• 千堂屋「少年帝国 総集編1」
  • 千堂屋「少年帝国4」

 後藤寿庵さんトコのサークルを初チェック。以前「Shot a しょた2」をreview*1した際にちらっと触れましたが、単独のエロ系の作品*2をじっくりと読んだのは初めて。
 「総集編」は、「少年帝国」の1〜3をコンパイルし、加筆・訂正した作品。誘い受け風味なショタっコであるマーくんを巡る物語でして、幼馴染のお姉ちゃんとか、同級生とか、実の姉とか、クラスメイトとか、担任の先生とか、実の母とかとくんずほぐれつ。・・・こうやって挙げてみると、炉だったり近親相姦だったりと、意外と鬼畜なカップリングが多いなぁw。
 内容としては、かなりオーセンティックなフォーマットに則ってまして、新鮮味は無いんですが、安心して楽しめる印象。なにげに全話連なってるせいもあって、連載作品みたい。
 隣のお姉さんネタでは、デッサンのモデルを頼まれ、半裸状態にされて・・・みたいなカンジで、マーくんの童貞喪失シーンを描いておりますw。ショタならではの初々しい仕草や表情が良い塩梅。やはり、ショタ系の作品はショタっコが可愛くてナンボですからねぇw。
 同級生との話では、ツンデレっつーか襲い受け風味な水村さんが登場。登場回数やポジション的に、このシリーズのヒロインと見て良いでしょう。一見無表情キャラっぽいんだけど、単に照れてるだけっぽい反応がナイス。隣のお姉さんとの回で風邪をひいてしまったマーくんを見舞いに来る水村さんが、「プリントを配りにきたついでだから」的なエクスキューズをするトコなんかは、ツンデレの王道ってカンジで良いですねーw。そして、「ジュースこぼす→タオルを渡そうとする→蹴躓いて抱きついちゃう」というお約束コンボも炸裂し、ベタベタなんだけどニヤニヤが止まらない展開も○。
 で、実の姉の話は、水村さんとの情事の模様をバッチリ知られてしまったマーくんが、お姉ちゃんに弄ばれてしまうってな内容。風呂場でのシチュとかがポイント。水中での射精シーンは、なかなかマイナーなシチュエーションかと。さらに、仮性包茎を剥かれてしまうシチュなんかもあって、マニアにはたまらないw。
 お次の話は、マーくんや水村さんのクラスメイトたちにマーくんが襲われて・・・ってな話。おにゃのこ2人に裸に剥かれちゃうマーくんの受けっぷりが眩いw。それを救出に来る水谷さんは、まさにヒーローw*3
 襲った2人を裸にひん剥き、その眼前でマーくんにフェラ。それを見て発情しちゃった2人を抱いちゃって*4、ラストは水村さんで〆。着実にラヴラヴ度が上がっていってる点も見逃せない。
 先生との話は、学校で水村さんと致しちゃってるトコを先生に見られてしまったので、口封じも兼ねて先生を篭絡ってな内容。先生とマーくんとの情事を、ロッカーの中から覗きながら自慰に耽る水村さんが、良い味出してます。
 母との話は温泉ネタ。水村さんも連れ立って温泉旅行にきたマーくん一家ってな設定。露天風呂で水村さんと姉に抱かれちゃったり、夜、母親に夜這いされちゃったりと、マーくん大活躍w。母親との情事のしっとりとした味わいは、なかなかemoくてナイス。オチの軽妙なノリは、往年のテイストをちょっとカンジさせてくれますね。
 同シリーズの最新刊である「4」では、マーくんのクラスメイトの男のコが登場・これが日焼けの似合うはっちゃく系キャラでして、マーくんの姉との屈託の無い情事を披露。こういう系統のキャラは、より真性なショタ好きじゃないとキツいかも?
 一方のマーくんは、買い物途中に水村さんと出会い、そのまま水村さんちでしっぽりと逢瀬を楽しんじゃったり。前述のカップルとは裏腹に、こちらはお互いの名前を呼び合いながらの愛あるsexが眩くて素敵です。
 シリーズ前半はわりと普通のノリなのですが、後半になるに従って、持ち前のコミカルなエッセンスを隠し味として効かせきて、それが良いアクセントとなってます。恋愛模様なんかもきっちり織り込まれてるので、物語としての続きも気になるし、さすがはベテランってカンジの仕上がりです。多少なりともショタ属性がある方は、是非。
HP>http://www.juangotoh.com/

*1:http://d.hatena.ne.jp/PIG-M/20041222#p4

*2:昔の単行本とかは持ってるし

*3:学校での水村さんの立ち位置も分かり、キャラへの理解も深まったり

*4:厳密には水村さんの指示の下、抱かされてるんですがw