2/18 MY HEAD SWIMS/SPLIT SECOND SKATER/NEOTENY/VanillaBones Jr./ROCKiN' WRECKER/TRIKORONA@八王子Rinky Dink Studio

 足の状態は順調に回復傾向にあったし、なによりここ1週間ほど人と会話してなかったんで、人肌が恋しさも手伝って、スタジオライブに出かけるコトを決意。念のため、足にテーピングを施してからお出かけ。
 かなりスムーズに歩けるようになってきてたので*1つい調子こいて駅まで歩くルートをチョイスしてしまったのですが、これが誤算。リハビリしてるとはいえ、確実に足の筋力が落ちてるので、患部の膝ではなく、その下の脹脛周辺に張りを覚えるw。10分ちょっと歩いた段階で、途中に見えるバス停で休息したい誘惑に駆られるも、そんな悠長なコトしてられるほど時間のゆとりも無かったんで、泣く泣くスルーして駅へ。結局、普段なら15分のところを20分ほどかけて到着。のっけから、先が思いやられる展開だぜ・・・。
 最寄り駅から八王子への道のりは、幸い座れたせいもあり、さしたる問題も無く辿り着く。この時点で開場まで30分ほど猶予があったので、まんが王辺りに寄りたいトコだったのですが、会場とは逆の方面だったので、熟慮の末パスし、会場近くのアニメイトに寄るコトに決定。駅前のくまざわのまんがフロアも、地下に降りる構造なんで、厳しい*2し・・・。
 ちんたら歩いていくと、目標のアニメイト発見。エレベーターという素敵な文明の利器を駆使し、店舗に辿り着く。早速店内を巡回し、何冊かの新刊を確保し、返す刀でCD/DVDコーナーをチェックしてたら・・・ありましたよ、欲しいブツが。ぱにぽにだっしゅ!のDVD3巻の期間限定版を発見。これがウワサの一条祭・・・!その可憐(ぉ なパッケージを一目見た次の瞬間には、むんずと掴んでレジに直行してますたw。良い買い物をした・・・。まだ2巻買ってないけど、それは気にしない方向で。
 買い物も無事済ませたところで帰宅・・・ってワケにもいかず、そのまま会場であるRinky Dinkへ。会場周辺にも1Fのロビーにも知り合いがいなかったので、会場である2Fへ移動すると、いきなりTRIKORONAのハットリさんやダイケンさん、コレエダさんらに遭遇。皆様から暖かいねぎらいの言葉を賜りまして、感激。
 そのせいか、ちょっとテンション上がっちゃったので、早速HTさんに一条祭を見てもらうべく、カバンからさっきの荷物を取り出し、エレベーターの出入り口真正面で自慢自慢。
 さっきの感動の場面を自ら台無しにするワタクシ・・・w。
 ところが、現場はそんな空気ではなく、なにやらわたわたしてる模様。なんでも、ノモトさんにトラブルが発生してしまい*3、現在都心で足止めを喰らってる模様で、最悪ライブに間に合わないかも・・・との事。
 そんな風雲急を告げる事態だったので、あんまアホな会話をしてるのもナニでしたので、素直に入場。幸い、あんま客もいなかったwんで、ステージ前方にパイプ椅子を設置し、そこに腰を下ろして観るコトに。
 トップは、MY HEAD SWIMS。昨年末、GAUGE MEANS NOTHINGの解散ライブのときはマトモに観れなかったんで、今回はじっくりと。
 ダンサブルなビートを基調としたディスコーダント系HC。ちょっとヒネりを効かせつつも、なにげに楽曲がキャッチー。この日は、ちょっとファニーな面を前面に押し出してたせいもあり*4、あんま緊張感は感じられなかった。普段からこういうスタイルなんだろうか。痙攣するようなアクションのギターが良い味出してますたが、アクションのみならず、ギターの音の重ね方なんかも面白くて、必然性のあるツインギターってな印象・・・とは言え、全体を通しては気迫も感じられず、かといって楽しい気分にさせてくれるわけでもなく、イマイチな印象。
 駄菓子菓子、ラストに演奏した"日曜貴族"って曲にヤられた。怒濤の展開を見せる抜群の楽曲のクオリティと、それに呼応するかの如きテンションの高い演奏とが相まって、圧巻。この1曲で、それまでのマイナスを帳消し*5にするぐらいの破壊力がありました。やれば出来るんじゃんw。終始あれぐらいのテンションを望みたいものです。
 次いで登場は、SPLIT SECOND SKATER。このバンドは、昨年の夏に一度観てるのですが、ちょっとthrash入ったYouth Crewサウンドが持ち味。アクションも派手で、なかなか人気がありました。
 久しぶりに観たんですが、アクションのヴァリエーションは豊富になっていて、勢いを感じさせてくれました。楽曲にも個性が出てきて、ちょっと変わったYouth Crewっぽいテイストを披露。でも、個人的には、後半の畳み掛けるような、FastでキャッチーなYouth Crew路線を連発するスタイルのほうが、しっくりきたかも。若さ溢るる溌剌としたステージングが眩かったです。
 三番手はNEOTENY。相変わらずファニーな要素を散りばめつつも、演奏自体はきっちりしてるトコは、流石と言うべきか。ディスコーダントなスタイルに歌モノの要素を加え、独自の世界を切り開いておりまして、刺激的。年末に観たときよりも、安定感が増してた印象。ちなみに、今回はお約束のMCが殆ど無くて、ちょみっと寂しかったりw。
 続いて登場したのは、この日の企画の主催であるVanillaBones Jr.。これがまた、なんとも摩訶不思議なバンドでして、曰く形容し難いサウンドを展開。とにかく、びっくりするぐらいワンパターンな曲調でして、スピード感の無いツー・ビート*6を連打し続けるDs、色気の無いベタ弾きなベース・ラインを黙々と弾き続けるB*7に見舞われるも、いつもの音圧こそ無いものの、幾重にも繋げられたエフェクターを通って放たれた歪んだ電子雑音を、緩急を使って展開しまくり、しっかりと奇天烈なサウンドを仕立て上げてました。無論、演奏中は痙攣しまくりw。
 そんな5人から発せられた音は、ドス黒い情念を纏った巨大な轟音のうねりとなって観客に襲い掛かる。この、空気の色が染め上げられる感覚は、何度味わっても曰く形容し難いものがありますな。
 そんな轟音天国を満喫し、終演。
 終演後は、お約束のパターンで、ダラダラとくっちゃべりながら、ゆるゆると打ち上げに参加。前述したように主宰はいませんでしたがw、代わりにNEOTENY仕切りで打ち上げ開催。熱いノマカプ話や明日のコミティアについてとか、ロクな話題が飛び出さない会話を延々展開してますたw。
 打ち上げ後、機材を置いていたRinky Dinkに舞い戻ると、打ち上げに不参加だったIUさんらがダベっておりまして、合流。ここで、遠路埼玉から来ていたKNさんがダウンし、ソファで熟睡。
 小1時間ほどダベったところで、俺、HTさん、KRさん、IUさん、KNさんの面々は撤収。が、KNさんは完全にダウンしてたので、皆で担ぎ上げて車に押し込む。前後不覚左右無知状態のKNさんを見たのは初めてだったので、なんか新鮮だw。
 車で移動しながら、次の行ってを思案。個人的には疲労を感じてなかったので、もう少しあそびたいにゃ〜と思ってたので、なんとなくドライブをおねだりし、皆の了承を得る。
 ひとまずウチに行き、荷物を降ろした後、ドライブ開始。特に当て所も無かったので、IUさん推奨のルートである多摩川沿いを走るコトに。道中、すでにKNさんはダウン状態、HTさんも途中までは喋っていたものの、気がついたらダウンしており、意識があるのは3人だけ、という体たらくw。俺のiPodから適当に曲をチョイスしつつ、夜の街をひた走る。
 川崎に近づいた頃、唐突にHTさんが復帰しw、車内は賑やかに。が、KNさんの調子が悪そうだったので、川崎のとあるコンビニに着いたのを契機に、折り返して戻るコトに。
 帰りは、音楽ネタを中心にトーク。NUKEYやBEYONDSで盛り上がったり、LIGHTNING BOLTをKRさんに薦めたり、screamoの解説をしたり、90年代初頭のUK Guitar Popネタや、ガンズとかで大盛り上がりするのも、いとおかし。
 そうこうしてるうちに、時刻は5時前。ようやく我が家に辿り着き、一旦KNさんを降ろし、ウチで寝かしつけるコトに。HTさんを伴って我が家に迎え入れたのですが、軽くひき気味な二人の息遣いを敏感に感じ取るワタクシ・・・w。ともあれ、寝床の支度を整え、KNさんを休ませる。
 で、俺とHTさんは再び車に戻り、KRさんの始発までの時間潰しに付き合うべく、近場のドトールで休息。この頃になると、すでに全員ダウン寸前でグダグダ。結局、小1時間ほどダベったのですが、肝心のKRさんが早朝の電車で帰るのを諦め、IUさん家で仮眠をとるコトを決意。代わりに、HTさんが6時過ぎの電車で離脱し、本格的にお開きに。
 俺も家まで送ってもらい、皆と別れる。帰宅後、なにはともあれ入浴を済ませ、自室に戻ると、KNさんは就寝中。我が家の布団は1組しかなく、それは使用中・・・っつーコトで、KNさんが起きるまで、俺は横でお仕事w。
 結局、9時半過ぎにKNさんは起床。特に具合が悪そうじゃなかったので、なにより。そのまま、LIMP WRISTとかBORISとかの映像を見たりしつつ、13時頃までくっちゃべっちゃいました。
 本来なら駅まで送りたいトコなのですが、足の状態がナニなので、駅までの道を教え、お別れ。こうして、怒濤の一日が終わったのでした・・・。かなり眠くてクラクラしてたのですが、その後も寝ずに作業をこなし、AM1時過ぎに半失神状態で床についたのでした。どっとはらい

*1:つっても、まだ足は軽く引き摺るんですが

*2:階段昇降は負担がかかるので、まだ一段ずつの昇り降りなのねん

*3:交通事故とか急性疾患といった生命に関わるクリティカルな事態じゃなかったです

*4:なんか、一部メンバーが顔に落書きとかしてたしw

*5:プラスにはならなかったがw

*6:ダメなBlack Meatlみたく、体感速度が遅い

*7:数曲凝ったラインがあったw))、若干色気を感じさせるプレイを見せつつも、歯切れの悪いモワっとした音色でUS風味なリフを刻むG・・・。  なんというか、80年代初頭のUK Hardcore Punk黎明期を彷彿とさせる、なんともマニアックでオブスキュアなサウンドなのですが、曲調はUS風味だし、微妙に今っぽいメロディックなテイストが混ざってたりして、どう考えても計算ずくで展開されてる路線ではなく、天然と思しきトコが素敵すぎです。  現代に於いて、こんなスタイルのバンドがナチュラルに活動をしているという事実に驚きを禁じ得ません。俺は、あんまマニアックな知識を持ち合わせてないので、このバンドの魅力を上手く説明出来ませんが、好事家の方は食いつくんじゃないかしら?Punk & Destroyとかにデモを卸したら評価されるような気もしますが、はてさて。惜しむらくは、爆発力に欠けるトコか。これで空回る情念とかが含有されていたら、かなりのモンだと思うんですが・・・気のせいかw?  どうでもいいですが、そこら辺の話を打ち上げの時に詳しく訊こうかと思ってたのですが、メンバーは全員打ち上げに不参加だったので、真相は藪の中・・・。不思議なバンドだ・・・。  お次はROCKiN' WRECKER。Raging Thrash風味なサウンドをベースに、時折妙にポップなメロディやコーラスなんかも絡めていく、スリー・ピースのHCバンド。メンバー全員がvoxをとるスタイルで、時に叫び、時に歌い、時に咆哮する。演奏も、なかなか気合が入ってて良いカンジ。特にBの方は、なかなか。  まだまだ情念とかが足らなかったり、専任のvoxがいないんで、ちょっとステージングに締りがなかったりといった具合に課題も多いのですが、確実に面白くなるであろうバンドですんで、とにかく継続して欲しいなぁ。  トリはTRIKORONA。ノモトさんはなんとか間に合ったものの、今度は機材トラブルが発生し、前途多難風味・・・。  駄菓子菓子、蓋を開けてみれば、ドス黒い暗黒の瘴気を撒き散らしまくり。この日、傍から見てる分には絶好調だったコヤマさんは、激しく動きまわりながら咆哮しまくり。声もよく出てたし、情念剥き出しでカッコ良い!  Gのコレエダさんは、残響音の彼方で鋭利なリフを切り刻みつつも、細かく出音をコントロールしながら楽曲を彩る。  Bのダイケンさんは、今回手薄になった低音域をカバーし、地の底を這いずりまわるベース・ラインを披露。  Dsのハットリさんは、ブラストも織り交ぜながら、パワフルでタイトなドラミングで、バンドの屋台骨を支える。他のパートの轟音の中にあっても、しっかり生音で聴かせるパワーは凄いな、と。    そしてノモトさんは、度重なる機材トラブル((本来の主力武装であるシンセ・モジュールが不調→旧主武装だったアナログ・シンセを投入も、トラブルにより音が鳴らず、結果的にカシオトーンという懐刀での戦いを余儀なくされた