1/21"NANA MIZUKI LIVEDOM 2006-BIRTH-"@日本武道館

開場前の風景

  つーワケで、またしても、行ってきました武道館。が、武道館に行くまでが、それなりに大変だったり・・・。
 なんせ、ご存知のように、東京は久方ぶりの雪に見舞われまして、朝起きたら一面の銀世界・・・。4時頃には降ってなかったのに・・・。とりあえず、ネットで現地の情報を仕入れつつ、暖をとる。物販が気になるトコでしたが、サイトで見る限り、Tシャツやパーカーのサイズ表記は無し。昨年の夏のときもXLサイズは無かったので、今回も無いと勝手に判断し*1早めに会場入りして物販の列に並ぶ、という選択肢を排除し、開場ちょい前の現地入り、というプランでいくコトに。
 水樹奈々のCDを聴きながらダラダラと仕事をしてたら、あっという間に時刻は16時を過ぎまして、そろそろ支度を整える時間に。防寒&雪対策に、引越しの時以来しまいっぱなしになっていたトレッキング・ブーツを引っ張り出し、装備を固める。そして、足元に不安の残る路面状態に考慮して、早めに出発・・・って外、寒ッ!
 速攻でニット帽の上からフードをかぶり、限りなく怪しげなルックスに豹変w。路面状態は、案の定芳しくなく、しんしんと雪降りつむ中、いつもよか歩幅小さめで、ちょこちょこと駅に向かって進行。ウチの方面はアンジュレーションに富んだ地形で、しかも行きは下り坂が多いため、雪に慣れなてない身としては、勢い、道中俯きっぱなしっつーかw。
 ともあれ、なんとか駅まで辿り着く。道中、何度かコケかけたのは、ココだけのヒミツw。
 電車のダイヤに乱れも無く、九段下まで、さっくりと到着。時刻は17時40分頃だったので、そんなにそれっぽい方々が大挙して降りるってコトも無く、わりと平穏だにゃーなどと思ってましたら・・・甘かった。改札を抜けると、それっぽい方々がわさわさとあっちゃこっちゃに溜まってまして。待ち合わせしてるっつーよか、開場時間まで、暖かいトコで時間を潰してるだけって気がしましたが、真相や如何に。
 そんな連中の脇をすり抜け、2番出口から地上に。外は無論雪景色でして、千鳥ヶ淵がなかなか綺麗・・・が、のんびりと景色を愛でるような状況下にはないのでw、人の流れに沿って、ゆるゆると歩を進める。道中、なんかの出店*2やらダフ屋やらを散見。でも、田安門へと至るちょっとした上り坂の路面が、シャーベット状になってたせいで、そんな人々を視姦する余裕などあろうはずもなく、注意しつつ、前へ前へ。
 田安門を2つ抜けると、見えてきました、武道館。会場周辺は、物販の列と、入場待機列の最後尾に向かう人々とが交錯してまして、なかなかごった返してまして。俺は、とりあえず写真を撮ったり水分補給したりしながら、そんな群集を視姦視姦。
 人が少なかったら物販をチェックしたいトコだったのですが、どう見てもそれは得策とは思えない並びっぷりだったので、早々に諦め、18時過ぎに入場待機列に並ぶ。2Fの入場ゲートは目の前なので、さっくり入れるのかと思いきや、列の流れは入場ゲートを横目に、歩道に沿って延々と続いてまして・・・。
 何処に向かってるのかさっぱり分からない列についていくと、科学技術館の前で列は折り返し、今度は公園内の歩道を通って武道館に向けて進んでいくという、なんとも回りくどいスタイル。結局、入場まで30分近くかかりましたよw。
 そんな入場待機列の長蛇っぷりとは裏腹に、入場時のチェックは相変わらず大雑把でして、軽くカバンの中身を覗いただけで、さっくりと入場。今回の席は、奇しくも昨年秋のI've公演のときと同様のブロックだったので、迷わずに館内を移動。座席もあっさりと見つかりまして、I've公演のときよか良い席だったので、軽くご満悦風味。でも、場内のBGMはCOLDPLAYじゃなかったよ・・・w*3
 座席には、例によってチラシ群が・・・って、あれ?なんかいつもとは違ったアイテムが添えられてますよ?それは、甲子園名物・ジェット風船*4。スタッフからの配給で、ステージから合図があったらそれを膨らませて、一斉に解き放ち、水樹奈々の誕生日を祝おう!とのサプライズ用アイテムだそうで。趣向を凝らしますなぁ。
 そんなアイテムとかに感心してたら、今日のチケットを手配してくださったSSさん到着。冬コミではお会い出来なかったので、昨年秋の田村ゆかりのコンサート以来の再会w。ヤな場所でばっか会ってるのねw。
 音楽やらアキバやらのトークに花を咲かせている間にも、着々と開演に向けての準備は進められる。アナウンスが終了したところで客電が落ち、ステージ両サイドに設置されたモニターに映像が映し出され、BGMが鳴り響く・・・。フロアも客席も極彩色のサイリウムに彩られており、実に綺麗。前も書きましたが、個人的には、統一されたカラーで彩られるよか、こういう風に銘銘が思い思いの色をチョイスしてるステージとかのほうが、見てて綺麗だと思うのですよ。ま、統一されたカラーの光景っていうほうが、アーティスト・サイドに伝わり易いんだろうけど。
 などとつらつら考えてたら。オープニング・ナンバーのイントロが響き渡る。やっべ!俺のお気に入りのナンバーである"RUSH & DASH!"じゃん!!初手からこの曲がくるとは思ってなかったので、嬉しい誤算。立て続けに"ミラクル☆フライト"というアッパー路線で飛ばしまくり。あぁ・・・なんでココはeM SEVENや20000Vじゃないんだろうw?こういう曲で好き勝手にスラムしたいにゃー・・・などと夢想に耽る間も無く、2曲やったトコで最初のブレイク。やたらハイテンションなトークっぷりが眩いw。
 ブレイク明けの曲はニュー・シングルからの曲、"光"。事前に買っといて良かったw。そして"Heaven Knows"〜"大好きな君へ"と続く。前回の公演*5では聴けなかった曲が続々と演奏され、ホクホク。
 "大好きな君へ"とかで顕著だったのが、サックス。元々フュージョン好きだった俺にとって、伊東たけし系な音色のサックスの響きは、かなりストライク。サックスあのパートのある曲だけでなく、ほぼ全曲に渡ってサックスがフィーチャーされており、それが非常に効果的だったと思う。楽曲に花を添えてたっつーか。
 この曲で衣装チェンジの為に水樹奈々さんが舞台からハケたので、インストで引っ張る展開に。このバックバンドは、派手さこそ無いものの、アンサンブルの妙が楽しめる、心地良い演奏を聴かせてくれるので、インスト・パートでもダレないのですよ。
 そんなブレイクを挟んで"Inside of mind"〜"Take a Shot"。そして、もっかいブレイク*6。で、そのブレイク明けの曲が、知らない曲だったのですが、"テルミドール"という曲で、なんでも「ノエル」かなんかの曲だとか。俺、キャラソング系は全く知らないという完全な勉強不足を露呈w。結構しっとり系の曲で、かなり良かった。この曲終わりで衣装チェンジだったので、またしてもインストで展開させるスタイルに。
 衣装チェンジも済ませたところで、ニュー・シングルからの曲、"BRAVE PHOENIX"に。曲名どおり、火柱が上がりまくり。一斉に炎上すると、2F席にいても熱を感じるぞw*7。そんな演出を差っ引いても、この曲はライブ栄えするなー。そっから"innocent starter"に繋ぐという「なのは」系コンボwの破壊力は、凄かったよ。
 ここでブレイク。前回もやったアコースティック・セットを今回もやるというコトで、まず披露されたのが"オルゴールとピアノと"。この曲、2ndに収録されてるんで、普通にアルバムの曲かと思ってたんですが、「メモリーズオフ2nd」のEDだったのね。
 しっとりとした曲が終わると、気がつけばステージ前方にグランド・ピアノの姿が。この日、俺にとって最高のサプライズが訪れる。なんと、水樹奈々さんの弾き語りスタイルによる"宝物"が披露されまして。この曲、俺、すげぇ好きなのですよー。よもやナマで聴けるとは思ってなかったので、テンション上がりまくりw。上から降る銀紙かなんかが、ライトに照らされ、眩い光を放つ中、切々と歌い上げられていく"宝物"は、ホント沁みた・・・emoすぎです・・・。
 駄菓子菓子、一点だけ最悪なコトがありまして。それは、後ろの席に陣取ってた連中。コンサートの最中、のべつ幕無しにベラベラとどうでもいい薀蓄を垂れ流す会話を展開してやがりまして、あろうことか、バラード系のしっとりとした曲とかの最中にもくっちゃべってやがったのですよ。昔からのファンかなんか知らねぇけど、最低限のマナーも守れないような輩は「面を洗って出直して来い」って話ですよ?穴掘って埋めちゃえ。
 ま、俺の脳内フィルターで、そんな戯言はノイズ・リダクションしてあったけどなw。
 場内のモニターでは、水樹奈々さんに半生が映し出されるというオマケつきでしたが、曲に夢中さったんで、あんまちゃんと見てなかったりw。でも、そんな瑣末なコトなどどうでもいいぐらい、個人的には堪能させていただきました。素晴らしかった・・・!
 お次は、軽快なナンバー"ジュリエット"。これも2ndの曲だし、前回は聴けなかったしで、ありがたやありがたや。個人的には、ドラマティックな曲よか、こういう軽快なギター・ポップ系の曲のほうが好きなのねん。
 シングルB面曲だけど前回も披露された"好き!"を挟んで、この日最大のブレイクに突入。「ハッピー・バースデイ」の合唱と共に、ステージ前方からバースデイ・ケーキがせり上がってきまして*8。無事に蝋燭の火を消し終えたところに、さらなる一撃が。なんと、水樹奈々さんがファンだという、阪神の矢野捕手から、メッセージ映像&サインボールのプレゼントが!なにやってんだ、矢野www。
 そんな個人的には爆笑映像が映し出されているときに、ステージ前方でダンサーの姐さんたちが、前述したサプライズ用の風船を膨らませ始めていたので、俺も風船を用意。どうでもいいけど、阪神ファンかお子様持ちでも無い限り、いい年こいた大人が風船膨らませるコトなんて、限りなくレアなシチュエーションだよねーw。俺も、何十年*9ぶりに風船なんて膨らませたんだろうか?
 メッセージ映像が終わり、皆で一斉にジェット風船を放つ。極彩色の風船が武道館の中を乱舞し、次々と落下していく様は、なかなかの見ごたえ。場内の客電が点いていたせいもあり、じっくりその様を拝むコトが出来ました。
 ちょみっと涙ぐんだ水樹奈々さんではありましたが、ブレイク明けの"POWER GATE"では、しっかりとパワフルに歌い上げてみせる。周囲のコールっぷりにも力が入っており、NYHCかBoston HCかってなぐらいの男臭いシンガロングが周囲で炸裂w。
 で、インスト&衣装チェンジ・パート。サックス、やっぱカッコ良し。それが明けて出てきた出で立ちは・・・ゴメン、ジジィだからかもしんないけど、小説版ダーティペアみたい*10って思ったの、俺だけかにゃーw。
 そんな姿で、"WILD EYES"を歌いながらステージの端から端へ、所狭しと駆け回り、前回の〆の曲だった"New Sensation"を披露したりと、終盤になっても元気なタフネスを見せ付ける。2時間以上の長丁場を乗り切る体力って、ホント凄いよね。
 お次の"JET PARK"は、これもやっぱ前回聴けなかった曲。周囲の㌧㌦っぷりも沸点を迎えておりましてスゴスw。
 ここで、お別れの挨拶に続き、エモーショナルな曲紹介*11の後、最新シングルのタイトル・チューンである"SUPER GENERATION"が初お目見え。軽快なギター・ポップ系のチューンに、ちょっとドラマティックな味付けをしてまして、個人的に、このバランスは好み。この曲を水樹奈々さん自身が作詞・作曲してるっていうのは、アレンジの妙を差っ引いても、驚嘆に値するかと。この調子なら、来春予定されてるニュー・アルバムには、何曲か自作の曲も収録されるんじゃないかしら?
 メインのステージが終わり、場内は非常にカオティックなwアンコール・モードに突入。アンコールのコールに統一感が無く、銘銘が好き勝手にコールしてるので、ものなにがなんやらw。SSさんの話によると、水樹奈々には、現場を仕切るような有力な人物や団体が無いらしく、それが元でサイリウムの色やアンコールのコールなども統一されてないのだとか。ま、俺としては、こういうカオティックな空気のほうが好
きなんで*12このままの体制を維持していただきたいな、とw。
 そうこうしてるうちに、赤いゴージャスなドレスを身に纏った水樹奈々さん再降臨。そんなドレスに相応しく、アンコール一発目は、ストリングス隊*13を従えての"Tear's Night"。ここら辺の楽曲は、水樹奈々の真骨頂ってカンジだよねぇ。ここまでやられちゃうと、ドラマティック系がイマイチな俺でも素直に反応せざるを得ないっつーかw。素直にカッコ良いやね。
 そして、水樹奈々の最大のヒット・シングルである"ETERNAL BLAZE"。ヤケクソ気味に火柱上がりまくりwの中、歌い上げられておったのですが・・・個人的には微妙かも。原曲が打ち込み系のビートなんですが、この曲だけドラム・アレンジが上手くいってなかった印象があります。ちょっと違和感を感じたのは俺だけですか・・・?そうですか・・・。
 ここで再度メンバー全員引っ込んだのですが、当然のようにアンコールがかかり*14、メンバー全員ツアーTシャツ姿で再々登場。お約束のようなやりとりがあったのですが、すいません、分かんないですw。ラストは別のお約束を踏襲し、タオルを使ったアクションがデフォの曲、"BE READY!"。何度もステージ上やフロアで、各自が用意したタオルが宙を舞っておりました。こういうお約束は、ワタクシのようなズブの素人には敷居が高すぎですw。
 オーラスは、メンバー総出でのご挨拶や、お約束のコール&レスポンスw。そして、水樹奈々さん直筆のメッセージがモニターに映し出され、終演と相成ったのでした。
 四の五の言うのがヤボなくらい、楽しいひと時を堪能。楽しかったよ!
 終演後、SSさんと一緒に近場のマックで軽く談笑。あんまゆっくりお話が出来ませんでしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 そんなSSさんと九段下で別れ、帰路に。都心では結構雪も融けてましたが、郊外のウチ近辺はしっかりと雪が残っており、軽いアイスバーン状態w。なるべく起伏の少ないルートを選択し、ちまいまと歩いておったのですが、いつもショートカットに利用している公園を抜けていこうかと思ったら、大誤算。ほぼまっさらな状態の、一面の銀世界が広がってまして・・・w。退き返したらあきらかに遠回りになってしまうので、意を決して雪原に足を踏み入れたのですが、いきなり足首がずっぽりと雪にめりこんでしまい、大後悔w。でも・・・行くしかないんだよ。
 ヤケクソ気味に爆音でPOISON IDEAを聴きながら、雪原を横断。ずっぽずっぽ足が雪にめり込んでいくのですが、幸いなコトに粉雪系だったので、さして濡れたりはせずに済みまして。とは言え、素直な感想は「やるんじゃなかった」ってトコなんですがねw。
 そんなこんなで、ほうほうの体で帰宅したのでしたとさ。どっとはらい

*1:その後、現地で物販を購入したSSさんから、サイズはMとLしかなかった、との報告を受け、胸を撫で下ろすw

*2:生写真系だった気が

*3:PRODIGYとかの類の音

*4:水樹奈々阪神ファンだそうで。そして、この日は阪神絡みで、もう一つサプライズがあったのでした。それは後述

*5:昨年夏の@パシフィコ横浜

*6:今回は、前回みたく長いダンス・パートとかは無かったのですが、結構細かくブレイクを挟む構成でした

*7:数本ぐらいなら熱くない

*8:ちょっともたついてたけどw

*9:大げさw

*10:ヘソは出てませんでしたが、全身銀ラメで、ホットパンツ&ブーツ姿だったんだもんw

*11:この曲の最初の思い出を一緒に作って!みたいな

*12:田村ゆかりみたく、なにからなにまで統一されてるコンサートっていうのも魅力的ではあるのですが、俺みたいな素人には敷居が高いっつーか疎外感が強いっつーか

*13:他の一部の曲でも、ナマのストリングス隊を導入してました。でも、ちょっと音量控え目だったかも

*14:正しくは「もう1回」コールかw