度美味しい仕上がりかとｗ。
HP>http://www16t.sakura.ne.jp/~denki-toufu/
- cota「はだかの王様」
田中浩人さんの冬コミの新刊は、全年齢向けの作品で、「洞窟物語」本。この元ネタに馴染みの無い方もいらっしゃるかもしれませんが、古き良き時代のテイスト満載の、フリーウェアのアクション･ゲームでして*6。
で、ﾜﾀｸｼ、このソフトを存じ上げなかったので、この本を読む前にプレイしたのですが、物の見事にハマりましてｗ。ちんまいんだけど活き活きとしたキャラ、遊べば遊ぶだけ上手くなっていくのを実感出来る操作性＆難易度、そして、切ない物語･･･。ゲーム本来の魅力と面白さが凝縮されており、その完成度の高さとツボを心得た世界観に感服しきり。
「はだかの王様」は、そんな「洞窟物語」を題材として扱っているのですが、いわゆる二次創作というよりは、原作で描かれなかった「行間」を埋めるような内容となっております。原作同様、多くは語られてませんが、重層的に描かれた感情の機微を絵で表現されているので、ある意味饒舌ですらあり、そういった部分の解釈を読み手のイマジネーションに委ねる手法は、元々田中さんの作品に於いても顕著ですし、正しく原作のテイストを踏襲したもの、とも言えるかと。
赤い花が舞い散る、残酷なまでに美しいエピローグの数ページの切なさは、筆舌に尽くし難いものがあります。田中さんの叙情性が如何なく発揮された、素晴らしい仕上がり。是非とも、原作とセットでお楽しみくださいませ。オススメです。
HP>http://www1.odn.ne.jp/cota/
ex.>id:PIG-M:20030826、id:PIG-M:20040906、id:PIG-M:20050115、id:PIG-M:20050906
